セレンゲティ国立公園の中にあるセロレナ空港に到着。公園内なので、空港からホテルまで向かう途中も勿論ゲームドライブとして動物達が楽しめる。

セレンゲティは15000平方キロで、南アのクルーガー国立公園に続き、アフリカで2番目に大きな公園。シレンゲ Sirnget ?どこまでも続く平原という意味。1929年、イギリス植民地時代に、ンゴロンゴロも含む全体をゲームリザーブとしていた。セレンゲティではマサイ族が住んでいたが、1951年に外へと追い出して国立公園とし、ンゴロンゴロは国立公園ではなく保護区としてマサイ族を住めるようにした。

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アフリカゾウ Savanna Elephant  Loxodonta africana africana
空港から車で少し移動しただけで、ゾウに出会えた。アフリカゾウには2種類。森に生息しているゾウと、平原にいるものと、環境で変わっている。森のアフリカゾウには、後日出会うこととなった。

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ライオン Lion Panthera leo
ふと、そのゾウから目を転じれば、オスがお食事中。食べているのはバッファロー。

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兄弟ライオンは、同じプライド(ライオンの群れ)のもので、一頭はすでに食事を済ませたようで、ふらっと立って少し離れた所へ。
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あらら、お手洗い中。
ちゃんと食事の場所は木陰で、そしてお手洗いは離れた所でと、マナーも良い?
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お手洗いから戻って来ると、食事を終えたもう一頭と共に、連れだってその場を離れて行った。その後すぐにハゲワシがやって来ていた。ちなみに、ライオンは1回に40キロ程度を食べ、5~7日ほど食べなくても良いとのこと。

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トムソンガゼル Thomson's Gazelle Gazella thomsoni
ガゼルには2種類あり、これは、小さくて黒いストライプのあるトムソンガゼル。(大きなものはグランドガゼル。後日、観ることになる。)ガゼルは見晴らしの良い平原におり、メスの方が小さいが、雌雄ともに角がある。ガゼルの尻尾がとても早く左右にピッピッと振れているのだが、それは虫除け。

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インパラ Impala Aepyceros melampus オスは角を持つが、メスはない。オスだけの群れの場合は、独身でこれからメスを率いて個々に独立していく。通常の群れは、オス1頭に対し、メスは20~100頭にもなることも。メスを引き連れるオスは、2~3カ月で体力的に弱くなるので、若いオスがやって来て、もとのオスを追い出す。そして、追い出されたオスは、再び独身オスグループの仲間に入り、元気を取り戻した後は、再びメスのグループのリーダーになるべくチャンスをうかがう。

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シマウマ Common Zibra とも、Chapman Zibra, Savanna Zibra, Plane Zibra などとさまざまに言われているが、アフリカ中におり、何処で観たかによって名づけられ方が違うと。セレンゲティにはいないが、Gravy Zibra というのが北ケニアでのみ生息しており、身体はより小さく灰色がかっており、四角い顔。シマウマもヌーと共に移動し(マイグレーション)、この時期はケニアを目指す。子供のシマウマの縞は茶色。

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オグロヌー Blue Wildebeest Connochaetes taurinus
この時期にここに旅行に来たのは、ヌー達のマイグレーション(大移動)を見る為。乾季になると、草を求めて、セレンゲティの 南部 → 中部 → 西部や北部 → ケニアのマサイマラ へと移動し、またセレンゲティに戻って来る。有名な川渡りは見られなかったが、毎日のように皆がぞろぞろと北をめざす姿を見ることが出来た。

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シマウマもどっどっどっと大移動中。

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クリオオニハタドリ Rufous-tailed Weaver Histurgops ruficaudus

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アカハシウシハタオリ Red-billed Buffalo-Weaver Bubalornis niger

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シロズキンヤブモズ Northern White-crowned Shrike Eurocephalus ruepelli

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シロクロゲリ Blacksmith Lapwing Vanellus armatus

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ミスジチドリ Three-banded Plover Charadrius tricollaris

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バブーン Savanna Baboon Paplo cynocephalus
2~3才程度の村人の子供も襲って食べてしまう。バブーンに遭遇した時に食べ物を持っていて走って逃げたら、追ってきて背中に乗っかって来るので、バブーンに会った時には食べ物はすぐに手放すことが必須とのこと。

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ホロホロチョウ Helmeted Guineafowl Nummida meleagris

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チャガシラニシブッポウソウ Rufous-crowned Roller (Purple Roller) Coracias naevia
渡り鳥。良くいる種類ではない。とても攻撃的な性格とのこと。

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アカハシコサイチョウ Red-billed Hornbill Tockus erythrorhynchus
ゾウの糞の中のナッツなども食べるそうだが、ちょうどこの時は、大きなバッタを捕まえていた。

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ようやくホテルに到着。

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ホテルの部屋は、アフリカの民家風のコテージとなっていて、部屋からはずっと続くサバンナが見渡せる。
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ふと、バルコニーから足元をみやると、、、
ウオーターバック Waterbuck Kobus ellipsiprymnus メスが一頭、お昼ごはんの真っ最中。

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外に出ると、シマウマの群れがコテージの周りでお昼ごはん中。

因みに、コテージは国立公園内で、フェンスなどを立てて囲っているわけではないので、ライオンなどもやって来る為、夜7時半以降、母屋での食事の後など必ずガードマンと一緒に行動しなければならない。
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木立の間にはこのような旗のようなものが。虫除けの薬が塗られているのだそう。ホテルのエリアにはツェツェバエは居ないが、途中でツェツェバエの多いエリアを通る前にはしっかりと虫除けスプレーをしたつもりが、Gパンやカットソーの上からでも刺してくるので、痒かった。病気の発生率は3割程度とのことだが、ツェツェバエは、バクテリアを感染させ眠り病を引き起こすことがある。3・4・5月は雨期の為、ハエは飛ばないが、以降は数が増えてくるとのこと。

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動物達もお昼を食べているので、我々もお昼を。勿論、まずはセレンゲティビールで喉を潤して。

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スープはキュウリのクリームスープだった。案外いける。

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メインは、お魚、お肉、スパゲティからの選択だったので、お魚とお肉をそれぞれ。お魚は、ティラピアのレモンバターソース。

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お肉は牛肉。結構な量。付け合わせの野菜が、とても新鮮で元気が良く、美味しかった。

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デザートはフルーツ盛り合わせかココナッツタルトのチョコレートソースがけだったので、タルトを。

お腹も満腹になり、食後はまたゲームドライブへと繰り出した。その様子は<4>で。