ナイズナ Knysna を後にして、ポートエリザベスから車で1時間ほどの所にあるアドゥ・エレファント国立公園 Addo Elephant National Park へ。
ここは、ゾウの保護を目的に造られた国立公園で、ビッグ5 (ゾウ・ライオン・サイ・バッファロー・レパード) が観られるうえ、海のエリアではクジラ(時期によって)やサメが観られることから、「ビッグ7がいる」と唱っている。

ゲートを入ってすぐに一頭のゾウに出会えた。

バキバキッと、棘などはもろともせずに無心に食べていた。
動物が保護された国立公園が、南アの各地にあるものの、その成り立ちなどあまり知らないが、この国立公園の歴史がパンフレットにあったので、受け売りを:
もともと、野生動物の宝庫だったこのエリアに、1700年代からヨーロッパからの移民による入植が始まり、狩猟が盛んに行われ、象牙の売買がブームとなった。1879年にはこの地域の最後のライオンが、1853年にはこの地域の最後のサイが殺された。おまけに、博物館は動物達の標本を飾ることに執心。農地もどんどん拡充し、動物達の住むエリアを脅かすことで、ゾウが農地の収穫を食べてしまうなどし、農民が政府にゾウの駆除を求めて圧力をかけた。その為、1919年にはゾウを狩猟する許可を政府が出し、1919年~20年で114頭ものゾウが殺され、2頭の子ゾウはサーカスに売られた。その時、ゾウはわずか16頭になってしまった。
1925年に保護区が造られ、1931年には5000ヘクタールとなったが、その時にはゾウはわずか11頭。フェンスが造られていなかった為、人間のエリアから銃や火などで追い払ったりしつつ、観光も伴った餌付けをして人間のエリアにやって来ないようにしてみた。そうなると、ゾウは餌場から移動しなくなるなど健康面に問題が出てしまう。餌付けは徐々に辞め、ようやく1954年に2270ヘクタールにゾウの為のフェンスが造られ、22頭だったものが、1979年には100頭に増えた。そして現在は、18万ヘクタールに500頭以上が生息するに至った。
1995年にはカバ、1996年にはシマウマ、そして2003年にはカラハリ砂漠からライオン、ハイエナがクルーガー国立公園から運ばれ放たれた、とのこと。

ヒョウモンガメ Leopard Tortoise
Stigmochelys pardalis
道路脇をノソノソと歩いていた。


サバンナシマウマ Plains(Burchells) Zebra
Equus quagga


ホロホロチョウ
Helmeted Guineafowl Numida meleagris
大きな群れを
作っていた。
・・・と広い草原を見ていると、何かが走っては立ち上がり、また走って獲物か何かを探している。



グレータークドゥ
Greater Kudu
Tragelaphus strepsiceros
いつも見飽きるぐらいに見かけるインパラやニャラが、ここにはいない。ニャラは、南アでも東の方にしかいないのは知っていたが、インパラはアフリカ中にいるのかとイメージ的に勝手に思っていたところ、南アよりも北の方に多く、南アでは北東部にしかいないとのこと。


コシジロウタオオタカ Southern Pale Changing Goshawk
Melierax canorus


キノドミドリヤブモズ Bokmaklerie
Telophorus zeylonus


ムラサキテリムクドリ Cape Starling
Lamprotornis nitens


これはセッカなのかヒバリなのか???
ビッグ5がいると言うが、いかんせんとにかく広くて広くて探せない。大きな身体のゾウですら、ようやく見つけてもこんな感じだったりもする。


車から降りて景色が楽しめる展望台にあった
「ライオン注意」の看板。
夕方になってもゾウ5頭ぐらいしか出会えなかったので、最後に別の展望台にでも寄って帰るか、と道を曲がったところ、ゾウの群れに遭遇。
子ゾウも何頭かいて、食事の真っ最中。この道を先に進むと展望台なのだが、ゾウの横を抜けて行くには危険なので、諦めて帰ろうとUターンしたところ、大きなゾウと鉢合わせ!!

つまり、我々は群れと一頭に挟み撃ちされる格好に。。。

アジアゾウと異なり、気性が激しいアフリカゾウは、しばしば車などもその鼻を使ってひっくり返して踏みつぶしたりする事故もあるので、エンジンも切ってじっとしていたのだが、静かに通り過ぎて行ってくれて、ヤレヤレ。
牙を見るとそれほど長くないので未だ若いゾウなのかも知れないがそれにしても大きかった。
何事もなかったように、前に居る群れに合流して一緒に食べ始めた。
びっくりしたね~、と言いながら、国立公園の閉門が6時なので、帰ろうかと門へと続くメインの道に戻ったところ、またまた群れに遭遇!! 道の両脇で食事をしているのだが、子供のゾウ達は遊びたい盛りのよう。
長男ゾウ(雌雄はわからないがとりあえずお兄ちゃんとすると)が次男ゾウに乗っかって、遊び始めた。

楽しそうに遊んでいる兄達を見つけた末っ子

末っ子:
僕も仲間に入れてよぉ~!
お姉さん:
皆、遊んでないで
ご飯食べなさい!


なかなか面白い光景に出会えて、本当にラッキー。
しかししかし、ゾウの食事はこの後も道の両脇で延々と続き、閉門間近となって我々の後ろにも車が大渋滞。
一台の車と、車の窓越しにゾウを見ながら話していたのだが、我々が危ないよ!と言ったが、先頭を切って道路を門に向かって進んだ。それを見て、我々の後からやって来た一台も続いたので、だったら我々も列になって続いた方が安全かと進むことに。
するとすると、、、
1台目には無関心だったのだが、2台目(我々の前の車)が食事中のゾウの後ろを通ったところ、ご機嫌をそこねて 「パオーン!」 とチャージングされてしまった。続く我々はビックリで、一旦は停まったのだが、すぐ横にも子連れのゾウのいる群れの真ん中だった為、結局先へと進み退避した。しかし、後続の車達は来なかったので、果たしていつまで待っていたのか、どうやって逃げて?来られたかはわからない。。。
夕陽を浴びたゲームリザーブの草原がキラキラとまるで波のように綺麗だった。
ここは、ゾウの保護を目的に造られた国立公園で、ビッグ5 (ゾウ・ライオン・サイ・バッファロー・レパード) が観られるうえ、海のエリアではクジラ(時期によって)やサメが観られることから、「ビッグ7がいる」と唱っている。

ゲートを入ってすぐに一頭のゾウに出会えた。

バキバキッと、棘などはもろともせずに無心に食べていた。
動物が保護された国立公園が、南アの各地にあるものの、その成り立ちなどあまり知らないが、この国立公園の歴史がパンフレットにあったので、受け売りを:
もともと、野生動物の宝庫だったこのエリアに、1700年代からヨーロッパからの移民による入植が始まり、狩猟が盛んに行われ、象牙の売買がブームとなった。1879年にはこの地域の最後のライオンが、1853年にはこの地域の最後のサイが殺された。おまけに、博物館は動物達の標本を飾ることに執心。農地もどんどん拡充し、動物達の住むエリアを脅かすことで、ゾウが農地の収穫を食べてしまうなどし、農民が政府にゾウの駆除を求めて圧力をかけた。その為、1919年にはゾウを狩猟する許可を政府が出し、1919年~20年で114頭ものゾウが殺され、2頭の子ゾウはサーカスに売られた。その時、ゾウはわずか16頭になってしまった。
1925年に保護区が造られ、1931年には5000ヘクタールとなったが、その時にはゾウはわずか11頭。フェンスが造られていなかった為、人間のエリアから銃や火などで追い払ったりしつつ、観光も伴った餌付けをして人間のエリアにやって来ないようにしてみた。そうなると、ゾウは餌場から移動しなくなるなど健康面に問題が出てしまう。餌付けは徐々に辞め、ようやく1954年に2270ヘクタールにゾウの為のフェンスが造られ、22頭だったものが、1979年には100頭に増えた。そして現在は、18万ヘクタールに500頭以上が生息するに至った。
1995年にはカバ、1996年にはシマウマ、そして2003年にはカラハリ砂漠からライオン、ハイエナがクルーガー国立公園から運ばれ放たれた、とのこと。

ヒョウモンガメ Leopard Tortoise
Stigmochelys pardalis
道路脇をノソノソと歩いていた。

ハーテビースト Hartebeest
Alcelaphus buselaphus
Alcelaphus buselaphus

サバンナシマウマ Plains(Burchells) Zebra
Equus quagga

イボイノシシ Common Warthog
Phacochoerus africanus
Phacochoerus africanus

ホロホロチョウ
Helmeted Guineafowl Numida meleagris
大きな群れを
作っていた。
・・・と広い草原を見ていると、何かが走っては立ち上がり、また走って獲物か何かを探している。


イエローマングース Yellow Mogoose
Cynictis penicillata
Cynictis penicillata

グレータークドゥ
Greater Kudu
Tragelaphus strepsiceros
いつも見飽きるぐらいに見かけるインパラやニャラが、ここにはいない。ニャラは、南アでも東の方にしかいないのは知っていたが、インパラはアフリカ中にいるのかとイメージ的に勝手に思っていたところ、南アよりも北の方に多く、南アでは北東部にしかいないとのこと。

勿論、フンコロガシ Flightless Dung Beetle も
忘れてはかわいそう。
忘れてはかわいそう。

コシジロウタオオタカ Southern Pale Changing Goshawk
Melierax canorus

カタシロオナガモズ Common Fiscal
Lanius collaris

キノドミドリヤブモズ Bokmaklerie
Telophorus zeylonus

ウスグロアオヒヨ Sombre Greenbul
Andropadus importunus
Andropadus importunus

ムラサキテリムクドリ Cape Starling
Lamprotornis nitens

チャイロネズミドリ Speckled Mousebird
Colius striatus
Colius striatus

これはセッカなのかヒバリなのか???
ビッグ5がいると言うが、いかんせんとにかく広くて広くて探せない。大きな身体のゾウですら、ようやく見つけてもこんな感じだったりもする。


全て自然なままなので、ここで
終焉を迎えた動物も。
終焉を迎えた動物も。

車から降りて景色が楽しめる展望台にあった
「ライオン注意」の看板。
夕方になってもゾウ5頭ぐらいしか出会えなかったので、最後に別の展望台にでも寄って帰るか、と道を曲がったところ、ゾウの群れに遭遇。

子ゾウも何頭かいて、食事の真っ最中。この道を先に進むと展望台なのだが、ゾウの横を抜けて行くには危険なので、諦めて帰ろうとUターンしたところ、大きなゾウと鉢合わせ!!

つまり、我々は群れと一頭に挟み撃ちされる格好に。。。

アジアゾウと異なり、気性が激しいアフリカゾウは、しばしば車などもその鼻を使ってひっくり返して踏みつぶしたりする事故もあるので、エンジンも切ってじっとしていたのだが、静かに通り過ぎて行ってくれて、ヤレヤレ。
牙を見るとそれほど長くないので未だ若いゾウなのかも知れないがそれにしても大きかった。
何事もなかったように、前に居る群れに合流して一緒に食べ始めた。
びっくりしたね~、と言いながら、国立公園の閉門が6時なので、帰ろうかと門へと続くメインの道に戻ったところ、またまた群れに遭遇!! 道の両脇で食事をしているのだが、子供のゾウ達は遊びたい盛りのよう。


楽しそうに遊んでいる兄達を見つけた末っ子

末っ子:
僕も仲間に入れてよぉ~!
お姉さん:
皆、遊んでないで
ご飯食べなさい!

長男、次男、末っ子: は~い!

モグモグモグ・・・
ムシャムシャムシャ・・・
なかなか面白い光景に出会えて、本当にラッキー。
しかししかし、ゾウの食事はこの後も道の両脇で延々と続き、閉門間近となって我々の後ろにも車が大渋滞。
一台の車と、車の窓越しにゾウを見ながら話していたのだが、我々が危ないよ!と言ったが、先頭を切って道路を門に向かって進んだ。それを見て、我々の後からやって来た一台も続いたので、だったら我々も列になって続いた方が安全かと進むことに。
するとすると、、、
1台目には無関心だったのだが、2台目(我々の前の車)が食事中のゾウの後ろを通ったところ、ご機嫌をそこねて 「パオーン!」 とチャージングされてしまった。続く我々はビックリで、一旦は停まったのだが、すぐ横にも子連れのゾウのいる群れの真ん中だった為、結局先へと進み退避した。しかし、後続の車達は来なかったので、果たしていつまで待っていたのか、どうやって逃げて?来られたかはわからない。。。

他のビッグ5は見られなくとも、なかなか大冒険なゲームドライブ(サファリ)となった。
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