静岡県の由比では、桜海老を獲った後、天日干しをするのだが、その風景と富士山のコラボが素晴らしいとのこと。 
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ただし、週末に行く場合、土曜は漁をされないので日曜は干さない上、金曜も漁に出られるような天候で土曜も晴れなければ干さない。
金曜は天候が良くても土曜のお天気が悪ければ、収穫したものはそのまま釜揚げになるのだそう。また、桜海老漁は春と秋で、この春の漁は6月初旬までとのことだったので、富士山は見られなくても、美味しい桜海老や生しらすが食べられるこの時期に行くしかないかと、足を運んでみることにした。
 
河川敷に広げられた黒いネットの上には、おびただしい数の桜海老が広げられて干されている。
 
日本では駿河湾および近接の東京湾と相模灘に分布するが、漁獲対象となっているのは駿河湾のみとのこと。昼間は水深200~300メートルほどにいるが、夜には水深20~50メートルぐらいまで浮上する。国産の桜海老は、このように淡いピンク色で、輸入物がもっと濃いピンク色をしている。
・・・と、色が濃い部分があった。
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 近寄って見てみると海老ではなく、紐のよう。お聞きしてみると、なんとこれは桜海老のヒゲ。小さな桜海老だが、ヒゲは2メートルにも及ぶそうでこれを2時ぐらいまでの間広げ、一度は裏返して干し、海老せんべいや、ふりかけに使われるのだそう。
良く良く見ると、海老とヒゲをふるって仕訳しているとはいえ、海老がところどころにからまっていた。
  
天日干しされている淡いピンク色の向こうには駿河湾、そしてうっすら見える山は伊豆半島。
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そばの堤防沿いには、ハマヒルガオが綺麗に咲いていた。
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この日は、まず朝ご飯として、生桜海老と生しらす丼を 「SUNZOK」 で食べ、ここで天日干しなどを観てから、田子の浦漁港の漁協食堂 で再度、生しらす丼を食べるという生しらすの梯子をした。その様子は追って。