イメージ 3ドゥーズのホテル。















イメージ 1


サウナのハマムもある。

イメージ 2













屋内の温水プールも。




イメージ 4



ホテルの敷地のすぐ隣はもうサハラ砂漠なので、いかに水のある風景に意味があるかがわかる。






イメージ 7



後ひとつ特徴的なことは、イスラム教ではお酒が禁じられているからか(チュニジア人はあまり守っていないが)、喫煙率が非常に高い。
カフェに行こうものなら、屋内は真っ白なぐらいに煙でモクモクだったりもする。


エレベーターの中なのだが、灰皿が当たり前のように設置されていた。。。






ホテルでランチを。

イメージ 8




市場で前日に買ってホテルの冷蔵庫で預かってもらい、調理してもらったラクダのリブの塩焼き。
見た目はラム肉のような色合いだが、お味は牛肉とラム肉との中間ぐらいでとっても美味しい。








イメージ 5



イメージ 6







政府系の車は白地に赤いナンバープレート


さすがに写真を撮ることは出来なかったのだが、この日は、ホテルで政府系の人達の会議が行われており、ご一行も同じダイニングで食べていた。我々はビュッフェだったが、要人の方々はそこから銘々取ることなく、ビュッフェのお料理があらかじめ綺麗に盛られたお皿が着席と共に運ばれて来ていた。
1人、それほど老齢ではない男性が、皆から挨拶を受けていたが、聞けば、その人はチュニジアの文化大臣とのこと。


サブリア砦へとドライブ。

イメージ 9ホテルの周りはもう砂漠で、そこには塩が浮いている。
塩水なので、トマトやジャガイモは育たず、アーティチョークやメロンを栽培しているとのこと。
チュニジアで感じたことは、ミネラルウオーターもややしょっぱい。
そしてここドゥーズでは、水道水を歯磨きをする際に口に含むだけで塩分を感じる。歯茎が引き締まるかな?


イメージ 10

















Ghidma(アラブ風の発音ではリッドマ)の村


イメージ 17












イメージ 11




一般家庭は平屋の煉瓦造りの家に住み、山羊などの家畜はヤシの葉で作った柵の中、ラクダや鶏は外で飼われている。




アルジェリア訛りの言葉を話し、この辺りの人達はあまり外交的ではないとのこと。

イメージ 12






砂に埋もれているかのように
モスクがあった。







サブリア砦
イメージ 13



ビザンチンの時代の砦で、
ニジェールなどから奴隷を連れて来ていた。

当時は周りは緑に囲まれており、砂漠ではなかった。






イメージ 14




後に、アラブ人がやって来て、山に逃げるベルベル人を襲って山を焼き払い、緑がなくなって、砂漠化が始まった。





イメージ 15



イメージ 16






第二次世界大戦後には、軍がここに
駐留していたこともある。












延々と、ヤシの葉で作られた砂防のフェンスが道路際に続く。まるで小さな万里の長城?
イメージ 18













これをまっすぐ行けばアルジェリア、左に行けばリビア。

イメージ 19















イメージ 20




1960年に起こった砂嵐で、一夜にして砂に村全体が埋もれてしまい、村が全滅してしまった跡・・・





ドゥーズの街へ戻る。イメージ 21






この街在住のドライバーさんに、美味しいディーツ 
(ナツメヤシ)のお店に連れて行ってもらう。
チュニジアのほとんどのディーツは、モロッコなどと異なり、
粒ごとではなく枝ごとの販売。







ホテルで夕食を。

イメージ 22


イメージ 23









水や、ましてや海からも遠いこの街では、オイル漬けや塩漬けにしたお魚が多く、写真は撮りそびれたのだが、まるで日本の鯖のなれ寿司か鮒ずしのような発酵させたお魚料理もあった。

イメージ 24






イメージ 25








イメージ 26





イメージ 27





イメージ 28






イメージ 29









このパンが、香ばしく、チュニジアで食べた
パンの中ではなかなか良かった。

この日教えてもらったことの備忘録

砂漠では、羊が食べる為の草の質が良くなく、山羊やラクダは羊が食べない草も食べるので、山羊やラクダが飼われている。
夏場の6月~8月の3か月間は、草を求めて山羊やラクダと共に遊牧をする。
「ノマド」と言われる遊牧民は、アルジェリアからやって来ている。

サハラ砂漠の南では、ビザンチン時代に奴隷として連れて来られたスーダンからの黒人がおり、オスマントルコが奴隷を解放し、その末裔が多く住んでいる。

今でも、週に1度程度、公衆浴場を利用している。

街の人口が3万人を超えると、新しい街を他に造り、学校や病院が飽和状態にならないように人口分布をコントロールしている。

ディーツ(ナツメヤシ)は植えてから4年で未だ小さい樹ではあっても少量は収穫できる。

頭につけるターバン風のものなどは、白色はより宗教的で、放牧時などは黄色いものを身に着ける。

サハラ砂漠では、西から東、東から西と、風が吹き、砂が風で東西に移動していくうちに、その粒が小さくなっていき、サラサラの砂となる。
フランス南東部などのヨーロッパから吹いてくる 「ミストラル」 と言う強風が吹くと、お昼間でもライトを付けなければならないぐらいの砂嵐となる。
細かい砂の為に、目の病気になっている人がとても多い。

そんな砂漠でも、テントで寝れば、サソリやヘビの危険性もある。サソリに噛まれた時の為に、噛まれた部分をすぐにカット出来るよう遊牧民達は絶えずナイフを持っている。

井戸もところどころにあるが、塩分は少ないものの、マグネシウムが多く含まれているので、下痢しやすい。