全国さくら名所100選になっている愛知県岩倉市の 五条川 沿いには、ソメイヨシノなどが約1400本がある。
昨年は、ちょうど満開の桜のもと、岩倉街道山車巡業で、山車の巡行やからくりの実演を楽しんだのだが(その様子は こちら)、今年はソメイヨシノの開花が早かった為、桜吹雪を体験しに行くことに。


川面を埋め尽くす桜の花びらが、花筏(はないかだ)を作っていてとても綺麗だった。
桜の花びらがまるでベルトのよう



この日は、「のんぼり洗い」 と言う鯉のぼりの糊落としも実演されていた。

川に浮かべられた鯉のぼりにも、桜の花びらが漂って来る。


本来なら、3基ある岩倉の山車が巡行する日だったのだが、あいにくのお天気で順延。山車を山車蔵に観に行ってみた。

寛永3年(1626年)に制作され、現在は再建されたもの。からくりは、「那須与一」と「チリリ」という2種類があり、春は離れ業を行う 「チリリ」 を、夏の祇園祭の時には矢で的を射る 「那須与一」 が披露されるのだそう。
高さは8メートル。梶棒のそれぞれに5名ずつ、合計20名。他の関係者を含めると約130名が山車巡行にはかかわるのだそう。岩倉の山車は、「犬山型」の特徴である3段組の構造となっていると同時に、「名古屋型」に見られる車輪の輪懸や柱の外側に縛られた梶棒となっていて、両方の特徴を併せ持っているなど、色々なことを、中之町の方が説明して下さった。


下之町の下本町山車の前では、関係者の方々により、神事が行われていた。
上之町の大上市場山車は、あいにく山車蔵が閉まっていて観られなかった。


サギもお花見をしていた。

爆弾低気圧がやって来る前に、桜吹雪や花筏など、ソメイヨシノの有終の美を楽しむことが出来た。
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