Lake Eland Game Reserve の中の吊り橋やビューポイントを楽しんだ後(その様子は その1 で)、 敷地内にある、かつてサン族が住んでいた洞窟へ。
イメージ 1





















イメージ 2サン族の人が描いたエランドの絵もある。
イメージ 3












この画像はwikipediaより
イメージ 19サン族は、ブッシュマンとも呼ばれ(かつて空からコーラの瓶が降って来て驚いたブッシュマンの映画があったが)、何千年も前から住んでいて、南アでは一番古い先住民。
背丈は小さく、黄色みがかった茶色い肌に、頬骨が高く、モンゴロイド系の瞳をしている。
山や海岸沿いから多民族がやって来た為、洞窟などで住むこととなった。狩猟術に長じ、植物学や動物学にもたけていた。言語は、クリック音と言われる発生の仕方をしていた。
17世紀になって、白人が入植して来た為、サン族は、海岸沿いからドラケンスバーグなどの山に追いやられ、白人がハンティングを楽しんだ為に、サン族のライフスタイルも維持することが出来なくなり、他の黒人との結婚により、より彼らのアイデンティティは失われてしまった。現在未だサン族として残っているのは、カラハリ砂漠の人達ぐらいとのこと。
サン族の狩猟は、弓と矢を用い、アカシアで矢は作られ、誰の矢かわかるように印がされていた。サナギの入った繭から取った毒を使って動物をしとめていた。
狩猟に出る時は、水をダチョウの卵の殻の入れ、食べ物などを動物の皮で作った袋に入れて持ち運び。しとめた動物は、全く捨てる所はなく、肉のみならず骨や皮も全て利用した。
男性が狩猟に行っている間、女性は食用キノコ・球根・木の実などを探して食糧とした。サン族のコミュニティは非常に結束しており、指によるサインも多様された。一夫多妻。
人間や動物の絵を洞窟の壁に描いていたが、宗教的な意味合いが濃く、エランド、ノウサギ、ヘビ、猛禽類に力が宿るとされ、シャーマンがそれらの絵を描いた。絵は、赤・オレンジ・黒・茶色で描かれ、青や緑は使われない。



イメージ 5
洞窟の上の丘の部分には、可愛い花々が咲いていたり、派手なバッタがいたり。


イメージ 4








イメージ 6







イメージ 7












崖を徐々に下って行くと、ミモザアカシヤが黄色い可愛い花をつけていた。

イメージ 8



















イメージ 9





















イメージ 10


エジプトガン Egyptian Goose 
Alopochen aegyptiaca
イメージ 11

















イメージ 12
ハシブトハタオリ Thick-billed Weaver 
Amblyospiza albifrons
ガマの穂に懸命に巣作りをしていた。
今回、初めてこの種のハタオリドリを見ることが出来た。

イメージ 13























イメージ 14キムネツメナガタヒバリ Yellow-throated Longclaw 
Macronyx croceus
だと思うが、胸部分の色がはっきりせず。


イメージ 15





ムラサキテリムクドリ
Cape Starling 
Lamprotornis nitens











イメージ 16
クロオウチョウ  Fork-tailed Drongo 
Dicrurus adsimilis


イメージ 18






この小鳥ちゃんは
似た種類が多く
良くわからない・・・










イメージ 17




ブロンズミドリカッコウ
Dideric Cuckoo
Chrysococcyx caprius

今回、このカッコウも 
初めて見ることが出来た。








動物の居るゲームリザーブではあるが、それほど種類はいないものの、吊り橋やサン族の洞窟、そして色々な鳥さんなどに出会えて、我々としては、盛りだくさんだった。