祇園祭と言うと、山鉾巡行をメインイベントとして宵山などだけかと思いきや、7月1日~7月31日まで行われている長いお祭り。朝から山鉾巡行が始まった17日の夜、神輿渡御の神幸祭に偶然にも出会えた。
山鉾巡行の為の交通規制も解除された河原町界隈だが、装束の人達がやって来た。


神輿の先頭には、綾戸国中神社の御神体・素戔嗚尊の「荒御霊」をかたどった「駒形」を胸にかけた駒形稚児が馬に乗って先導する。山鉾巡行が終わり、交通規制は解除されていたが、この一団がやって来ると、お巡りさんが車などを静止するので、市バスもヘタをすると20分近く同じ場所で待たされ、歩行者も止められるが、誰も文句を言わずに見守っている。


山鉾巡行は、このお神輿渡御の為の道中の清めの儀式として、八坂神社の氏子圏の人が主体的に出すもので、神輿渡御は、本来の行事とのこと。
八坂神社から中御座神輿(なかござみこし)・東御座神輿(ひがしござみこし)・西御座神輿(にしござみこし)の大神輿3基に召した神々が各氏子町を通って、御旅所に渡るという神事。
宵々々山の時に八坂神社にあった3基のお神輿が、この日、それぞれ出発。

「三若」と書いた人達のお神輿が一団でやって来た。
三若 とは、三条台若中を略した呼び名で、古くは3基の神輿を三若が担っていたが、木屋町四条辺りの高瀬川船頭衆が 四若 として奉仕し、維新後は、これを手伝っていた東山三条の人達の奉仕により、昭和5年頃から「四若組(神輿会)」と称して現代に至っている。
一方、西御座については、大正13年に壬生村の人達に肩代わりしてもらっていたが、昭和22年以降は錦市場に移り、錦神輿会 と称して今日に至っている。


四若

ワッショイ などではなく、ヨイヤサー、ヨイヤサーの掛け声と手拍子で進んでいく。

後ろからは馬に乗った方も続く。

錦 は、「ホイット、ヨイット」の掛け声と共に神輿を上に持ち上げて、ぐるぐる回ったりもしていた。


そして後からはやはり馬に乗った方が。
お神輿1基は約2トンの重さがあるので、担ぎ手として300人ほどの人数が必要とされ、現在は800人を超える人達がいるとのこと。お酒の匂いも漂いつつ、それぞれなかなかイキの良い男衆の神輿行列で、お昼間の山鉾巡行とは全く違ったものとして面白かった。しかし、他所のお祭りで見るような荒々しさはなく、やはり雅な京都なのかなぁと思ってみたり。
今年の祇園祭では、14日の 宵々々山、16日の 宵山、17日の 山鉾巡行 (その様子は こちら、こちら、こちら)、色々長く見られ、最後には 神輿渡御 の神幸祭まで見られて、堪能出来た。
山鉾巡行の為の交通規制も解除された河原町界隈だが、装束の人達がやって来た。


神輿の先頭には、綾戸国中神社の御神体・素戔嗚尊の「荒御霊」をかたどった「駒形」を胸にかけた駒形稚児が馬に乗って先導する。山鉾巡行が終わり、交通規制は解除されていたが、この一団がやって来ると、お巡りさんが車などを静止するので、市バスもヘタをすると20分近く同じ場所で待たされ、歩行者も止められるが、誰も文句を言わずに見守っている。
四条河原町の交差点


山鉾巡行は、このお神輿渡御の為の道中の清めの儀式として、八坂神社の氏子圏の人が主体的に出すもので、神輿渡御は、本来の行事とのこと。
八坂神社から中御座神輿(なかござみこし)・東御座神輿(ひがしござみこし)・西御座神輿(にしござみこし)の大神輿3基に召した神々が各氏子町を通って、御旅所に渡るという神事。
宵々々山の時に八坂神社にあった3基のお神輿が、この日、それぞれ出発。

「三若」と書いた人達のお神輿が一団でやって来た。
三若 とは、三条台若中を略した呼び名で、古くは3基の神輿を三若が担っていたが、木屋町四条辺りの高瀬川船頭衆が 四若 として奉仕し、維新後は、これを手伝っていた東山三条の人達の奉仕により、昭和5年頃から「四若組(神輿会)」と称して現代に至っている。
一方、西御座については、大正13年に壬生村の人達に肩代わりしてもらっていたが、昭和22年以降は錦市場に移り、錦神輿会 と称して今日に至っている。

三若のお神輿の後を、輿?に人が実際に乗って続いていく。

四若

ワッショイ などではなく、ヨイヤサー、ヨイヤサーの掛け声と手拍子で進んでいく。

後ろからは馬に乗った方も続く。

錦 は、「ホイット、ヨイット」の掛け声と共に神輿を上に持ち上げて、ぐるぐる回ったりもしていた。


そして後からはやはり馬に乗った方が。
お神輿1基は約2トンの重さがあるので、担ぎ手として300人ほどの人数が必要とされ、現在は800人を超える人達がいるとのこと。お酒の匂いも漂いつつ、それぞれなかなかイキの良い男衆の神輿行列で、お昼間の山鉾巡行とは全く違ったものとして面白かった。しかし、他所のお祭りで見るような荒々しさはなく、やはり雅な京都なのかなぁと思ってみたり。
今年の祇園祭では、14日の 宵々々山、16日の 宵山、17日の 山鉾巡行 (その様子は こちら、こちら、こちら)、色々長く見られ、最後には 神輿渡御 の神幸祭まで見られて、堪能出来た。
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