アルーシャホテルで朝食を済ませ、セレンゲティ国立公園に行くべくアルーシャ空港へ。

アルーシャの街の公設市場の近くでは、色々な人が忙しそうに働いていた。重そうな荷車も、牛やロバなども使わずに人力とは。




南アでも黒人の人達の足となっている乗り合いタクシーはタンザニアにも健在。ただ、どのワゴン車の後部ガラスにも、宗教的な絵が描かれている。この日は日曜だったので、皆がぞろぞろと乗り合いタクシーや徒歩で教会に向かっていた。



アルーシャ空港到着。ここからはキリマンジャロは見えないが、タンザニア第二の高さをほこるメルー山がそびえている。4566メートル。

アルーシャ 9:00発 エアー・エクセル セロレナ空港 9:55着

セスナの機長さんが自ら出迎えてくれ、尾翼の模様はタンザニアのティンガティンガであることや、5機ともにそれぞれ色が違うことなどを説明してくれた。ティンガティンガとは、1960年代にタンザニアのダルエスサラームで、ティンガティンガという人(1932年~1972年) が生み出したポップアートの手法。

セスナ機は、ペルーのナスカの地上絵を見る時にも乗ったが、こちらの方が窓も大きく操縦席もオープンスペースで、外もとても見やすい。

遠くにあるのがキリマンジャロ、手前の山がメルー山。

大地溝帯
1000万年前(一説には4000万年前)、アフリカの東側に出来た溝は、幅35~100キロ、総延長は7000キロ、深さ(高さ)は3000メートルにも及ぶ。今も一年で数ミリずつ開いているのだそう。
機長さんが途中で、この雲がたなびいているのも山の火口で休火山だよと教えてくれた。



そしていよいよセレンゲティ国立公園の上を飛ぶ。かつてマサイの人達が住んでいた、コピーと言われる岩丘群も見えて来る。

ゲームドライブをしているサファリカーも見えて来た。

いよいよ降下。


なんと滑走路は舗装されていない!! 周りからも全くフェンスなどはなく、動物も入り放題、サファリカーも滑走路のそばに横付け状態。

最後には機長さんが荷物も出してくれる。
大地溝帯のお蔭で、今のセレンゲティ国立公園やンゴロンゴロがある。溝の隆起により高い山が大西洋の湿った空気を遮断してしまった為、森が死滅。300万年前に、森の代わりにC4植物と言われるものが誕生。C4は乾燥に強く、葉脈の周りでも光合成が出来ることから、二酸化炭素を20倍吸収し、光合成で作られる糖分も増加。普通の植物の8倍ものパワーがある植物だったが、シベリンという物質を含んだC4を食べる哺乳類は当時は居なかった。
ユーラシアから渡ってアフリカ大陸にやって来た動物の中には、胃にバクテリアを保有しているものがおり、そのシベリンを消化することが出来た。その動物の子孫が、現在の牛の仲間であるアンテロープとなる。胃が4つもある反芻動物へと進化し、第一の胃でシベリンを消化、第二の胃から口に戻して唾液と混ぜてすり潰し、第三の胃でバクテリアが増殖、第四の胃でそのバクテリアも消化する。よって、草食動物とは言うものの、自分の体内でバクテリアを作ることで動物性タンパク質をも接種していることから、草食動物でありながらバッファローなどは大きな筋肉をつけることが出来ている。
現在、そのアンテロープと言われる動物は約100種類いる。
また、同じくユーラシアから渡って来たネコの仲間が森から平原へと展開していく。樹の上で生活するヒョウは、その性質を未だに色濃く残しているのに対し、チーターは草原に適用したネコ系。
ゾウも変化した。もともと森で生活していた時は、身体がもっと小さかったのだが、草原で暮らすようになって巨大化した。体積が表面積よりも大きくなり、飢餓に耐えられる身体となった。
空港からホテルに向かう道すがらでも動物達に出会えた。
その様子は<3>で。

アルーシャの街の公設市場の近くでは、色々な人が忙しそうに働いていた。重そうな荷車も、牛やロバなども使わずに人力とは。


店先で朝ご飯の用意?

撮ったらダメと言われる前につい撮ってしまった軍人さん達。

南アでも黒人の人達の足となっている乗り合いタクシーはタンザニアにも健在。ただ、どのワゴン車の後部ガラスにも、宗教的な絵が描かれている。この日は日曜だったので、皆がぞろぞろと乗り合いタクシーや徒歩で教会に向かっていた。



アルーシャ空港到着。ここからはキリマンジャロは見えないが、タンザニア第二の高さをほこるメルー山がそびえている。4566メートル。

アルーシャ 9:00発 エアー・エクセル セロレナ空港 9:55着

セスナの機長さんが自ら出迎えてくれ、尾翼の模様はタンザニアのティンガティンガであることや、5機ともにそれぞれ色が違うことなどを説明してくれた。ティンガティンガとは、1960年代にタンザニアのダルエスサラームで、ティンガティンガという人(1932年~1972年) が生み出したポップアートの手法。

セスナ機は、ペルーのナスカの地上絵を見る時にも乗ったが、こちらの方が窓も大きく操縦席もオープンスペースで、外もとても見やすい。

遠くにあるのがキリマンジャロ、手前の山がメルー山。

大地溝帯
1000万年前(一説には4000万年前)、アフリカの東側に出来た溝は、幅35~100キロ、総延長は7000キロ、深さ(高さ)は3000メートルにも及ぶ。今も一年で数ミリずつ開いているのだそう。
機長さんが途中で、この雲がたなびいているのも山の火口で休火山だよと教えてくれた。


眼下に目を転じれば、マサイ族の集落が点在する。

そしていよいよセレンゲティ国立公園の上を飛ぶ。かつてマサイの人達が住んでいた、コピーと言われる岩丘群も見えて来る。

ゲームドライブをしているサファリカーも見えて来た。

いよいよ降下。

下には、アンテロープ達が居るのがわかる。

なんと滑走路は舗装されていない!! 周りからも全くフェンスなどはなく、動物も入り放題、サファリカーも滑走路のそばに横付け状態。

最後には機長さんが荷物も出してくれる。
大地溝帯のお蔭で、今のセレンゲティ国立公園やンゴロンゴロがある。溝の隆起により高い山が大西洋の湿った空気を遮断してしまった為、森が死滅。300万年前に、森の代わりにC4植物と言われるものが誕生。C4は乾燥に強く、葉脈の周りでも光合成が出来ることから、二酸化炭素を20倍吸収し、光合成で作られる糖分も増加。普通の植物の8倍ものパワーがある植物だったが、シベリンという物質を含んだC4を食べる哺乳類は当時は居なかった。
ユーラシアから渡ってアフリカ大陸にやって来た動物の中には、胃にバクテリアを保有しているものがおり、そのシベリンを消化することが出来た。その動物の子孫が、現在の牛の仲間であるアンテロープとなる。胃が4つもある反芻動物へと進化し、第一の胃でシベリンを消化、第二の胃から口に戻して唾液と混ぜてすり潰し、第三の胃でバクテリアが増殖、第四の胃でそのバクテリアも消化する。よって、草食動物とは言うものの、自分の体内でバクテリアを作ることで動物性タンパク質をも接種していることから、草食動物でありながらバッファローなどは大きな筋肉をつけることが出来ている。
現在、そのアンテロープと言われる動物は約100種類いる。
また、同じくユーラシアから渡って来たネコの仲間が森から平原へと展開していく。樹の上で生活するヒョウは、その性質を未だに色濃く残しているのに対し、チーターは草原に適用したネコ系。
ゾウも変化した。もともと森で生活していた時は、身体がもっと小さかったのだが、草原で暮らすようになって巨大化した。体積が表面積よりも大きくなり、飢餓に耐えられる身体となった。
空港からホテルに向かう道すがらでも動物達に出会えた。
その様子は<3>で。
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