２月に入って、頻繁に起こっている計画停電 Load Shedding。そして悲しいかな、皆も徐々に計画停電に慣れて来ている。今週ウイークデーは幸いにもなかったが、また今日は計画停電中。

２月１４日（土）、アフリカで最大のゲートウェイモールに、日本から来ていた人と一緒に行っていたところ、２時から停電に。土曜だったので、とても大勢の人達がショッピングを楽しんでいたのだが、電気が落ちて、皆 「Ｏｈ－－－－－－ッ」 と落胆気味な声を挙げていた。



ゲートウェイ自身の非常電源ジェネレーターで、エレベーターは稼働。エスカレーターは一部が稼働。
画像ではわかりにくいだろうが、上のエスカレーターは普通に動いていて、下のエスカレーターは止まった為に皆が階段のように昇ったり降りたり。


















ジェネレーターを持っていないお店の中は真っ暗。
通路の方がずっと明るい。



















スーパーマーケットのウールワース Woolworth は
冷蔵・冷凍部分・レジをジェネレーターで稼働させて
いたので、暗い部分と明るい部分とに。




２月１５日（日）バリート Ballito のモールもこの日は午後２時から停電するだろうとわかっていたので、早目にランチや買い物を済ませに行った。



















お店もレストランも、ジェネレーターを備えている所は、デカデカと宣伝。
















午後２時は、買い物客でピークのはずだと言うのに、ジェネレーターのないお店群は、あっという間に閉店。








２月１２日に、ズマ大統領が声明を発表。
電力危機に対して一貫した解決策を推進することに失敗したと、又、南ア電力公社の Eskom の再建問題に関しても解決する姿勢は見せてはいるが現実的には実行が難しいことを暗に認めた内容になっていたとのこと。

アパルトヘイト撤廃（１９９４年）後、黒人政権となって、一度も発電所のメンテナンスを行って来ていなかったことのツケが２０年経って出て来た為、発電所があちこちで故障により休止状態になっていること、またアパルトヘイト撤廃に伴い、黒人の人達の経済活動が盛んとなって、アパルトヘイト時代よりも電力がより必要になったことなどが原因とされている。
今に始まったことではなく、いくらでも予測できた事態なのだが、、、


文句を言いつつも、徐々に慣れて行っている？　開き直って行っているかも？
ニュースでは、グラスに半分入ったものを見て、もう半分しかないと取るか、未だ半分もあると取るかだと言っており、計画停電を楽しもうと以下のような提案をしていた。

・テクノロジーに頼らず、家族でゲームをするなどしよう。

・なかなか読もうと思って読んでいなかった本を懐中電灯で読めば、きっと電気が戻って来たことも気付かず夢中になっているだろう。

・ロウソクで雰囲気バッチリのディナーを。

・寝てしまおう。

・星空を楽しもう。

・炭で焼くバーベキュー（ブライ Braai）を。

・とても暑いのなら、プールに跳び込むか、生温いお風呂に入ろう。

・近所の量販店に行ってジェネレーターを買おう。

・Wifiのない世界を体験しよう。

・計画停電中でもやっているレストランに行こう。

・（２時間程度では融けないが念の為）、冷凍庫のアイスクリームを全部食べてしまおう。

・計画停電のゾーンが違う友人や家族の所にお邪魔して、携帯を充電させてもらったり、wifiを使わせてもらおう。

・瞑想を体験してみよう。

・パニックにだけはならないでおこう。

何事もポジティブに考えるのは、良いことだとは言うが、、、