首都アンタナナリボから車で3時間ほど、ペリネ特別保護区 Reserve Speciale de Perinet へ到着。
マンタディア・アンダシベ国立公園 Parc National de Mantadia-Andasibe の南側に位置する812ヘクタールの特別保護区。

まず園内に入って受付の前の樹に、普通にカメレオンが2匹!
ここには全部で6種類のカメレオンが生息しているのだそう。


通称 「旅人の樹 Traveler's Palm」。
マダガスカル固有種。非常に多くの水を含むことからこのように言われるようになった。

まず森に入って最初に教えられたのがこれ。綺麗な葉だが、うるしのような物らしく、触るとかぶれるので絶対触るな、食べると10~20分ほどで死亡してしまう猛毒がある、とのこと!
マダガスカルに行く前までは、お恥ずかしい話だが、霊長類のことなど全然知らなかった。
霊長類には大きく分けて、チンパンジーなどの真猿類と、キツネザルなどの原猿類とがあり、マダガスカルには、真猿類は全くおらず、その原猿類(厳密には曲鼻猿亜目 きょくびえんあもく)のみが生息しており、世界中の原猿類の4分の3がマダガスカル固有種ということなのだそう。
このペリネ特別保護区には、インドリを代表とした原猿を見るのが目的でやって来たというわけ。

そんな旅人の樹に、チャイロキツネザルが旅人ではないものの、旅人の樹に水を飲みに来ていた。12~20匹でひとつの群れを作る。
チャイロキツネザル Brown Lemur, Eulemur fulvus


蟻の巣がでっかい!



高い樹の上に赤ちゃんをお腹の辺りに抱えたメス。赤ちゃんの顔が少しだけ見える。

インドリは、キツネザルの中では最大で、90センチほどの大きさだが、尾はわずか3センチ程度。2~5匹程度のファミリーで行動し、2年に1度、1匹だけ子供を産む。1日に1キロもの葉を食べ、毎日違う種類の葉を食べる。地面にはめったと降りて来ないが、土も食べる。ひとつのファミリーで、2~3ヘクタールごとのテリトリーで暮らしている。

今度は、インドリの次に大きな、インドリ科のゴールデンシファカ・カンムリシファカ 。
ゴールデンシファカ / カンムリシファカ Diademed Sifaka, Propithecus diadema

むくむくで可愛いが、動く時はささっと素早い。寿命は40年ほど。
ふと気づくと、我々の頭上に何匹も居て、上から我々を見物しているみたいな感じ。


なんと、いきなりマダガスカルサンコウチョウのオスに出会えた。
マダガスカルサンコウチョウは、オスは羽色多型。羽色多型は、世界的にもあともう1種類が居るだけで、とても珍しく、このマダガスカルサンコウチョウには、3種類がいるのだそう。

マダガスカルサンコウチョウ Madagascar Paradise Flycatcher, Terpsiphone mutata

クロヒヨドリ Madagascar Bulbul, Hypsipetes madagascariensis


紫檀の樹。背がとても高いが、葉はこんなに小さい。


パンダヌスと言う樹。通称タコノキ。77種類があるが、7種類がエチオピアにあるだけで、残る70種類は全てマダガスカル固有種。


葉の付け根の所に水があるので、ヤモリやカエルが多く潜んでいて、ガイドさんがささっと探してくれた。

ドラセナの芽と実。芽だけ食用になるとのこと。


この公園ガイドの若い女性の人が、この実を見つけ、子供達が食べるよと。我々のアンタナナリボから一緒にやって来たガイドさんは、生まれも育ちも首都アンタナナリボなので、この赤い実?を知らず、食べてみたが、あまりに酸っぱくて食べられず。2人はほぼ同じぐらいの年齢だが、田舎育ちと都会育ちでは、同じマダガスカル人でも食べ物も違うのかと面白かった。
マダガスカルには、256種類の鳥が居るが、このペリネ特別保護区にはそのうち115種が生息している。あいにく小雨が降ったり止んだりのお天気だったので、あまり鳥さんには出会えなかったが、サンコウチョウのオスが早速見られて良かった。そして、目的だったインドリ、ゴールデンシファカ(カンムリシファカ)、そしてチャイロキツネザルに加え、夜行性のアヴァヒまで観られたのはラッキーだった。


来た道を戻るのだが、お昼前だったので、お店もずいぶん賑わい、マンゴロ川のそばでは、川魚のティラピアを片手に売っている人も居た。
因みに、そのマンゴロ川には鰻も居るのだそう。
この後は、お昼を食べた後、カメレオンパークへ。その様子は<4>で。
マンタディア・アンダシベ国立公園 Parc National de Mantadia-Andasibe の南側に位置する812ヘクタールの特別保護区。

保護区専属のガイドさんも加わって、我々のガイドさんと4人で早速保護区の森へと。
まず園内に入って受付の前の樹に、普通にカメレオンが2匹!
ここには全部で6種類のカメレオンが生息しているのだそう。


通称 「旅人の樹 Traveler's Palm」。
マダガスカル固有種。非常に多くの水を含むことからこのように言われるようになった。

まず森に入って最初に教えられたのがこれ。綺麗な葉だが、うるしのような物らしく、触るとかぶれるので絶対触るな、食べると10~20分ほどで死亡してしまう猛毒がある、とのこと!
マダガスカルに行く前までは、お恥ずかしい話だが、霊長類のことなど全然知らなかった。
霊長類には大きく分けて、チンパンジーなどの真猿類と、キツネザルなどの原猿類とがあり、マダガスカルには、真猿類は全くおらず、その原猿類(厳密には曲鼻猿亜目 きょくびえんあもく)のみが生息しており、世界中の原猿類の4分の3がマダガスカル固有種ということなのだそう。
このペリネ特別保護区には、インドリを代表とした原猿を見るのが目的でやって来たというわけ。

そんな旅人の樹に、チャイロキツネザルが旅人ではないものの、旅人の樹に水を飲みに来ていた。12~20匹でひとつの群れを作る。
チャイロキツネザル Brown Lemur, Eulemur fulvus


蟻の巣がでっかい!


何の塊かわかりかねたのだが、なんとなんと、夜行性のインドリ科のアヴァヒ avahi が眠っているとのこと。近づいても何処が頭なのかわかり辛かったが、3頭がくっついているのだそう。
森を歩いていると、とても大きな鳴き声があちこちからずっと聞こえていたのだが、それがインドリの鳴き声。大きい声と言えば、ガテマラなど中米でホエザルの野太い本当に吠えている声を聞いたが(その様子は こちら)、インドリの声はとても高くて綺麗。特にメスのインドリはオスよりも高い声で、オスとお互いが声を掛け合っているのがわかるぐらい。インドリの声は、5キロ四方に広がるのだそう。
すると居た!

高い樹の上に赤ちゃんをお腹の辺りに抱えたメス。赤ちゃんの顔が少しだけ見える。

すぐそばの樹の上に居たオス
インドリは、キツネザルの中では最大で、90センチほどの大きさだが、尾はわずか3センチ程度。2~5匹程度のファミリーで行動し、2年に1度、1匹だけ子供を産む。1日に1キロもの葉を食べ、毎日違う種類の葉を食べる。地面にはめったと降りて来ないが、土も食べる。ひとつのファミリーで、2~3ヘクタールごとのテリトリーで暮らしている。

今度は、インドリの次に大きな、インドリ科のゴールデンシファカ・カンムリシファカ 。
ゴールデンシファカ / カンムリシファカ Diademed Sifaka, Propithecus diadema

むくむくで可愛いが、動く時はささっと素早い。寿命は40年ほど。
ふと気づくと、我々の頭上に何匹も居て、上から我々を見物しているみたいな感じ。


なんと、いきなりマダガスカルサンコウチョウのオスに出会えた。
マダガスカルサンコウチョウは、オスは羽色多型。羽色多型は、世界的にもあともう1種類が居るだけで、とても珍しく、このマダガスカルサンコウチョウには、3種類がいるのだそう。

マダガスカルサンコウチョウ Madagascar Paradise Flycatcher, Terpsiphone mutata

クロヒヨドリ Madagascar Bulbul, Hypsipetes madagascariensis

アオジカッコウ Blue Coua, Coua caerulea
物凄く大きな鳴き声がすると思いきや、主はこの鳥。逆光でうまく撮れなかったが、、、マダガスカル固有のジカッコウ属。50センチぐらい。カメレオンも食べてしまうとのこと。

紫檀の樹。背がとても高いが、葉はこんなに小さい。


パンダヌスと言う樹。通称タコノキ。77種類があるが、7種類がエチオピアにあるだけで、残る70種類は全てマダガスカル固有種。


葉の付け根の所に水があるので、ヤモリやカエルが多く潜んでいて、ガイドさんがささっと探してくれた。

ドラセナの芽と実。芽だけ食用になるとのこと。
ヤシの種類の花


この公園ガイドの若い女性の人が、この実を見つけ、子供達が食べるよと。我々のアンタナナリボから一緒にやって来たガイドさんは、生まれも育ちも首都アンタナナリボなので、この赤い実?を知らず、食べてみたが、あまりに酸っぱくて食べられず。2人はほぼ同じぐらいの年齢だが、田舎育ちと都会育ちでは、同じマダガスカル人でも食べ物も違うのかと面白かった。
マダガスカルには、256種類の鳥が居るが、このペリネ特別保護区にはそのうち115種が生息している。あいにく小雨が降ったり止んだりのお天気だったので、あまり鳥さんには出会えなかったが、サンコウチョウのオスが早速見られて良かった。そして、目的だったインドリ、ゴールデンシファカ(カンムリシファカ)、そしてチャイロキツネザルに加え、夜行性のアヴァヒまで観られたのはラッキーだった。


来た道を戻るのだが、お昼前だったので、お店もずいぶん賑わい、マンゴロ川のそばでは、川魚のティラピアを片手に売っている人も居た。
因みに、そのマンゴロ川には鰻も居るのだそう。
この後は、お昼を食べた後、カメレオンパークへ。その様子は<4>で。
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