その2 のマーケット巡りの続き。
南アのみならず、アフリカ大陸の南方のエリアでは今も黒人達に信じられている呪術などにもとずく、伝統的な医者(witch doctor や traditional doctor と言われている)が処方する漢方? muti (muthi) が売っている通り。
南アでは一番規模が大きいとのこと。

両側にずらっと乾燥させた植物などが売られているが、実はここでは違法な物も併せて処方することもあり、写真を撮るのは好まれないとのこと。白人観光客の一行もおっかなびっくり観光していた。



長い棒に体重をかけて薬草?をすり潰しているのは、ズールー語でイニャンガ inyanga、コサ (Xhosa) 族のコサ語でイクウェレ ixhwele (xh はクリック音なので正確な音は表記できないが) という漢方?医。医者と言っても免許等はいらないもよう。。。


右の画像は許可をもらって(10ランド支払)、撮らせてもらったもの。山盛りになっているのは、男性向け強壮剤とのこと。売っていたのが若いお姉さんだったので、ガイドさん(♂)が、どうしてこの薬が効き目があるってわかるんだ?と聞き、彼女はドギマギ。周りのおばちゃんも含め大笑い。
このムティ muti (muthi) に関しては、先日訪れた African Bird of Sanctuary でも(その様子は こちら)、千里眼のハゲワシの脳味噌を服用すれば、先が見通せて宝くじにあたる、、、と言うことから、ハゲワシが殺されていたりすると聞き、そんな迷信が今でも信じられている事実に驚いていたのだが、実際にここにある一軒のお店では、ハゲワシの干物?がまるまる吊るされていた。(そういうお店は、特に写真に撮られたがらないということから、画像はない。)
ここで売られている薬は、腹痛や頭痛の為の内服薬でも、外傷の為の湿布薬でもない。
その症状?用途?を聞いて、本当にビックリ!!
自分のご主人にどうやら愛人が出来たらしい、何とかして別れさせたい、と言った場合に、その伝統漢方医に相談に行くと、処方をしてくれ、それをご主人のご飯や飲み物などに混ぜておけば愛人と別れる、のだそう!!
全く理解できないナンセンスなそんな薬でも、ピンポン玉程度で5000~6000円程度はするのだとか。
そして、もっと驚いたのは、後日知ったのだが、そんな薬で一番高価なものは、人間の子供の身体の一部を混ぜているもの。。。 処女や童貞の子供の柔らかい皮膚の部分、まぶた、くちびる、耳、指先、陰部などを入れて処方した薬が実際にあり、その為に伝統漢方医がエージェント?に指示して子供を誘拐させ、必要部位を取る為に殺人をも犯すのだとか!! 一体何にそのような薬が効くのかと言えば、お金持ちになる為のお薬とのこと。勿論、その薬自体は破格値だろうから、もともとお金持ちの人がより欲ばることで、子供達が誘拐されて殺されていると言うことになる・・・
アフリカ大陸の西部から奴隷として、ハイチやアメリカのニューオーリンズなどに連れて行かれた人達には、ブードゥー教なるものがあり、西アフリカでは今でも人間をも儀式の為に使うことが非合法で行われているとも言われている。ニューオーリンズのブードゥー教の博物館に行ったのだが、その様子は こちら
そしてここ、アフリカ大陸の南部では、薬を作る為に人間が使われているということに驚いた。
知人の黒人女性2人(30歳代と50歳代)と白人女性の3人にその話について聞いたところ、今でも、実際に薬に使われていると。
他にもマーケットは色々とある。


こちらでは洋服。

駅の改札は2階にあるのだが、そこの通路でも大音響が流れ、色々な商店があり、賑わっていた。


黒人やインド系の人ばかり。白人(前述の観光客意外)は全くみかけなかった。


ヴェジタリアンのインド系のカジュアルなお店へ。ガイドさんが、小腹がすいただろうから車で食べようと、適当にサモサなどを買ってくれた。右の白い生地の間にはさまっているのは、野菜とのことだったが、何の野菜か食べても良くわからず・・・他のサモサなどは、程よくピリッとスパイスが効いていて、どれも美味しかった。

エレファントハウスなる名物の?家が街のはずれにあるので行った。
産業界の名士だったJamesonの家で、実際にここでゾウを飼っていたが、ゾウの身体の重みで壁が倒れたというエピソードまである。今は、曾孫が家を所有していて、通常は内部を見学できるそうだが、あいにく行った時には、家主の方が病院に行ってしまっていて不在。警備の人も中を確認してくれたのだが、見学できず。
ダーバン市街を見晴らせる高台へ。
左の白い建物は Moses Mabhida Stadium。TOP GEAR FESTIVAL で入ったのでその様子は こちら
手前の芝生のような広い場所は、グレイヴィル Greyville 競馬場。1897年に創設され、毎年7月には、「ダーバンジュライ Durban July」 と言う南アで一番規模の大きな競馬イベントが開催され、男女ともに着飾る社交場ともなる。

左端の競馬場のすぐ横にある建てに長い白い建物は、ヒンズー教寺院である the Temple of Understanding in Chatsworth.

この後、マハトマ・ガンジーが20年以上住んだインド人タウンシップ街のフェニックス Phoenix、伝統的なBBQであるシサニャーマをイナンダ Inanda のレストランで、そしてクワマシュ KwaMashu にあるタウンシップを訪れた。因みに、 ダーバン近郊には4つのタウンシップがあり、そのうちの3つ Inanda、Ntuzuma、Kwa-Mashu のそれぞれの頭文字をとって、INK地区と言われ、南アでは2番目に大きな貧困街。
追記 (9月4日’14)
2009年の1年間に、18才までの子供達1000人以上が殺されていると昨日、South African Medical Research Council (SAMRC) から発表された。一日に3人程度が南ア国内で殺されていることになる。死亡の理由までは分析されていないが。
南アのみならず、アフリカ大陸の南方のエリアでは今も黒人達に信じられている呪術などにもとずく、伝統的な医者(witch doctor や traditional doctor と言われている)が処方する漢方? muti (muthi) が売っている通り。
南アでは一番規模が大きいとのこと。


両側にずらっと乾燥させた植物などが売られているが、実はここでは違法な物も併せて処方することもあり、写真を撮るのは好まれないとのこと。白人観光客の一行もおっかなびっくり観光していた。



長い棒に体重をかけて薬草?をすり潰しているのは、ズールー語でイニャンガ inyanga、コサ (Xhosa) 族のコサ語でイクウェレ ixhwele (xh はクリック音なので正確な音は表記できないが) という漢方?医。医者と言っても免許等はいらないもよう。。。


右の画像は許可をもらって(10ランド支払)、撮らせてもらったもの。山盛りになっているのは、男性向け強壮剤とのこと。売っていたのが若いお姉さんだったので、ガイドさん(♂)が、どうしてこの薬が効き目があるってわかるんだ?と聞き、彼女はドギマギ。周りのおばちゃんも含め大笑い。
このムティ muti (muthi) に関しては、先日訪れた African Bird of Sanctuary でも(その様子は こちら)、千里眼のハゲワシの脳味噌を服用すれば、先が見通せて宝くじにあたる、、、と言うことから、ハゲワシが殺されていたりすると聞き、そんな迷信が今でも信じられている事実に驚いていたのだが、実際にここにある一軒のお店では、ハゲワシの干物?がまるまる吊るされていた。(そういうお店は、特に写真に撮られたがらないということから、画像はない。)
ここで売られている薬は、腹痛や頭痛の為の内服薬でも、外傷の為の湿布薬でもない。
その症状?用途?を聞いて、本当にビックリ!!
自分のご主人にどうやら愛人が出来たらしい、何とかして別れさせたい、と言った場合に、その伝統漢方医に相談に行くと、処方をしてくれ、それをご主人のご飯や飲み物などに混ぜておけば愛人と別れる、のだそう!!
全く理解できないナンセンスなそんな薬でも、ピンポン玉程度で5000~6000円程度はするのだとか。
そして、もっと驚いたのは、後日知ったのだが、そんな薬で一番高価なものは、人間の子供の身体の一部を混ぜているもの。。。 処女や童貞の子供の柔らかい皮膚の部分、まぶた、くちびる、耳、指先、陰部などを入れて処方した薬が実際にあり、その為に伝統漢方医がエージェント?に指示して子供を誘拐させ、必要部位を取る為に殺人をも犯すのだとか!! 一体何にそのような薬が効くのかと言えば、お金持ちになる為のお薬とのこと。勿論、その薬自体は破格値だろうから、もともとお金持ちの人がより欲ばることで、子供達が誘拐されて殺されていると言うことになる・・・
アフリカ大陸の西部から奴隷として、ハイチやアメリカのニューオーリンズなどに連れて行かれた人達には、ブードゥー教なるものがあり、西アフリカでは今でも人間をも儀式の為に使うことが非合法で行われているとも言われている。ニューオーリンズのブードゥー教の博物館に行ったのだが、その様子は こちら
そしてここ、アフリカ大陸の南部では、薬を作る為に人間が使われているということに驚いた。
知人の黒人女性2人(30歳代と50歳代)と白人女性の3人にその話について聞いたところ、今でも、実際に薬に使われていると。
他にもマーケットは色々とある。

道路の下では、野菜などが売られ、その横では調理していた。

こちらでは洋服。

駅の改札は2階にあるのだが、そこの通路でも大音響が流れ、色々な商店があり、賑わっていた。

街角の屋台のような所で売っていたので、お酒?と思いきや、グリセリンとのこと。

黒人やインド系の人ばかり。白人(前述の観光客意外)は全くみかけなかった。


ヴェジタリアンのインド系のカジュアルなお店へ。ガイドさんが、小腹がすいただろうから車で食べようと、適当にサモサなどを買ってくれた。右の白い生地の間にはさまっているのは、野菜とのことだったが、何の野菜か食べても良くわからず・・・他のサモサなどは、程よくピリッとスパイスが効いていて、どれも美味しかった。

エレファントハウスなる名物の?家が街のはずれにあるので行った。
産業界の名士だったJamesonの家で、実際にここでゾウを飼っていたが、ゾウの身体の重みで壁が倒れたというエピソードまである。今は、曾孫が家を所有していて、通常は内部を見学できるそうだが、あいにく行った時には、家主の方が病院に行ってしまっていて不在。警備の人も中を確認してくれたのだが、見学できず。
ダーバン市街を見晴らせる高台へ。

左の白い建物は Moses Mabhida Stadium。TOP GEAR FESTIVAL で入ったのでその様子は こちら
手前の芝生のような広い場所は、グレイヴィル Greyville 競馬場。1897年に創設され、毎年7月には、「ダーバンジュライ Durban July」 と言う南アで一番規模の大きな競馬イベントが開催され、男女ともに着飾る社交場ともなる。

左端の競馬場のすぐ横にある建てに長い白い建物は、ヒンズー教寺院である the Temple of Understanding in Chatsworth.

港界隈には、コンテナヤードや、砂糖の工場などが立ち並ぶ。
この後、マハトマ・ガンジーが20年以上住んだインド人タウンシップ街のフェニックス Phoenix、伝統的なBBQであるシサニャーマをイナンダ Inanda のレストランで、そしてクワマシュ KwaMashu にあるタウンシップを訪れた。因みに、 ダーバン近郊には4つのタウンシップがあり、そのうちの3つ Inanda、Ntuzuma、Kwa-Mashu のそれぞれの頭文字をとって、INK地区と言われ、南アでは2番目に大きな貧困街。
隣の工場などが多い Phoenix も併せてPINK地区とも言われている。その様子はその4で。
追記 (9月4日’14)
2009年の1年間に、18才までの子供達1000人以上が殺されていると昨日、South African Medical Research Council (SAMRC) から発表された。一日に3人程度が南ア国内で殺されていることになる。死亡の理由までは分析されていないが。
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