ルアンパバーンでの托鉢やモーニングマーケットを観た後、引き続き観光を。
ワットマイ


1788年に建設が始まり70年かかった。
もともと「ワット・マイ・スワンナプーム・アハーン(アラーム)」というお寺で、スワンナプームは美しい王国という意味。
1821年に改修され、お坊さんの学校も併設。

本堂正面のレリーフは1960年代に
作られたものだが、インドの叙事詩である
「ラーマーヤナ」について描かれている。


現在は使われていないラオスの古い紙幣の
50キープや10キープで綺麗に作られたお供えなども。

正面から見た仏像の裏側にも
何体もの仏像がある。
真後ろにある小さな仏像は
手前の大きな仏像で何も前が
見えないのが何だか不思議だったが
後ろの仏像の方が古いのだそう。

門のところには、まるでカンボジアはアンコールワットにある
アプサラである女神像のようなものが。

壁にも多くの仏陀像。

8月のレースに使われるボートは40人乗り。
僧侶は乗らず、村の人達が参加する。
昔は一木造りだったが、現在は2~3本の木による寄木造りとのこと。
旧王宮 ルアンプラバーン国立博物館


15県があったので15匹の龍、
そして3つの顔の象が描かれている。
内部はとても素晴らしいのだが、バッグ類も全て預け、勿論写真撮影も禁止の為、内部の画像はない。
・内部の手前の玉座は、中央が徳の高い僧侶で左右の席が王様用。
・王様の謁見の間では、月下で男の子が笛を吹く姿が描かれている。当時は、教育がいきわたっていない為、楽器が出来る男性に人気があり、男性が女性をナンパしている絵でもある。
・ドラの上に親子の蛙の像があるが、雨と多産の蛙をモチーフにすることで、繁栄を願っていた。
・1930年頃の日本のガラスも使用されたガラス製の壁画もある。
・玉座の後ろの壁画には、右側に仙人、左側に一般の国民が描かれ、桃太郎のように仙人が大きなものを造り、そこから人間が生まれるという寓話も描かれている。
・ラオス国王は内戦後、現在もフランスに住んでいるが、4月の新年の時には3~4日間は帰国する。
・最後の部屋には、各国からの贈り物が展示されている。
日本からは伊万里などあったが、アメリカからは月面に到着したアポロのミニチュア(単なる自慢?)

博物館内部には、54キロとも言われるその80%金の仏像が安置されていて、それを移動させ新しく安置する為に、1996年からこの建物が建築されているが、未だ完成していない。
因みに、現在博物館にある仏像は実は模型で、本物は公表されていない場所に隠されていると言われているのだとか。。。


王宮内にあるガソリンスタンド
数多くのアンティークな外車も倉庫に収めってあったが、それも写真は不可だった。
ワット・シェントゥーン


ルアンパバーンのシンボル的で神聖なお寺。
大きく湾曲した屋根はルアンパバーン様式で、雛鳥を守る母鳥をイメージしており、風を逃がして建物が壊れないようにしている。
ビエンチャンの商人が、北部に塩を持っていくとお金持ちになるという夢を見たことから、ルアンパバーンに塩を運ぶ商売を始めお金持ちとなる。その業績をたたえて、セーターティラート王がこのお寺を1560年に建てたという。
昨年改修された。現在70名ほどの僧侶がいる。
中央の入り口が王様専用の入り口、
左右が一般人だった。

太陽、星、月、鳥などが描かれた
天井画も素晴らしい。

ここにも水を流すものが設置され、
龍のといのようなものをつたって来た水が
輿の中の仏像にかかるようになっている。

建物の背面にはボダイジュのモザイク。
かつてここに立っていたとされる高さが
160メートルのボダイジュがモチーフ。

若いお坊さんが一生懸命、金箔を貼って補修していた。

霊柩車の車庫がある。
1960年に使われた最後の王様の霊柩車で、中央の天蓋の下にある骨壺が王様用。手前と後ろにも骨壺があるが、それは親戚用のもの。

霊柩車用の車庫ですら、壁には綺麗な装飾が施されている。
昔は、水牛の皮も使って内壁を塗られていたのだそう。

赤いお堂の中には、小さな仏像が手前に置かれていて、願い事をして頭上までそれが持ち上げられると願いがかなうのだとか。
宿六は気合を入れて持ち上げていたが、とても重たいので、私は浮かせることも出来ず、、、


シェンクワンと異なり、標高がやや低くなっていることもあってか、日差しが強くて暑いので、日傘を使っている人も多い。
因みにバイク3人乗りは違反とのことだが、当たり前のように見かけた。


あちこちに祀ってある祠にも傘が。
お供えがてんこ盛り。
この後、カン川を越えて郊外にあるパークウー洞窟などへ。その様子は追って。
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