想像を超える突拍子もないことが起こる国、南ア。
昨日、6月10日(火)のお昼に、断水になる可能性があるとのニュースがとび込んできた。何でも水道橋が9日(月)午後3時頃に壊れたと。
以前にも、大雨続きで火力発電所の石炭が濡れてしまって発電が出来ずに、計画停電 が行われたことがあったが(その様子は こちら)、今度は送水管が壊れたとは、老朽化?強風によって?などと自然災害が原因かと思いきや、今回はなんとなんと、泥棒のせいとのこと! (画像は各新聞社WEBページより拝借)

金属のパーツを盗んで売る泥棒が、送水管を乗せて支えている約50数年前に造られた吊り橋のケーブル9本を盗み、そのせいで橋が壊れ、送水管が壊れてしまったと・・・
しかも、盗まれたのは約6日前とか、別の紙面では6週間前とか、てんでバラバラ。。。
行政はそれを知って点検したが、その時点では吊り橋は問題なく見えたので、再度盗まれないようにガードマンを橋の両脇にそれぞれ設置。しかし、泥棒は再度やって来て更に盗んで行った為、残ったケーブルだけでは耐えきれず、崩落した、と行政の担当者は言っている、と Daily News 紙。
一方、Mercury 紙は、盗まれた後でガードマンを置いたが、行政は吊り橋が崩落してしまうほど吊り橋の強度が弱くなっていたことを認識していなかったと書いている。
ん・・・Daily News紙が報じる意味は、行政が最初に盗まれた時点で何も手を施さなかったことの言い訳として泥棒が2度もやって来たと(もしかしたらウソを?)言っている、と暗に示しているかとも思われ、、、


勿論、犯人は捕まっていない。
この地域を統括する eThekwini のエリアには、総延長14000キロもの送水管、そして7000キロの下水道管があるので、全てを見ることは不可能だと行政の弁。
パイプは直径が1メートル(75センチという紙面も)で、1日に6億リットルの水を送っており、ダーバンの国際空港(King Shaka International Airport)から、アムゲニ川(uMgeni river)以北までと広範囲で、我々が住むアムシュランガ uMhlanga も含まれる。
それぞれの地域では貯水槽や貯水池もあるが、それにも限りがあり、また、Durban North と uMhlanga 地区用に2本他の送水管があるがそれもあくまで全体量はカバーできず、下手をすれば2日ほどしか持たないだろうと。
昨日10日(火)の新聞には、学校なども閉鎖になったり、病院の患者を断水のないエリアに搬送する可能性もあると書かれていたが、幸いにもそこまでは至らないで済むと、今日になって情報が修正された。

今日のWitness紙では、その修復費用は500万ランド(約5000万円)で、盗んだケーブルは90ランド(約900円)相当だと。

今日の Mercury紙では、貯水池が空になった時の為に、仮のパイプをつけて送水するが、水の量は約半量しかカバーできず、本来のパイプが設置されるまでには2週間程度かかるだろうと発表された。
と、同時に、今回の犯人には、サボタージュ(破壊活動・妨害工作)の罪に当たると市長が発表。
そうでも言わないと行政に、批難の集中砲火が来るからか、あるいは、本当に何かをたくらんでいるヤカラが居るのか。。。現在、スクラップ業者などを調べて犯人探しをしているとのこと。
しかし、大事な水のことよりも、今日のMercury紙はラグビーが重要問題のよう・・・

備えあれば患いなしなのがアジア人なのか、過剰に反応してしまっているのがアジア人なのか。
白人の知人にそう言うと、十数年前、夏場に、2週間ほど渇水による水不足があり、給水車にお水を毎日もらいに行ったこともあると。この一週間の間にも、近くのラ・ルーシア地区で水のタンクが壊れて断水、などのニュースがあったが、泥棒による断水は初めてでも、断水などはしょっちゅう起こるので、またか、と言った印象を南ア人は受けているのではないかと言っていた。。。
ちなみに、2008年7月にも、金属泥棒が、変電所のタワーのボルトなど構造物の一部を盗み、タワーは崩壊。広い範囲で数日間、停電状態になったこともあるのだそう。
インドでもこのような金属泥棒事件は発生するとも聞くが、いやはや・・・
昨日、6月10日(火)のお昼に、断水になる可能性があるとのニュースがとび込んできた。何でも水道橋が9日(月)午後3時頃に壊れたと。
以前にも、大雨続きで火力発電所の石炭が濡れてしまって発電が出来ずに、計画停電 が行われたことがあったが(その様子は こちら)、今度は送水管が壊れたとは、老朽化?強風によって?などと自然災害が原因かと思いきや、今回はなんとなんと、泥棒のせいとのこと! (画像は各新聞社WEBページより拝借)

金属のパーツを盗んで売る泥棒が、送水管を乗せて支えている約50数年前に造られた吊り橋のケーブル9本を盗み、そのせいで橋が壊れ、送水管が壊れてしまったと・・・
しかも、盗まれたのは約6日前とか、別の紙面では6週間前とか、てんでバラバラ。。。
行政はそれを知って点検したが、その時点では吊り橋は問題なく見えたので、再度盗まれないようにガードマンを橋の両脇にそれぞれ設置。しかし、泥棒は再度やって来て更に盗んで行った為、残ったケーブルだけでは耐えきれず、崩落した、と行政の担当者は言っている、と Daily News 紙。
一方、Mercury 紙は、盗まれた後でガードマンを置いたが、行政は吊り橋が崩落してしまうほど吊り橋の強度が弱くなっていたことを認識していなかったと書いている。
ん・・・Daily News紙が報じる意味は、行政が最初に盗まれた時点で何も手を施さなかったことの言い訳として泥棒が2度もやって来たと(もしかしたらウソを?)言っている、と暗に示しているかとも思われ、、、


勿論、犯人は捕まっていない。
この地域を統括する eThekwini のエリアには、総延長14000キロもの送水管、そして7000キロの下水道管があるので、全てを見ることは不可能だと行政の弁。
パイプは直径が1メートル(75センチという紙面も)で、1日に6億リットルの水を送っており、ダーバンの国際空港(King Shaka International Airport)から、アムゲニ川(uMgeni river)以北までと広範囲で、我々が住むアムシュランガ uMhlanga も含まれる。
それぞれの地域では貯水槽や貯水池もあるが、それにも限りがあり、また、Durban North と uMhlanga 地区用に2本他の送水管があるがそれもあくまで全体量はカバーできず、下手をすれば2日ほどしか持たないだろうと。
昨日10日(火)の新聞には、学校なども閉鎖になったり、病院の患者を断水のないエリアに搬送する可能性もあると書かれていたが、幸いにもそこまでは至らないで済むと、今日になって情報が修正された。

今日のWitness紙では、その修復費用は500万ランド(約5000万円)で、盗んだケーブルは90ランド(約900円)相当だと。

今日の Mercury紙では、貯水池が空になった時の為に、仮のパイプをつけて送水するが、水の量は約半量しかカバーできず、本来のパイプが設置されるまでには2週間程度かかるだろうと発表された。
と、同時に、今回の犯人には、サボタージュ(破壊活動・妨害工作)の罪に当たると市長が発表。
そうでも言わないと行政に、批難の集中砲火が来るからか、あるいは、本当に何かをたくらんでいるヤカラが居るのか。。。現在、スクラップ業者などを調べて犯人探しをしているとのこと。
しかし、大事な水のことよりも、今日のMercury紙はラグビーが重要問題のよう・・・

昨日、未だそれほど情報を得ていない状況で、一応念の為、飲み水ぐらいは確保しておいた方が良いかと、友人とスーパーに行ったところ、水売場には普通に水が売っていた。
水を前にした我々に、白人のお兄ちゃんが声をかけて来て、念の為に備えるの?と。レジの黒人お姉ちゃんは怪訝な顔。すると、アジア人、おそらく中国系のカップルが、カートに2台分の水を買っていた。レストランか何かの経営者かも。備えあれば患いなしなのがアジア人なのか、過剰に反応してしまっているのがアジア人なのか。
白人の知人にそう言うと、十数年前、夏場に、2週間ほど渇水による水不足があり、給水車にお水を毎日もらいに行ったこともあると。この一週間の間にも、近くのラ・ルーシア地区で水のタンクが壊れて断水、などのニュースがあったが、泥棒による断水は初めてでも、断水などはしょっちゅう起こるので、またか、と言った印象を南ア人は受けているのではないかと言っていた。。。
ちなみに、2008年7月にも、金属泥棒が、変電所のタワーのボルトなど構造物の一部を盗み、タワーは崩壊。広い範囲で数日間、停電状態になったこともあるのだそう。
インドでもこのような金属泥棒事件は発生するとも聞くが、いやはや・・・
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