ラスタファリアンの聖地であるシャシャマネを後にし、ドルゼ村に到着。
ここは標高3500メートルの高地で、ドルゼ族の人達約7800人が暮らしている。下界では31度でも、この辺りでは21度と非常に涼しい。
まずドルゼ村に入る道では、子供達がパフォーマンスをしてお小遣いをおねだりしている。
お尻を突き出して横にふりふりするのが、この部族の伝統的ダンスなのだそうで、中央の男の子もお城をふりふり。
ドルゼとは、機織りの意味とのこと。
住居は、竹で編んだフェンスで仕切られている。
男性は機織りをし、女性は綿を紡いで糸にする。
ガビと言われる綿のブランケット作りをしているが、5年前に工場が出来、日曜の教会での礼拝の後に来て作業をする。
教会に行く時には、男女共、白いブランケットであるネテラを身にまとう。
男女とも、それぞれの両親から作業の手ほどきを受ける。
綿の種は、子供達が取って、コットンオイルや家畜の餌などとして、低地の人達に売る。
一軒の家を見学させてもらった。
ひとつの敷地に3つの建物がある。
家の外観はゾウを模している。かつてエチオピアにもゾウは居たそうだが、今はもうケニアやタンザニアに移動してしまい、エチオピアには野生のゾウはいない。
写真にはないのだが、右側にある小さな建物が築97年の建物で台所として。画像の右側の大きな建物が主屋で、築32年。左は新婚の家族の為のもので、築3カ月。
屋根の上の方に2つ開いている穴はゾウの眼と言われていて、換気口と光を取り入れ口を兼ねている。家の中で火をつかって煙でシロアリを退治している。
内部は中央部分がリビングとなっている。
天井が高いので、圧迫感がなく広く感じる。
リビングでは、コーヒーや紅茶を作る程度。
左側に寝室。
右側は家畜。
高地で寒い為、家畜も一つ屋根の下。
若い竹の皮を使って、上へと編んでいくので、建築途中には、足場の竹が横に渡してある。
大きな家となると、高さ9~12メートルとなり、建てるのに約3カ月、100~120人で作業をすることになる。
屋根は15~20年ごとに吹き替えるのだが、シロアリが竹を傷めるので、徐々に壁の下の竹の部分をカットして行く。その為、徐々に家の高さは低くなり、入口も徐々に低くなっていく。
あまりにシロアリが多い時は、60人ぐらいで持ち上げて、引っ越しをする。
台所では、おばちゃんが香辛料作りを。
生姜、にんにく、タマネギ、ペッパー、塩を混ぜて作る。
ここはあまりに高地の為、バナナやテフ(エチオピア人が常食とするインジェラの元となる)やトウモロコシが育たない。
一毛作のバリーと言う大麦などと、偽バナナと言われるエンセーテなる植物が常食となる。
ボルテーと言うローカルビールをこのバリーとモルトから作るが、アルコール度数は0.5%程度とのこと。
これが彼らにとって必需品の偽バナナ。
確かにバナナの樹のようだが、実はならない。
それを女性が樹にひっかけて、しごいて行く。
その偽バナナの茎のしごいた部分をユーカリと動物の皮でくるんで、3カ月ほど置いておく。
発酵させると、緑色だったものが、白く変わる。
強火で焼く。
因みに、こそぎ落とした後の皮は、ロープになり、葉などはタオル替わりにするとのこと。無駄がない。
焼きあがったものを試食させてもらった。
コチョーク、だったかな。???
生地は硬くてあまり味がしない・・・
小皿手前の赤いスパイスか、(蜂さんも
混ざってる?)ハチミツかをつけていただく。
スパイスがとってもとっても辛い!!
低地の人達が常食としているインジェラは、
何か特別な時にしか食べないとのこと。
一緒に自家製のお酒もいただいた。
ライオンのミルクと言う意味のハレケと言う。
ホップ、アニス、ソルガム、モルト、バーリーから作る。
アニスの香りが結構強いので、北欧のアクアヴィットみたい。
飲み方として、まず音頭を取ってくれる人が 「ヨーヨーヨーヨーヨー!」 と声をかけ、我々がそれに呼応して 「ヨ~!!」 と大声を出した後に一気飲みをする。
度数はわからないとのことだったが、結構強く、クア~っとした。
民族衣装体験として、男性は、山羊の皮の頭飾り、ヒョウなどの皮の上着、カバの皮で作った楯に槍なども持たせてくれる。
この村の見学はとてもシステマティックになっていて、写真を撮る度にお金を要求されることもなく、非常にフレンドリーで良かった。
ここの人達は、家の建物やフェンスを竹で編み、ブランケットを機織りするだけあって、なるほどドルゼ(機織りの意味)族なのだなと。
ドルゼの人達がブランケットを売っている村はずれの高台からはアバヤ湖、そしてチャモ湖が一望できる。
アルバミンチのホテルに到着。 やれやれ夕食を。
ビュッフェ形式なので、少しずつ色々と。
翌日は、トゥルミと言う町まで行き、ラッキーなことに、ハマル族の男性の成人式であるブルジャンプ Bull Jumping を見ることが出来た。その様子は追って。
ここは標高3500メートルの高地で、ドルゼ族の人達約7800人が暮らしている。下界では31度でも、この辺りでは21度と非常に涼しい。
まずドルゼ村に入る道では、子供達がパフォーマンスをしてお小遣いをおねだりしている。
お尻を突き出して横にふりふりするのが、この部族の伝統的ダンスなのだそうで、中央の男の子もお城をふりふり。
ドルゼとは、機織りの意味とのこと。
住居は、竹で編んだフェンスで仕切られている。
男性は機織りをし、女性は綿を紡いで糸にする。
ガビと言われる綿のブランケット作りをしているが、5年前に工場が出来、日曜の教会での礼拝の後に来て作業をする。
教会に行く時には、男女共、白いブランケットであるネテラを身にまとう。
男女とも、それぞれの両親から作業の手ほどきを受ける。
綿の種は、子供達が取って、コットンオイルや家畜の餌などとして、低地の人達に売る。
一軒の家を見学させてもらった。
ひとつの敷地に3つの建物がある。
家の外観はゾウを模している。かつてエチオピアにもゾウは居たそうだが、今はもうケニアやタンザニアに移動してしまい、エチオピアには野生のゾウはいない。
写真にはないのだが、右側にある小さな建物が築97年の建物で台所として。画像の右側の大きな建物が主屋で、築32年。左は新婚の家族の為のもので、築3カ月。
屋根の上の方に2つ開いている穴はゾウの眼と言われていて、換気口と光を取り入れ口を兼ねている。家の中で火をつかって煙でシロアリを退治している。
内部は中央部分がリビングとなっている。
天井が高いので、圧迫感がなく広く感じる。
リビングでは、コーヒーや紅茶を作る程度。
左側に寝室。
右側は家畜。
高地で寒い為、家畜も一つ屋根の下。
若い竹の皮を使って、上へと編んでいくので、建築途中には、足場の竹が横に渡してある。
大きな家となると、高さ9~12メートルとなり、建てるのに約3カ月、100~120人で作業をすることになる。
屋根は15~20年ごとに吹き替えるのだが、シロアリが竹を傷めるので、徐々に壁の下の竹の部分をカットして行く。その為、徐々に家の高さは低くなり、入口も徐々に低くなっていく。
あまりにシロアリが多い時は、60人ぐらいで持ち上げて、引っ越しをする。
台所では、おばちゃんが香辛料作りを。
生姜、にんにく、タマネギ、ペッパー、塩を混ぜて作る。
家造りには欠かせない竹。
筍などは食べないのだそう。
筍などは食べないのだそう。
ここはあまりに高地の為、バナナやテフ(エチオピア人が常食とするインジェラの元となる)やトウモロコシが育たない。
一毛作のバリーと言う大麦などと、偽バナナと言われるエンセーテなる植物が常食となる。
ボルテーと言うローカルビールをこのバリーとモルトから作るが、アルコール度数は0.5%程度とのこと。
プラムやリンゴも栽培している。
これが彼らにとって必需品の偽バナナ。
確かにバナナの樹のようだが、実はならない。
茎の部分は、見た目はヘチマのようだが、
匂いはまるでキュウリのよう。
それを女性が樹にひっかけて、しごいて行く。
その偽バナナの茎のしごいた部分をユーカリと動物の皮でくるんで、3カ月ほど置いておく。
発酵させると、緑色だったものが、白く変わる。
それを丸く平らにのばして
強火で焼く。
因みに、こそぎ落とした後の皮は、ロープになり、葉などはタオル替わりにするとのこと。無駄がない。
焼きあがったものを試食させてもらった。
コチョーク、だったかな。???
生地は硬くてあまり味がしない・・・
小皿手前の赤いスパイスか、(蜂さんも
混ざってる?)ハチミツかをつけていただく。
スパイスがとってもとっても辛い!!
低地の人達が常食としているインジェラは、
何か特別な時にしか食べないとのこと。
一緒に自家製のお酒もいただいた。
ライオンのミルクと言う意味のハレケと言う。
ホップ、アニス、ソルガム、モルト、バーリーから作る。
アニスの香りが結構強いので、北欧のアクアヴィットみたい。
飲み方として、まず音頭を取ってくれる人が 「ヨーヨーヨーヨーヨー!」 と声をかけ、我々がそれに呼応して 「ヨ~!!」 と大声を出した後に一気飲みをする。
度数はわからないとのことだったが、結構強く、クア~っとした。
民族衣装体験として、男性は、山羊の皮の頭飾り、ヒョウなどの皮の上着、カバの皮で作った楯に槍なども持たせてくれる。
この村の見学はとてもシステマティックになっていて、写真を撮る度にお金を要求されることもなく、非常にフレンドリーで良かった。
ここの人達は、家の建物やフェンスを竹で編み、ブランケットを機織りするだけあって、なるほどドルゼ(機織りの意味)族なのだなと。
ドルゼの人達がブランケットを売っている村はずれの高台からはアバヤ湖、そしてチャモ湖が一望できる。
アルバミンチのホテルに到着。 やれやれ夕食を。
ビュッフェ形式なので、少しずつ色々と。
翌日は、トゥルミと言う町まで行き、ラッキーなことに、ハマル族の男性の成人式であるブルジャンプ Bull Jumping を見ることが出来た。その様子は追って。
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