東京滞在中に、少しだけ時間が出来たので、久しぶりに原美術館に行ってみることにした。
お天気は良くなかったのだが、その中でも、庭の紅葉がとても綺麗だった。
多田美波 「明暗 NO.2」
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この12月で35周年を迎えるにあたり、1000点以上あるコレクションの中から、約45点が展示されている。(画像はHP等より)
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禹煥(リ・ウーファン)「対話」 2012

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禹煥(リ・ウーファン)「線より No.790323」 1979

1960年代後半より、木、石、鉄、紙など日常的な自然素材を用いて制作する「もの派」と呼ばれる若い作家たちが現れ、近年、国際的に再検証が進み、高い評価を得ている「もの派」の理論的支柱とされたのが李禹煥なのだそう。

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ナム・ジュン・パイク 「キャンドルテレビ」 1980

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横尾忠則 「葬列II」 1969 カラフルな色使いと表情が印象的だった。

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草間彌生 自己消滅」 1980 
実際の展示は、この画像と違って壁にかけられた四角いテーブルを俯瞰したような作品が左側の壁に 
かけられていた。置く場所が自由になるので、展示サイズが自由に変えられると言うのも面白いかな。

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名和晃平「PixCell-Bambi #2」 2006 大小のビーダマ?のようなもので造られている。

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米田知子「フロイトの眼鏡 - ユングのテキストを見るI」 1998 
シリーズとして、他にもマハトマ・ガンジー、トロツキー、ヘッセ、ブレヒトなどがあった。

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やなぎみわ 「砂女」 2005
彼女の演劇作品である「ゼロ・アワー」が、昨年のあいちトリエンナーレで上演されたが、あいにく
見ることが出来なかったところ、ここで2005年の映像作品が流されていた。難しい世界観。。。

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邸宅をそのまま美術館にしているので、建物の一室全部が奈良美智さんの世界だったりもする。
奈良美智 「My Drawing Room」
原美術館 wikipediaより
原俊夫が設立した現代美術を中心とした私立美術館。
東京ガス会長、日本航空会長、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)総裁などを歴任した実業家原邦造の邸宅であった。原邦造の養父の原六郎も実業家、美術品収集家として知られている。
現在、原美術館として活用されている瀟洒な邸宅は、渡辺仁の設計で昭和13年(1938年)竣工したもの。
渡辺は上野の東京国立博物館本館や銀座の和光本館(旧服部時計店)の設計で知られる、当時の代表的な建築家である。
原美術館は品川の高級住宅街の中にひっそりとあるのだが、南ア生活では、ゆっくり住宅街を散歩して美術館に行くなどと言ったことが出来ないだけに、久しぶりのリフレッシュとなった。