(記事アップが遅れており、これは11月末~12月に一時帰国をした時のものです)
友人に、美味しいお寿司屋さんがあるとのことで、連れて行ってもらった。もともとは、創業400年の仲卸とのこと。
夜は、お寿司のみのコースが5000円、おつまみ付が6500円。おつまみ付のコースを。

ここはワインとのマリアージュも楽しめるお寿司屋さんとなっているので、まずは泡で。
突き出しは、海老、大根、こんにゃくの焚き合せ、ほうれん草にもろみ、そしてゴリの佃煮(だったかな)。
突き出しは、海老、大根、こんにゃくの焚き合せ、ほうれん草にもろみ、そしてゴリの佃煮(だったかな)。


ワインも良いが、せっかく日本に帰って来たのだしと、日本酒を。獺祭、そして十四代の生詰を、素敵な女性の方が、選んでくださった。彼女が、ワインも日本酒も選んでくださるのだが、大将曰く、彼女のことを「ノムリエ」と。

かつお

穴子 ふんわりしていて美味しい。

ガリは、通常の物と、たまりで漬けこんだものとの2種類。たまり漬けの生姜は、それだけでお酒の肴になってしまうぐらい。卵は、江戸の割には甘くなく、私としては嬉しかった。
このお店の特徴は、その寿司米。
赤いお酢の赤酢を使っており、酒粕とお塩のみで合計5年熟成させるのだそう。ちなみに、黒酢はお米から作る。まるで日本のバルサミコと言った具合で、つーんとした酸味はなく、旨みやまろみが感じられる優しいシャリとなっている。そしてシャリの温度は程よい温かさに保つ為、お湯を入れた袋をすし桶の中に入れておられ、それまで見せてくださった。

福岡の真鯛の炙り
熟成させていて、上にはイギリス産の塩。このイギリス産の塩がクセモノで、パリパリッとした食感が面白い。画像ではわかり辛いが、向こう側にある皮目だけ炙ってあり、香ばしい。

九州産のカナトフグ
トラフグと違って、もともと身が柔らかいとのことで、結構分厚く切ってもらったが、程よい食感で美味しい。
岩手沖のもの。今は、漁をしたその日のうちに築地のお寿司屋さんでは食べられるとのこと。脂がのっているが新鮮で美味しい。

オホーツクの帆立 噛むとキュッキュッと音が出るぐらいの帆立は初めて食べた。

1週間寝かしたもの。寝かした方が酸っぱさがないのだとか。イギリスのそばの大西洋産。大間産のホンマグロと言っても夏は美味しくなく、冬に限るのだそうで、この時期(11月末)は未だ早いのだとか。

北海道産のブリ 12キロのもの。とにかく美味しい。

北方領土産の馬糞雲丹 北海道産のものは、水っぽいとのこと。

九州産のきんとき鯛 上にすだちをすりおろしてあるので、スッキリ感。

前に食べたホンマグロの中トロ
これにも、イギリス産の塩を振ってもらっていただく。とてもキメが細かくて、ねっとりしており美味!

香箱蟹の内子入り お味が濃厚。

カワハギの肝乗せ

東京湾のカマス
分厚くて脂の乗りもすごく、カマスのイメージが変わるかも。時期が過ぎると、脂がなくなるのだそう。

ホンマグロのトロ
150キロもの。さっと上が炙ってあり、イギリス産の塩。これまた美味しい。
150キロもの。さっと上が炙ってあり、イギリス産の塩。これまた美味しい。

東京湾の穴子 上には山椒とイギリスの塩。ふんわり。

イクラ
自家製イクラは漬けだれが薄味となっているので、鶏卵のようなお味がする。

〆は青さ海苔のお味噌汁
これだけ次から次にと美味しいもののオンパレードで、6500円とは驚かされた。そしてもっと驚いたのは、獺祭や十四代ですら、それぞれ1000円もしないお安さ。
やはり築地には、全国の美味しいものが集まってくるのだと実感させられた納得のお店。
お店の大将に、お寿司の写真を撮っても良いか?と聞いたところ、広告代は全く払ってないのに、ツイッターやブログのお蔭で人気店になったと歓迎してくれ、とても気さくに色々とネタの話などを教えてくださった。
また次の一時帰国の時には来させてもらいますねと話させてもらった。
雨の降る平日の夜だったが、満席なのも頷ける。もともと、「紀之重」という屋号だったのだが、「秀徳」に変えたとのこと。本店、新店、3号店とがある。
新店
中央区築地6-26-6
03-5565-3511
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