
エチオピア北部のバハルダールにあるタナ湖は、琵琶湖の5倍もの規模をほこり、エチオピアで一番大きな湖。37もの島々があり、21の修道院がある。1時間ほどボートに乗った後、ようやく上陸。
この⇔の間だけの移動で船で
片道に1時間かかった。
ウラ・キダネ・マハレット Ura Kidane Mihret 修道院

実際には島ではなく、ゼゲ半島に位置しているのだが、陸路よりも水路の方が簡単にアクセスできるのだそう。
14世紀に創られた教会で、現在の建物は16世紀に建てられたもの。丸い形をしている。

多くの巡礼者の人達が訪れていた。
オラは村の名前、キダムナは捧げると言う意味。
20人の聖職者が居る。

内部には(修復も代々行われているので)100~250年前に描かれた、聖書や聖人にまつわる壁画が、所狭しと描かれている。
白馬にまたがっているのは、
聖ゲルギオス(セント・ジョージ St. George)。
数多くあるエチオピア産ビールで一番人気は
セント・ジョージで、シンボルとなっている。
聖ゲルギオス(セント・ジョージ St. George)。
数多くあるエチオピア産ビールで一番人気は
セント・ジョージで、シンボルとなっている。

昔の人達は、文字が読めなかった為、聖書のストーリーを絵に描いて、説明した。

伝説によると、ソロモン王とエチオピアを治めていたシバの女王との間に出来た子供のメネリク1世が、モーゼの十戒の石板を入れたアーク (契約の箱) を、イスラエルからエチオピアに持ち帰ったとされている。
現在、そのアークは、アクスムと言う街の修道院に安置されており、全てのエチオピア正教の教会はそのレプリカを安置している。
この修道院の場合は円形で外側の廊下、内側の廊下、そして内陣の3つのエリアに分かれているが、その3つ目の中心に、アークのレプリカが安置されていて、そこに通じる扉がこれ。聖職者しか入れないエリアとなっている。
キャンバスの上に草木や鉱物などの自然な色で彩色しているが、文字は古代グーズ語(ラテン語のようなもの?)で書かれているので、文字は現在使われているアムハラ語に似ていても、エチオピア人でも聖職者以外は読むことが出来ない。

参道で、イコンなどの宗教絵を描いて
売っている人の絵の具を見せてもらった。
昔ながらの自然な物ばかりを使っている。
売っている人の絵の具を見せてもらった。
昔ながらの自然な物ばかりを使っている。

建物の一番上には、十字架ではなく、独特のものが乗るのだが、丸くて白い球体は、ダチョウの卵。
博物館が併設されている。
歴代の王様の王冠や法服などが展示されている。
重そうな王冠
羊の皮や大きな物は馬の皮に聖書が書かれている。

博物館におられた学芸員?聖職者?の方が、我々のガイドさんに質問をしていた。
エチオピアでは独特の暦を使用している。
グレゴリオ暦では、訪れたこの時は2015年12月20日だったが、エチオピア暦では2008年12月10日。
その為、色々な展示物につける英語の解説文の西暦が良くわからず、ガイドさんに聞いていたと言うわけ。
エチオピアでは時間も異なる。
太陽が昇る朝6時を0時、日没である18時を12時とし、彼らの夜の0時は我々の18時から始まる。
例えば、我々にとってはお昼過ぎの13時が、彼らにとっては7時となり、ガイドさんも時々、我々に言う待ち合わせ時間を間違って言っては大笑いしていた。
因みに、空港でもエチオピア時間の時計が当たり前のように壁にかかっているが、飛行機のチケット表記の時間は我々の時間となっていて、ややこしかった。
エチオピアはコーヒーでつとに有名。半島の船着き場のウラ港から修道院に向かうまでの間にも、コーヒーが。
この辺りの人達1万人が、コーヒー産業に従事しているとのこと。

これはコーヒーの苗。

参道途中で、コーヒーセレモニーをしていたのでそこでいっぱい頂くことに。
足元には葉っぱが敷き詰められ、カップを置いた台の手前には、乳香を炭でたいて、とても良い香りが漂っている中でいただく。
煮立てているように思うのだが、日本のコーヒーよりもずっと濃厚なのに、渋みや苦味などがなく、美味しい。
砂糖や塩を入れて飲む。


この葉っぱからは、まるでタイムか何かの
ような香りがしたのだが、これはハーブティーに
して飲むとのこと。
後日いただいたが、すっきり美味しかった。

パピルス船のお土産も並んでいる。
実際のパピルス船


オナガザル Vervet Monkey
南アにも居るが、こちらの方がおとなしそう。
南アにも居るが、こちらの方がおとなしそう。

お猿さんが大好きで、人間も薬として摂るクムクワの実。

ヒガシハイイロエボシドリ
Eastern Grey Plantain-eater
Crinifer zonurus
比較的珍しい鳥を目撃。
逆光でいまひとつわかり辛いが。
この半島で生まれ育ったと言うガイドさんに聞いてみたところ、以前に一度だけここでヒョウ(レパード)を見たとのこと。自然保護区でもないこんな所にも居るんだ!とビックリ。

アズワ港にある
聖マリア修道院
St Mary Monastery
14世紀に建てられた修道院。
屋根は藁ぶき。
キリスト教の事も良くわからないのだが、聖職者にも位があり、Monk (修道士) は結婚は出来ないが、Priest (日本語訳で聖職者、司祭) は一度だけ結婚可能だが、離婚した場合には Priest を剥奪されるとのこと。

前述の修道院にもあったが、石の鐘。
上に乗せてある小石で打つと
まるで金属音のような音色がする。



驚いたのは、以前はカニバリズムもあったのだそう!
左側真ん中の絵でわかるかと。
地獄の絵も描かれている。
鬼まで居て、日本人が閻魔大王の居る地獄を
鬼まで居て、日本人が閻魔大王の居る地獄を
描くのと非常に似ているような気がする。

裏には、こんな小さな建物が。修行をしている人がここで寝泊まりをしている。
若い少年も居た。
この後は、ふたたび船で湖を渡って、お昼ご飯。そしてブルーナイルを見に。その様子は<4>で。
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