以前に、南アのタウンシップに関しては詳しく自分なりに調べたので(その1)、今回はその様子だけを。ダーバン近郊にある4つのタウンシップのうちの Kwa-Mashu。イメージ 1
1960年代から1980年代にかけてのアパルトヘイトの時代、人種ごとに住む地域が決められた。特に黒人・黒人と白人の混血・インド人は産業地盤の乏しい限られた地域に押し込められ、白人社会では安価な労働力としかみなされなかった。その法律によって大都市近郊で黒人が押しこめられた地域はタウンシップと呼ばれた。

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2011年の統計では、Kwa-Mashu だけで約176000人程が住んでいる。
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大型スーパーも。

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青空洋服屋さんがあったり、簡易なテント?での散髪屋さんがあったり。

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この日は、道の脇の雑草処理の為に火をつけていたようで、子供達が延焼しないように、境界線の所で、草などを使って火を消すお手伝いをしていた。

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道が全く整備されていない所に家を建てている所も多く崖?のような所を降りて来ていた。

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ようやく、南アのレストラン編の記事アップを始めたところだが、白人客がほとんどのオシャレなレストランも南アの現実、このようなタウンシップに住んでいる人達がいることも南アの現実。
この図は、Goldmansachs が昨年11月に発表した "Two Decades of Freedom 2013" から拝借したもので、縦軸は失業率、横軸はジニ係数(所得不平等度係数)とした、高い失業率と不平等について。(2012年)
この統計以降、世界の情勢も変わっていて、果たしてウクライナの位置が今はどうなったかは不明だが、この表を見る限りでは、所得格差と失業率の高さで群を抜いているのは南ア。
所得格差に着目した場合、続いてコロンビア、ブラジル、チリ、ペルーやメキシコ、中国、フィリピン、アルゼンチン、、、と続く。ここまでとは、今更ながら驚かされる。