セントルシア湖のボートツアーに参加した後(その様子は<3>で)、午後からはクロコダイルセンターに行くことに。
St Lucia Crocodile Centre セントルシア クロコダイルセンター
ここは自分達で勝手に廻るだけの小さな所。


毎年11月に、メスは深さ45センチ程度の穴を夜更け頃から掘り、平均45個(20~70個)の卵を産んで砂をかける。90日間は卵は母親によって守られ、地下で殻を破る音が聞こえると、母親は巣を開ける。そして、舌の下側と顎との間に、赤ちゃんワニを何匹も丁寧に入れ、水の中に放してやる。全ての卵がかえるまでずっと同様に行い、その後さらに90日間は赤ちゃんワニを守ってあげる。
3歳になるまでは捕食者による危険があり、約2%しか生き残れない。このセンターでは、毎年500個の卵を1月~2月に孵化させている。寿命は、長いもので100年にもなる。商業ベースのワニは、4~5才ぐらいが良いのだそう。皮はなめされ、あばらから尾にかけての肉はレストランに、他の部位は薬として売られる。その際には、発育を促進させる為に32度の環境下で育て、18か月~2年でその大きさとなる。尚、卵の温度によって雌雄が決まる。


こんな看板が平気で園内にあってみたりする。



ワニのいる池に張り出した樹木の枝には、ハタオリドリの巣が鈴なりに。


アオサギ Grey Heron Ardea cinerea


のんびり散歩をしていたが、ふと水面に視線をやるとカバさん達が!!

St Lucia Crocodile Centre セントルシア クロコダイルセンター
ここは自分達で勝手に廻るだけの小さな所。

ナイルワニ Crocodylus niloticus
ナイルワニは、エジプトの南から南アフリカまで生息しており、許可なく捕まえたり殺したりは禁止されている。変温動物なので、気温が下がると血液の温度も下がって、動きが緩慢になる為、日向や日陰に移動して調節している。野生では、繁殖期のオスは、川の土手に縄張りを作って他のオスを寄せ付けず、近づくと争うことになる。
毎年11月に、メスは深さ45センチ程度の穴を夜更け頃から掘り、平均45個(20~70個)の卵を産んで砂をかける。90日間は卵は母親によって守られ、地下で殻を破る音が聞こえると、母親は巣を開ける。そして、舌の下側と顎との間に、赤ちゃんワニを何匹も丁寧に入れ、水の中に放してやる。全ての卵がかえるまでずっと同様に行い、その後さらに90日間は赤ちゃんワニを守ってあげる。
3歳になるまでは捕食者による危険があり、約2%しか生き残れない。このセンターでは、毎年500個の卵を1月~2月に孵化させている。寿命は、長いもので100年にもなる。商業ベースのワニは、4~5才ぐらいが良いのだそう。皮はなめされ、あばらから尾にかけての肉はレストランに、他の部位は薬として売られる。その際には、発育を促進させる為に32度の環境下で育て、18か月~2年でその大きさとなる。尚、卵の温度によって雌雄が決まる。

ニシアフリカコビトワニ Dwarf Crocodiles Osteolaemus tetraspis
アフリカ中西部に生息。大きくても2メートル程度なので、地元の人達に食用にされている。また、違法でペットの売買にされることもある。小さな流れや池に住んでいる為、産卵時は、ナイルワニのように穴は掘ると卵が流れてしまう可能性がある為、泥の山を作り、その上に卵を産み落とす。
こんな看板が平気で園内にあってみたりする。



ヒョウモンガメ Leopart Tortoise Stigmochelys pardalis
亀は、クワズルナタール州には、4種類がいる。そのうち、一番大きなもので、重さは30キロ、大きさは60センチにも及ぶ。ヴェジタリアンだが、ハイエナの糞や、骨なども食べる。
ワニのいる池に張り出した樹木の枝には、ハタオリドリの巣が鈴なりに。

ズグロメンガタハタオリ Village Weaver Ploceus cucullatus
オスが一生懸命巣作りをしていた。南の種類は北の種類とは異なり、頭が黒くないのだとか。

置いてあったパンフレット
オスが一生懸命巣作りをしていた。南の種類は北の種類とは異なり、頭が黒くないのだとか。

置いてあったパンフレット
「いかにワニに食べられないようにするか・・・」
・ボートに乗っている時に足を水に入れない。
・堤防で釣りをしている時に、そこで魚をさばかない。
・泳いだりぴちゃぴちゃ遊ばない。などなど・・・
Estuary Boardwalk 河口のボードウォーク

セントルシアの最南端の河口にボードウォークがあるので行ってみた。ここの注意書きには、カバ、ワニ、サメに注意と・・・

2007年から砂の堆積により堰き止められている。手前がセントルシア湖で、砂州の奥がインド洋。

アフリカトキコウ Yellow-billed Stork Mycteria ibis
・ボートに乗っている時に足を水に入れない。
・堤防で釣りをしている時に、そこで魚をさばかない。
・泳いだりぴちゃぴちゃ遊ばない。などなど・・・
Estuary Boardwalk 河口のボードウォーク

セントルシアの最南端の河口にボードウォークがあるので行ってみた。ここの注意書きには、カバ、ワニ、サメに注意と・・・

2007年から砂の堆積により堰き止められている。手前がセントルシア湖で、砂州の奥がインド洋。

アフリカトキコウ Yellow-billed Stork Mycteria ibis

アオサギ Grey Heron Ardea cinerea

オオハマボウ sea hibiscus Talipariti tiliaceum マングローブの林の中で咲いていた。

のんびり散歩をしていたが、ふと水面に視線をやるとカバさん達が!!

低くなったボードウオークは、どうやらカバさん達の通り道になっているよう。右側のブッシュの中では、カバさん?とおぼしき鳴き声が!



一旦ホテルに戻って近くのスーパーなどを散策。普通のスーパー、オランダ資本のSPARなのだがさすがにセントルシアなだけあって、水着などの他、釣り具店も顔負けのラインナップだった。



レッドダイカー Red Duiker オス Cephalophus natalensis
眼の下に黒い筋のようなものがあるが、この筋はダイカー全てに共通してあるもので、「臭腺」 と呼ばれる分泌線。この臭腺から分泌液を出し、縄張り主張などに使われているとのこと。ホテルの近くで見かけたのだが、我々の車に驚いて、いきなり180度方向変換、するとそこはフェンス、慌てて今度は90度方向を変えて猛進、またもやフェンス、、、と右往左往。これ以降、我が家ではレッドダイカーを 「パニクリ君」 と呼ぶことにした。
ナイトゲームドライブ
夕食の後、夜8時からスタートするナイトゲームドライブに参加した。

真っ暗な中、イシマンガリソ湿地公園のセントルシア湖の西側をドライブする。
すでに閉門している公園のフェンスだが、レンジャーさんが合鍵を持っていて、開ける。その灯りも我々のジープのヘッドライトのみ。
大きなヘッドライトのようなライトを2つ乗客に渡され、車の右側を照らす乗客と、左側を照らす乗客とに分かれ、目を凝らして動物達を探す。ライトを当てると、動物達の目が光るので、それで存在がわかる為。

見つけた! 種類はわからず。。。

眼の下に黒い筋のようなものがあるが、この筋はダイカー全てに共通してあるもので、「臭腺」 と呼ばれる分泌線。この臭腺から分泌液を出し、縄張り主張などに使われているとのこと。ホテルの近くで見かけたのだが、我々の車に驚いて、いきなり180度方向変換、するとそこはフェンス、慌てて今度は90度方向を変えて猛進、またもやフェンス、、、と右往左往。これ以降、我が家ではレッドダイカーを 「パニクリ君」 と呼ぶことにした。
ナイトゲームドライブ
夕食の後、夜8時からスタートするナイトゲームドライブに参加した。

真っ暗な中、イシマンガリソ湿地公園のセントルシア湖の西側をドライブする。
すでに閉門している公園のフェンスだが、レンジャーさんが合鍵を持っていて、開ける。その灯りも我々のジープのヘッドライトのみ。
大きなヘッドライトのようなライトを2つ乗客に渡され、車の右側を照らす乗客と、左側を照らす乗客とに分かれ、目を凝らして動物達を探す。ライトを当てると、動物達の目が光るので、それで存在がわかる為。

見つけた! 種類はわからず。。。

ウォーターバック オス Waterbuck Kobus ellipsiprymnus ellipsipriymnus

カバさん登場!


カバさん登場!

夜行性の為、セントルシアの街にも、夜な夜な家の庭や空き地の草を食べにやって来るので、夜間はカバさんに注意の道路標識もあるぐらい。
すると、なんとなんと、大きな大きな象さんに遭遇!!
一本道を走っていて、いきなりヘッドライトに浮かび上がった象さんと鉢合わせ! のっしのっしと真正面からやって来る! 象さんをやり過ごすようなスペースもなく、道をはずれるとそこは沼地や泥でタイヤが取られ動けなくなってしまうことから、ベテランレンジャーおじさんも真っ青になりながら、右側のライトと左側のライトを持っていたお客さんに、後ろを照らしてくれ~!と叫んで、慌ててどんどんバック。 バックすれどもすれども、象さんはやって来る。本来、動物を探しに来て追いかけるはずのゲームドライブだが、こんなアクシデントもあるとは。
結構、バックしてから、しばらく待つと、象さんは90度方向を変えてブッシュの中に入ったので、近くに戻って写真を撮りたいところだったが、群れで行動していて後から他の象さんがやって来る可能性があり危険だということで、そのまま広い場所でUターン。 バックする為に灯りを後方に向けていた為、ヘッドライトだけでは十分ではなく、向かって来る象さんが撮れなかったのが残念だったが、なかなか面白い体験となった。
やれやれと、別のルートを行けば、リードバックの群れに遭遇。
象さんに出くわして逃げたり、リードバックの群れに見つめられるなど、夜の方がより人間は無力だと痛感。暗闇の中というまた違ったゲームドライブも面白かった。
すると、なんとなんと、大きな大きな象さんに遭遇!!
一本道を走っていて、いきなりヘッドライトに浮かび上がった象さんと鉢合わせ! のっしのっしと真正面からやって来る! 象さんをやり過ごすようなスペースもなく、道をはずれるとそこは沼地や泥でタイヤが取られ動けなくなってしまうことから、ベテランレンジャーおじさんも真っ青になりながら、右側のライトと左側のライトを持っていたお客さんに、後ろを照らしてくれ~!と叫んで、慌ててどんどんバック。 バックすれどもすれども、象さんはやって来る。本来、動物を探しに来て追いかけるはずのゲームドライブだが、こんなアクシデントもあるとは。
結構、バックしてから、しばらく待つと、象さんは90度方向を変えてブッシュの中に入ったので、近くに戻って写真を撮りたいところだったが、群れで行動していて後から他の象さんがやって来る可能性があり危険だということで、そのまま広い場所でUターン。 バックする為に灯りを後方に向けていた為、ヘッドライトだけでは十分ではなく、向かって来る象さんが撮れなかったのが残念だったが、なかなか面白い体験となった。
やれやれと、別のルートを行けば、リードバックの群れに遭遇。

リードバック Common Reedbuck Redunca arundinum
灯りを当てると眼が光っているので、相当な数がいることがわかるかと。逆に我々がじっと見られていると言った印象だった。象さんに出くわして逃げたり、リードバックの群れに見つめられるなど、夜の方がより人間は無力だと痛感。暗闇の中というまた違ったゲームドライブも面白かった。
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