ミッドランドミアンダーは観る所が豊富。
ホーウイックの滝、カークルーフの滝、ボーア戦争の碑などを観た後(その様子は その1で)、故ネルソン・マンデラ氏が、逮捕された場所へ。

Nelson Mandela Capture Site
故ネルソン・マンデラ氏がこの地で逮捕され、27年の投獄生活を送ることとなった。逮捕から50年後を記念して、博物館やモニュメントが造られていて、この地域の観光のメインのひとつとなっている。
イメージ 1
左は、マンデラさんのお父さんである、Gadla Henry Mphakanyiswa Mandela。(1880~1928年)部族の長で、4人の奥さん、13人の子供がおり、伝統を重んじる人だった。右は、マンデラさんのお母さんである Nosekeni Fanny で、第三夫人。キリスト教に改宗し、息子や二人の娘達にもメソジスト派として洗礼を受けさせた。その為、マンデラさんはこの後ずっと、伝統や昔からの文化による価値観と、キリスト教による近代化との間で苦悩することにもなったのだそう。

イメージ 2
アパルトヘイト下の1946年に、6万人の炭鉱労働者によるストライキが行われ、労働組合の統率された行動に、マンデラさんは影響を受ける。しかし、12人の炭鉱夫が殺されて鎮圧された。

イメージ 4

イメージ 3

1962年8月5日(日)午後、マンデラさんは、セシル・ウイリアムズとダーバンからヨハネスブルグに戻る途中のここで逮捕され、1964年半ばには、ケープタウン沖のロベン島に投獄された。

イメージ 5
モニュメントまでは、その名も「Long Walk to Freedom」

イメージ 6
モニュメントは、南ア人芸術家のMarco Cianfanelli による「RELEASE」

イメージ 7

逮捕から50周年として、2012年に建てられたモニュメントは、10メートルの鋼柱50本による。
全体は、幅6.5メートル、高さ9メートル。50本の柱は彼の逮捕から50年という意味を表し、多数の人からなる全体像、つまり一致団結を示しているのだそう。一定の角度からだけ、マンデラさんの顔が浮かび上がるようになっている。

イメージ 8

イメージ 9
捕まった道の反対側にも、その日付を表すモニュメントがある。

イメージ 10
辺りには、派手な色の蝶が多数飛んでいた。アオタテハモドキ? (一緒か良くわからないが)
Eyed Pansy ♀? Junonia orithya madagascariensis ?

スイスランドチーズ Swissland Cheese

イメージ 11
山羊のさまざまなチーズを作っている農家。

イメージ 12
ちょうど行った時、山羊達に餌をあげつつ、搾乳が始まった。8月~5月の間、毎日午後3時半~4時半に搾乳する。時間になると、自然とやってくるのだそう。皆、早く餌が食べたいと見えて、押し合いへし合い。見ていると、次の回の先頭として列の最前列に居たオスが、くるっと振り返り、押すな!と頭で押し返していたのがおかしかった(↑上の画像)

イメージ 13

イメージ 14
色々と試食をさせてもらい、詰め合わせを。記憶が定かではないが、セットで1500円ぐらいだったかな。
①isinyani ズールー語で山羊。スモークしてあり、美味しい。
②ペコリーノ 8か月水分を抜いて固く仕上げているとHPにはあったが、それより若い印象。でも美味しい。
③ブリースタイル 塩分がとっても控えめ。
④クリームタイプ ハラペーニョか何かが入っているようで、スパイシー。ディップに向いていた。
⑤サンモール 3週間以上寝かせているとのこと。美味しい。
⑥シェーヴル とてもフレッシュで、ペッパーが周りに。
⑦シェーブル こちらには、ローズマリーなどハーブがまぶしてある。
⑧シェーブル 黒い灰がまぶしてあり、これも美味しい。
山羊のチーズ好きとしては、どれも美味しく、後日もわざわざ買いに行った。


Michaelhouse
イメージ 15

イメージ 16
1896年に、James Cameron Todd と言う人によってピーターマリッツバーグで、15名の生徒で創立。当初は St.Michael's Diocesan College。1901年にここに移転し、Michaelhouse と改名。南アでベストセラーになり、後に映画化もされた「Spud」の舞台になっているのだそう。

イメージ 17
教会内部も見学できるが、まるでハリーポッターの世界のよう。すれ違う中学生ぐらいのおぼっちゃま達は、見慣れないアジア人の我々に対してもちゃんと 「Hello!!」 と声をかけてくれる行き届いた躾けがされていた。

イメージ 18

イメージ 19
クリケット?の古い帽子なども飾られていた。

イメージ 20
中庭に通じる廊下に、生徒達の写真が貼ってあったが、見るからに良家のおぼっちゃま達でご利発そう。中には黒人の男の子も数名いた。

イメージ 21
広い校内は、570エーカー。(東京ドームで11.5エーカー)その広大な土地に560名の生徒のみという環境。
ラグビー場では、ゴールキックの練習中で、→の所にボールが。

イメージ 22
別のフィールドでは、クリケットの試合が行われ父兄も観に来ていた。

色々と盛りだくさんな一日だったが、これでも未だミッドランドミアンダーの一部しか見ていないので、また来なければと。