年末年始に、チュニジアに旅行することにした。

ダーバン(南ア) 18:45発 EK776便
ドバイ(アラブ首長国連邦) 05:25着
(南アとプラス2時間差、日本とマイナス5時間差)
乗り換えるドバイは、モロッコ旅行、イラン旅行でもトランジットする度に、機上からのブルージュ・ハリーファを拝ませてもらっている。
ドバイタワー(ブルジュ・ハリーファ)は、世界一の高さを誇る828メートル、160階建て。
乗り換えはしても未だ観光をしたことのないドバイ、来年は新年の花火を観てみたいものだが。

ドバイの空港内のディスプレイには、大きなクリスマスツリーと共に、黒い肌の姫?がいた。

ドバイ 09:00発 EK747便 チュニス 12:50着
(チュニスはダーバンからマイナス1時間、日本からマイナス8時間)
マルタ島がくっきりと見えて来た。

チュニス湾 左の湖がチュニス湖

シディ・ブ・サイド
首都チュニスから北東に17キロ行った所にある街。

シディ・ブ・サイドは、チュニジアンブルーと言われる青と、白い壁がとても綺麗なオシャレな街。
眼前には地中海が広がり、アンダルシアやグラナダからの影響を受けた建築スタイル。この街の歴史は750年前から。古いと思えるが、チュニジアでは新しいのだそう。

綺麗なデザインの出窓が特徴的。イスラムの影響で、女性はひとめに着いてはいけない為、道路からは見辛い2階の格子窓から、女性達が下を見下ろしていたのは他のイスラム国と同様。
膨らんだ窓枠の部分では、鳥籠を置いている家もあったが、今では、枕やクッションなどを乾したりもすると言っていた。

観光地&リゾート地的な役割のある所なので、土産物屋も立ち並ぶ。見晴らしの良い丘の上には、大統領の別邸や、各大使館などの家々が建つ。


イスラム圏では、建物の造りが非常に似ていて、コーランのもと、皆が平等であるべきなのだが、やはり富裕層はそれを誇示したいことから、扉だけが豪華になって違いを見せつけている。タンザニアのザンジバル島では、その扉に、独特のとがった金色の鋲を打ってその富を示していたが(その様子は こちら)、ここチュニジアでは、黒い鋲のような物の装飾如何によって、その富の有無を示しているのだそう。



この扉の取っ手の輪の下の模様は、ビザンチン時代の十字架のデザインの影響も受けている。




扉の周りに、白・黒の模様がついている家は、イスラム教のイマーム(大小の宗教共同体を指導する
統率者)の家なのだとか。

玄関先には、綺麗なタイルが段に貼ってある家もあり、そこで皆が座ってのんびり井戸端会議が出来るようにもなっている。

大統領邸は、延々長い白い塀が続き、ひときわ綺麗な大きな扉だった。
因みにその大統領とは、2011年の独裁体制崩壊後、初めてとなる大統領選挙が行われ、選挙管理委員会は12月22日、世俗派のカイドセブシ氏が当選したと発表されたばかり。

12月23日の紙面。下段中央に扱われていたが、日本の老害政治家(?)もビックリの、なんとなんと、御年88歳の大統領誕生!!
新大統領に選ばれたカイド・セブシ氏は、旧体制でも要職を歴任した88歳。イスラム勢力に近い、マルズーキ氏との決選投票を制し、得票率55.68%で勝利を収めた。1956年の独立後、初めての自由選挙で選ばれた大統領のもと、チュニジアは、「アラブの春」といわれる民主化運動が起きた国の中で、唯一、民主的な体制を実現することになった。

アラビア語は、右から左に書くので、「I 💛 ○○」 も自ずと右から書かれるのだが、その 「I 💛」 の 「I」 にアラビア語のルビらしきものがふってあるのが面白かった。
この後、ホテルにチェックインして、再び夕暮れのシディ・ブ・サイドの街を少しだけ散策した後に夕食を。
その様子は<2>で。

ダーバン(南ア) 18:45発 EK776便
ドバイ(アラブ首長国連邦) 05:25着
(南アとプラス2時間差、日本とマイナス5時間差)
乗り換えるドバイは、モロッコ旅行、イラン旅行でもトランジットする度に、機上からのブルージュ・ハリーファを拝ませてもらっている。
ドバイタワー(ブルジュ・ハリーファ)は、世界一の高さを誇る828メートル、160階建て。
乗り換えはしても未だ観光をしたことのないドバイ、来年は新年の花火を観てみたいものだが。

ドバイの空港内のディスプレイには、大きなクリスマスツリーと共に、黒い肌の姫?がいた。

ドバイ 09:00発 EK747便 チュニス 12:50着
(チュニスはダーバンからマイナス1時間、日本からマイナス8時間)
マルタ島がくっきりと見えて来た。

チュニス湾 左の湖がチュニス湖

機上からでも、チュニス湖にはピンク色の線のようなフラミンゴの群が確認できた。南アから飛来して来たのだそう。こんな所で南アからのフラミンゴに出会えるとは。
シディ・ブ・サイド
首都チュニスから北東に17キロ行った所にある街。

左がチュニス湾、右がチュニス湖、湖の手前辺りに、カルタゴ(カルタージュ)がある。


シディ・ブ・サイドは、チュニジアンブルーと言われる青と、白い壁がとても綺麗なオシャレな街。
眼前には地中海が広がり、アンダルシアやグラナダからの影響を受けた建築スタイル。この街の歴史は750年前から。古いと思えるが、チュニジアでは新しいのだそう。

綺麗なデザインの出窓が特徴的。イスラムの影響で、女性はひとめに着いてはいけない為、道路からは見辛い2階の格子窓から、女性達が下を見下ろしていたのは他のイスラム国と同様。
膨らんだ窓枠の部分では、鳥籠を置いている家もあったが、今では、枕やクッションなどを乾したりもすると言っていた。

観光地&リゾート地的な役割のある所なので、土産物屋も立ち並ぶ。見晴らしの良い丘の上には、大統領の別邸や、各大使館などの家々が建つ。

チュニジア人が列をなしているお店があった。バンベローニというドーナツのお店で、奥では生地を練っていて手前で揚げてはお砂糖をまぶして行くが、あっという間に売れていく人気店。ふわふわなので、あっという間にペションとなってしまったが、美味しい。

イスラム圏では、建物の造りが非常に似ていて、コーランのもと、皆が平等であるべきなのだが、やはり富裕層はそれを誇示したいことから、扉だけが豪華になって違いを見せつけている。タンザニアのザンジバル島では、その扉に、独特のとがった金色の鋲を打ってその富を示していたが(その様子は こちら)、ここチュニジアでは、黒い鋲のような物の装飾如何によって、その富の有無を示しているのだそう。



この扉の取っ手の輪の下の模様は、ビザンチン時代の十字架のデザインの影響も受けている。




扉の周りに、白・黒の模様がついている家は、イスラム教のイマーム(大小の宗教共同体を指導する
統率者)の家なのだとか。

玄関先には、綺麗なタイルが段に貼ってある家もあり、そこで皆が座ってのんびり井戸端会議が出来るようにもなっている。

大統領邸は、延々長い白い塀が続き、ひときわ綺麗な大きな扉だった。
因みにその大統領とは、2011年の独裁体制崩壊後、初めてとなる大統領選挙が行われ、選挙管理委員会は12月22日、世俗派のカイドセブシ氏が当選したと発表されたばかり。

12月23日の紙面。下段中央に扱われていたが、日本の老害政治家(?)もビックリの、なんとなんと、御年88歳の大統領誕生!!
新大統領に選ばれたカイド・セブシ氏は、旧体制でも要職を歴任した88歳。イスラム勢力に近い、マルズーキ氏との決選投票を制し、得票率55.68%で勝利を収めた。1956年の独立後、初めての自由選挙で選ばれた大統領のもと、チュニジアは、「アラブの春」といわれる民主化運動が起きた国の中で、唯一、民主的な体制を実現することになった。

アラビア語は、右から左に書くので、「I 💛 ○○」 も自ずと右から書かれるのだが、その 「I 💛」 の 「I」 にアラビア語のルビらしきものがふってあるのが面白かった。
この後、ホテルにチェックインして、再び夕暮れのシディ・ブ・サイドの街を少しだけ散策した後に夕食を。
その様子は<2>で。
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