開店されて10年目となる山の中にあるオシャレなお蕎麦屋さん。 メニューはわずか5種類のみで、天麩羅などもなく、お蕎麦のみという直球勝負のお店。
 
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焼き蕎麦がき 1050円
蕎麦がきは良くあるが、それをお団子状にして金網で焼き上げたものは食べたことがないので注文。お海苔を巻いて、お醤油をつけていただく。
結構しっかりしたお団子と言った食感。
 
 
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夜明け蕎麦 1575円
毎日は打たれないという二色蕎麦。一日限定10食程度とのこと。
闇夜の黒は極粗挽き田舎蕎麦で、夜明けの白は更科蕎麦で表現しているのだそう。
二色のお蕎麦をつなぎに0.12%の葉脈だけを使って打ち上げ、小麦粉は一切使っておられず湯ごねもされていない。
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二色のお蕎麦は、名古屋市内では「圓珠」 で
食べたことがあるが、その質は全然違って美味しい。
 
 
 
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極粗挽きおやまぼくち おろし蕎麦 1575円
「おやまぼくち」は山草で、キク科の植物。1日5キロ程度しか採取できないおやまぼくちの葉を1週間ほど煮込み、葉脈だけを採り出すのだそう。5キロの葉から50グラム程度の葉脈しか採れない。2キロの蕎麦粉に対し、0.15~0.2%となる葉脈3~4グラム使い、40~50分捏ねるとのこと。
辛み大根は、辛みとえぐみがお蕎麦のうまみと甘さを挽きたてるとのことで、「からいね」という品種が使われているが、それが使われるのは11月~5月までとのこと。
 
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ザラッと感も我々の好みで、非常に美味。
 
 
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そば湯も濃厚で美味しい。
 
 
 
 
 
 
 
 
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お店には、パーキングから木々を楽しめるようなアプローチを進んで行く。
 
 
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奥様が、我々がこれから高山に行くと言うと、
ロングドライブになるだろうからとお水をくださった。
 
 
 
 

以前にも書いたが、ここの庭樹には多くの野鳥がおり、窓際に置かれたヒマワリなどを入れた餌台にヤアマガラやゴジュウカラ、シジュウカラなどがやって来ていた。
 
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それにしても拘りのお店。
極粗挽きで、小さな石臼で二度・三度挽きにするが、手挽きと同じようにランダムに回転する石臼を使用とのこと。蕎麦つゆは、宗田鰹・むろ鯵の鰹節による醤油、天然ものの昆布、地元の天然カヤシメジの天日干しのもどし汁を使っている。
蕎麦粉も、色々。丸ぬき実、丸ぬき割り実、極粗挽き蕎麦粉、極細挽き蕎麦粉、更科蕎麦粉、甘皮粉、黒粉など。つなぎとしては、前述のおやまぼくちの葉脈のほか、山ぶどうの葉脈、母子草や綿花などの葉脈、木の繊維(0.5~0.8%)。
 
木曽と遠いのだが、機会があればまた是非行ってみたい美味しく素敵なお蕎麦屋さんだった。
 
 
長野県木曽郡木曽町新開8990
0264-27-6428