高速道路沿いに鳥注意の看板があり、朝夕に通ると、まるで道路沿いの樹に鳥がなっているような所がある。
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良く良く見ると、白い鷺だけではない。茶色の鷺、白・黒ツートンの鷺、白い鷺でも嘴が黄色かったり黒かったりとさまざま。パッと見ただけでもこんなに居る。

東名阪道の蟹江インターや弥富インター横にある木々に巣を作っているもので、その数たるや、おびただしい。横のフェンスは高速道路で、びゅんびゅん車が往来し、フェンスと反対側の側道も車が行き交っていて、何もこんな落ち着かない所に巣を作らなくても・・・と、とても不思議に思える。
インターチェンジなので四方を道路に囲まれ外敵の猫などが入り込みにくい点や、川や池等の餌場が近くに多くあるからなのだそう。
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鳥のことも鷺のことも全然良くわからないのだが、鷺は種類が異なっていても、一緒にコロニーを作るとか。真横を車が普通に走っている中、すっかりくつろいでいるコサギ(右)やゴイサギの幼鳥(左)も。
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それぞれ巣を作ってつがいになっているもよう。真ん中のサギは元気に鳴いていた。
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これを機会に少し調べてみたところ、「シラサギ」と言う種類はないとか!!
白い鷺は全部シラサギと思っていたのだが、コサギ、チュウサギ、ダイサギ、アマサギなどが居て、それぞれ嘴や目や足や指の色が種類によって異なり、加えて同じ個体でも、冬や夏、恋の季節にはその色が変わってみたりするそうで、にわか鷺ウオッチャーの私には難し過ぎる。。。この辺りでは、これらコサギ、チュウサギ、ゴイサギの他、アマサギも居るそうだが、アマサギが良くわからなかった。 ⇒後日、アマサギも発見。その画像は下↓に追記。
コサギ
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コサギの幼鳥かな?
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チュウサギ?
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ゴイサギも大きなコロニーを作っている。
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白・黒のツートンと茶色は全く別の種類かと思いきや、おとなが白・黒、若いと茶色。そして目の色も成長すると変わる。茶色地に白い斑点模様から「星ゴイ」と呼ばれることもあり、生まれてから3年ほどは茶色。
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これは未だ幼鳥でも若い方?
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白い鷺達に比べ、こちらは夜行性とのことで、寝ているものも多い。
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かと思えば、枝をくわえて飛んで来ては、一生懸命巣作りをしているゴイサギも。
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ゴイサギという名前の謂れは :
醍醐天皇(在位897年~930年)が平安京の御所の中の庭園に行った時、池にサギがいるのを見つけた。部下に命じてその鳥を捕らえようとしたが、簡単には捕まらず、その部下はサギに 「これは勅命である。」 と言ったところ、サギはおとなしく捕まった。天皇はこれに感心し、そのサギに五位を与えた、というもの。この話は平家物語(第五巻)、源平盛衰記、大鏡に記述があるのだとか。

動物園よりも、数も多く彼らのありのままの姿がすぐそばで見られて、面白かった。ただ、交通事故に遭った?と思われるものも何羽も見かけたが。

追記(7月7日’13) 高速道路沿いの樹に白いものが点在しているが、全部サギ。
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高速道路沿いには、鳥注意の看板も。
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この時はアマサギを発見。走る車から撮ったので、ピントがぶれぶれだが。。。
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