南アでもそれほどハデではないが、バレンタインデーはあり、特に若い世代には重要な一日となっている。

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ホテルの入口にもこのような派手な装飾が。

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バレンタインデーの今日、アムシュランガのほとんどのレストランは予約で満席。
そんな中、カジュアルなイタリアンのお店で、我々7人でくつろいでいたところ、、、

一番奥の良い席を予約したと思われる若い白人男性(それも超イケメン君)が、何度も席を往復しては、バスケットに入った花、ぬいぐるみ、そしてバラの花束を用意し、お店の人にワインも用意してもらっていた。
7時を過ぎても彼女は現れず、だんだん雲行きが怪しくなってきて、ひとりで、組んだ両手に顔をうずめるイケメン君・・・
40分ほどして、携帯で連絡を取ったのか、彼が退席。

何処かまで迎えに行った?
もしかして、一旦は7時の約束で来た彼女があまりにカジュアルなお店なので気に入らず、黙って帰った?
と我々のテーブルでも憶測が飛び交っていたのだが・・・


ようやく8時を回って、彼が彼女の手を引いて現れ、席へと案内。
思わず我々グループも拍手を控え目にしかけたが、隣の白人4人(2カップル)のテーブル全員がにこやかに拍手を始めたので、我々も拍手を。
イケメン君もとっても嬉しそうで、可愛い彼女はややはにかみながら着席。

やっぱり我々だけがこの空いたテーブルを心配していたのではなく、他のテーブルの人も心配していたと言うこともわかり、何だか我々まで嬉しくなった。
日本じゃ、成り行きは見守っていたにせよ、拍手をするまでには至らないかな。


以下は以前にも書いた内容なので重複だが、日本におけるバレンタインデーについて:

日本では女性が男性にチョコレートを贈る日として、あるいは 「義理チョコ」 や 「友チョコ」 や 「自分チョコ」 も含めてイベントになっているようだが、米国、ヨーロッパ、南アなどでは男性から女性に花束やチョコレートや何か特別なプレゼントなどを贈るのが通例で、義理プレゼントはほとんどない模様。
同じアジアでも韓国は日本の影響を受けて女性から男性に贈るが、台湾は男性から女性に贈る西洋風が通常で2月14日以外にも贈る日があるとのこと。

何故日本は女性から男性に贈ることになってしまったのか?

メリーチョコレート
バレンタインチョコ発売は1958年。パリの知人からバレンタインデーの習慣を知り、新宿の伊勢丹でセールをしたが板チョコ3枚しか売れなかった。その後、他国とは逆の女性から男性に愛の告白をして良い日と銘打ってセールをし、他社もそれに追随した。
原邦生社長「女性からの告白とチョコレートを結びつけたのは当社だが、元祖争いには意味がない。」

モロゾフ
1936年に、在日外国人向けの英字新聞に「バレンタインはモロゾフのチョコレートを」と広告を掲載。メリー社より早い1953年にハート形のチョコレートを発売。
広報「当時のことを大きく宣伝したりしなかった。論争はしたくない。」
しかし、メリーの先代社長はもともとモロゾフに勤めていたとか。原社長曰く「53年のチョコレートのことは父は知らなかった。」と。。。