(2014年の年末から2015年の年始にかけて行ったチュニジア旅行記は、しばし中断しておりましたが、すっかり忘却の彼方になってしまう前に備忘録として、残りを記事アップすることと致します。)

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サハラ砂漠のオアシスの町クサールギレンの周囲は、何処までも続く砂漠、砂漠、砂漠。
















ホテルの最上階のタワーから見える砂漠の砦まで4WDで行くことにした。
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すると、、、
砂にタイヤを取られて動けない車が。







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我々の車と結び付けて、引っ張るも、脱出用の紐が外れるぐらいに深く砂に埋もれている。。。
結局、我々がUターンして、クサールギレンの町の警察に応援を頼んで来てあげることにした。警察もこのようなことはしょっちゅうなので、了解!と。
聞けば、この車の主は首都チュニスからやって来たチュニジア人の一家で、我々のドライバーさん曰く、あの砂山でのコース取りは慣れてないからだと。

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砂山は、とてもひとつひとつの高さがあるので、一旦反対側のコースを行けば、全く車も見えなくなる。
警察に連絡して再び現場に戻ると、他の車が同様に助けようとはしていたが、やはり脱け出せず。すぐに警察が来るからね~と言って、我々は砦へと向かったが、砦から帰って来た時には、もう彼らは救助されたようでいなかった。


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ホテルなどがあるオアシスの緑が右端に見える。







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砂も、順光か逆光かで、色が異なるのも面白い。














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ラクダを引いている人は、チュニジアの冬の防寒着であるカシャビーヤを着ている。
映画 「スターウオーズ」 シリーズでジェダイの騎士が着ていたが、チュニジアの特に南部各地がロケ地となっている。













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我々もラクダに乗ることに。



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ラクダは、中国は敦煌界隈、エジプトの東サハラ砂漠、モロッコの西サハラ砂漠でと、何度か乗ったことがあるが、やはり高い位置からの視線は気持ちが良い。







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ホテルでの晩ご飯。











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機嫌良くビュッフェでお料理を取ってテーブルについてさあ食べましょうと言う時になって、停電。
チュニジア版闇鍋となった(笑)






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この日の夜は、初めて開催された音楽フェスティバルがホテルの隣で行われており、大音量には閉口したが、見に行ってみると、大勢の若者達が入場の為のセキュリティチェックに長蛇の列。

Uターンしてホテルに戻ろうとしたが、そこをどうしても通らないといけないと警察に言われ、結局英語が出来るお兄さん警官2人に案内してもらいつつホテル方面に戻った。


残念ながら写真を一緒に撮らせてもらうのは遠慮してしまったのだが、身長190センチぐらいはあり、、2人とも超超イケメン。
ただ、このサハラ砂漠勤務の警察官は、アルジェリア、リビアとの国境警備に加え、厳しい自然環境なので、エリートではなく、たたき上げ系新入警官か、何かの懲罰で左遷された警官かだろうとのこと。。。


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ホテルに戻って来ると、外で焚火を囲んでドライバーさん達がお茶をしていて、我々のドライバーさんが一緒にどうだ?と誘ってくれたので、お邪魔させてもらった。
我々のドライバーさんはアラビア語とフランス語なので、他の英語が出来るドライバーさんに間に入ってもらうなどしつつ、楽しい時間となった。




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コンデジで撮ったので画像が非常に粗いが、
満天の星空に、オリオン座が特に綺麗だった。











この日教えてもらったことの備忘録:

ラクダは、砂の上を時速20キロで歩くが、アスファルトの上だと遅くなる。

低い草には毒のあるものもあり、ラクダにも影響があり、30キロごとに、獣医か動物病院がある。

冬の3か月間は、ヘビもサソリも地中で冬眠するので、砂漠の野営は問題ない。

砂漠では、遊牧民は、パスポートなしで、国境を行き来出来る。
ベドウィンなどの遊牧民は、家は一カ所で農業もしつつ、遊牧もする。
羊飼いは、ご主人だけが2カ月間遊牧に出て、1ヵ月半は家に戻って家族と共に過ごす。家族が定住しているのは、学校があるから。
また、彼らの伝統として、春はバケーションとして家を離れて1~2週間をテントで過ごす。

ベルベル人は定住している。ベルベル人の特徴は、頭が小さく背も低いが、山の民となったので、山に登る為に筋肉質。

チュニジア人は、モスリムカレンダーでマホメッドの誕生日を1週間祝うが、西洋人のように個人の誕生日を祝わう習慣はない。因みに、モスリムカレンダーでは、2月は30日まであり、28日の月はなく、31日の月もない。つまり、29日か30日の月のみ。