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一昨年、祇園祭の宵山に行った時は、暗くなって提灯の灯りがしっかり浮き立つ頃まで散策していたのだが、やはりとても大勢の観光客で疲れたので、未だ明るいうちに見て廻る方が空いているだろうと、早めにそれぞれの鉾町を訪れることにした。

それでも、夕方からは細い道なども歩行者の一方通行が指示され、四条通を渡るのすら大変な場所も。
ウイークデーだったこともあり、昨年よりもずっと少なく、27万人の人出だったとのこと。

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南観音山
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鉾や山によっては、お囃子の演奏をしていて、楽しめた。



巡行当日には、鉾や山に乗る人形やご神体などが、宵山では鉾町の町会所で展示されている場合もあり、そばで見学が出来るところも多い。

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鈴鹿山

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浄妙山
作業をされているところだった。

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黒主山

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八幡山

広い通りに鉾や山がある場合もあるが、そのほとんどは狭い道にあるので、両側の電柱にはぶつからないようにと黄色いカバーがされている。

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北観音山
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放下鉾
鉾によって、一般観光客に中まで見学させてくれるが、男性のみの場合や、男女ともOKの場合などさまざま。
月鉾
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函谷鉾
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菊水鉾

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霰天神山

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山伏山

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橋弁慶山
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町会所の2階に展示され、道からも眺められるようになっており、その2階にも一般の人が上がって見ることが出来る。

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占出山(うらでやま)

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日本三景を描いた胴懸や前懸なども披露されているのだが、何気に置かれた右手前の布にくるまれた太刀は国宝だったりする。

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孟宗山

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長刀鉾
長刀鉾の町会所の展示物は2日前の宵々々山の時に見ているので、その様子は こちら

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鶏鉾
町会所だけが展示をしているわけではない。
一般のお宅も、格子ごしなどから、その家代々に伝わる品々を展示しておられる。

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高士吟嘯弾琴図
江戸時代後期の絵師である岡本豊彦による。

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浮世絵の中でも摺物と呼ばれるものの複製。浮世絵版画は値段のついた売り物が多いが、摺物は非売品で、趣味人達が自分好みの版画を作らせ贈り物にしたもの。趣味を競う為に採算度外視で技巧をこらした品は、海外のコレクターが収集し、明治以降、海外向けとして摺物の複製品が作られ、これはそのひとつ。後世になって、日本のコレクターがそのコレクションを屏風にしたものとのこと。

33もの鉾や山があるので、全部を回りきることは出来なかったが、それでも十分に楽しめた。