ペリネ特別保護区やカメレオンパークを見学した後、一路アンタナナリボへ。

イメージ 1


マダガスカルの中では比較的良い舗装道路の国道2号線は、なんと東京通りと呼ばれている。
アンタナナリボ中心を回避するこのバイパスは、日本の大豊という会社が造ったもので、中心部の独立大通りや、フォートドーファン港も建設した。




イメージ 2





こんな田舎にも漢字を使った建物などがあった。中国人は本当に何処にでも!
聞けば、マダガスカルがフランスの植民地になるよりも前から、中国人はやって来ていて、マダガスカル国籍を持っているのだそう。







まるでアジアな風景
イメージ 3


イメージ 4
子供達が、川で獲ったザリガニを売っていた。
南アだと、これが売り子が兄さんになって、伊勢海老を片手に売っているのだが(笑)


イメージ 5







お揃いの格好をしているのは、
7月31日の市長選挙戦の為。

イメージ 6
また選挙?と思いきや、男の子の割礼式でお祝いをしている人達。太鼓なども鳴らして盛り上げていた。この時はその主人公になる男の子には気付かなかったのだが、後日また割礼式を見たところ、大人の男性の肩に乗せられ綺麗な服を着た男の子が先頭になっていた。

イメージ 7




宗教に関係なく(マダガスカルでは、キリスト教や伝統宗教、イスラム教などさまざま)男の子は4~5歳になると割礼を受けるのだそう。




イメージ 8

闘鶏場。人気があるとのことで、多くの男性が来ていた。
昔は競馬があったそうだが、今はない。ただしカジノはあちこちにある。


イメージ 9










ガソリンは物価を考えると、とてもお高い。
ディーゼルの方が普通のガソリンよりも高く、
1リットル=3150アリアリ(約155円)。









イメージ 10


















イメージ 20

夕方ともなると、あちこちに露店が出ていて賑わっていた。

イメージ 21
















この日の夕食は、アンタナナリボでもヒップな人気レストランに行ってみた。(100アリアリ=約5円の換算)

イメージ 11イメージ 12






このゴールドの生の白ビールが美味しかった。
瓶のSkolで6000Ar、ゴールドで5000Ar







イメージ 13





突き出しが出て来た。
キュウリ、チーズ、トマト。





イメージ 14




ゼブ牛のタルタルとカルパッチョのデュオ 13300Ar
カルパッチョはイタリアンで食べるような物よりもずっと分厚く、しっかりお肉のお味。
タルタルはパセリや玉ねぎなどが入っていて美味しかった。







イメージ 15






フォアグラのポワレとテリーヌのデュオ 22200Ar
ポワレを期待したが、冷凍を解凍して焼いた?のか美味しくない。一方テリーヌは美味しかった。









イメージ 16




海老のソテー 21000Ar
お酒のパスティスでソテーしてあったかと思うのだが、海老の背ワタが取られていないせいか、匂いが宜しくない。
内陸であるということを、そして道路事情も悪く、電気事情も良くないここで、海のものを注文したことを後悔。







イメージ 17








ゼブ牛のタンの煮込み 
18200Ar 
これは美味しい。










イメージ 18







ポロフィットロール 12500Ar













イメージ 19



マダガスカルはチョコレートでも有名ということで、チョコレート尽くし4品 13900Ar  
チョコレートケーキ、フォンダンショコラ風、バヴァリアンチョコ、チョコレートムース、チョコレートアイス
右上の物がフォンダンショコラ風なのだが、表面だけが焼かれていて、中はとろりとしていて美味しかった。




お料理はまあまあかと思うが、盛り付けなどがオシャレで、ホテルのダイニングと言うこともあってお店の雰囲気も良く、ほぼ満席状態だった。


この日教えてもらったことの備忘録

電気事情も宜しくないが、首都アンタナナリボででも水道がきている家は大きな家に限られ、貧しい家の人は大きなポリタンク1個の水を50アリアリ(約2.5円)で買う。
電気もガスも高い為、炭が多く使われる。実際に炭で焼く方が美味しいと言う理由も。

資源としては、ニッケルやコバルトを住友系のダイナテックという会社がカナダなどと合弁で採掘を行っている。

キリスト教徒65%、イスラム教徒10%、他は伝統宗教アニミズムを信仰している。
その伝統宗教では、バオバブとザトウクジラを崇め、インドリを祖先と思っている。その為、マダガスカルの南では、マングースキツネザルやシファカを食べる人も居るが、インドリは食べない。また、捕鯨もしない。
クジラは、我々が行った丁度1週間前にマダガスカルの東側を通ったそうで、そろそろクジラの季節がやって来るとのこと。

アンタナナリボの都会人は日々忙しいので、朝はフランスパン(クロワッサンなどは外国人が食べるもので庶民は食べない)、昼はご飯、夜はお粥を食べる。他に、お米で出来たドーナツなども食べ、そのドーナツは塩味と甘い砂糖味とがある。

地震が昔はあったが今はあまりなく、アンツイラベと言う所には温泉がある。

サイクロンは、12月~3月の間に、4回程度襲来する。

徴兵制はなく、軍には入りたい人だけが入る。

通称サザンクロス街道(国道7号線)と今回走った2号線は、路面の状態がとても良いが地方に行けば非常に悪くなる(後日、とても実感!)

外国人観光客は、フランス人が一番多く、次いでイタリア人。ヨーロッパ人にはもっぱらビーチが人気。中国人は、ビジネスマンが多く来るが、警察や役所には賄賂を支払って、違法で宝石、亀(鼈甲)、ペット用のカメレオン、紫檀、黒檀などを持ち出して行く。

鉄道は、1895年~1960年のフランス植民地時代に造られ、今はバニラ、コショウ、鉄などの運搬に使用されている。

川によってはもともとワニも生息している。ワニのお肉を食べる人も居るが、メジャーではない。ワニの油を薬にしたり、皮をバッグや靴にする。

会社は、政府系は土日がお休み、私立は日曜がお休み、学校は土日がお休み。

結婚式は土曜に挙げるのが主流で教会で挙げ、木曜は役所で挙げる。

法律で結婚の年齢は決まっておらず、だいたい15歳ぐらいで結婚するが、離婚率も高い。
昔は一軒に子供が16人とか居たが、現在は都会で2~3人、田舎は平均6.4人。

マダガスカル東部では、日本向けに鰻の養殖を行っている。

選挙の投票は18歳から。

おまわりさんの検問は、バスや乗り合いタクシー(タクシーブルース)などを重点的に行い、厳しい。その為、運転手側に非がなくても、運転免許証を見せる時にあらかじめお金をそこにはさんでおいて、さっさと見逃してもらうべくすることもあるとか。

車には車検制度がある。