先日、南アの貨幣には、ビッグ5と呼ばれる動物達が描かれていることについて書き(その様子は こちら)、コインも併せて画像をアップしたのだが↓、なんとそのうちの一枚のコインがレア物だったことが判明!

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このうちの下段一番右の50セント硬貨がレアなもの。
全く知らずに、先日の記事アップ後、中華食材店でお豆腐などを買って支払う時にこのコインを使った。すると、お店の台湾系のおばちゃんが 「これは南アのコインじゃない!」 と突き返されてしまった。

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おばちゃん曰く、「Afrika Borwa」 というのは南アではない他の国のコインだと。

???と思ってちょっと調べてみたところ、なんとなんと!!!
オークションに出ているぐらいのレア物で、50セント(約5円)が、9.9ランド(約1000円) となっている。
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中には、1000ランド(約10000円)でスタートとしてオークションに出している人もいたが、勿論高過ぎて買い手は現れなかったようで、打ち切りになっていた。

何故、そんなに希少価値なのかと言うと、2002年にサッカーのワールドカップの韓国大会に出場した記念に、サッカー選手がドリブルしている姿をモチーフとした50セント硬貨を約800万枚造り、そして、2003年には、ICCクリケット・ワールドカップ・サウスアフリカとしてホスト国となったことを記念して、11,749枚を造った。クリケットの選手がボールを捕球しようとしているところがモチーフなのだとか。

因みに、Afrika Borwaという言葉は、北ソト語やソト語で南アフリカを表す。
11もの言語を公用語としている南アは、毎年、その11の言語で表記したコインを発行しているのだとか。
調べてみると、なかなか面白かったので、詳しいことは次の その3 で。

何はともあれ、台湾系のおばちゃんが、ソト語がわからなかったお蔭で、再び我々の手に舞い戻って来てくれたラッキーコインとなった。おばちゃんに謝々。