マンテンガ自然保護区 Mantenga Nature Reserve にあるスワジ文化村 Swazi Cultural Village で、スワジの人達の伝統的な生活様式などを見学。
村の入口。
来訪者は、相手の名前がわからないので、「エンカーヤ」 「エンコーシ」 と大声で叫び、来訪を告げる。
入口に一番近い右側の家は少女達の家。
ケニアやタンザニアのマサイ族の村では、入口近くは外からの侵入者に備える為に若い男性が住んでいるが、ここは女性と言うのに驚いた。
スワジ式考えでは、敵は女子供は殺さないことから、入口近くに配しているのだそう。

それぞれの家の入口は非常に低く小さい。
家へ入る時に、家人への尊敬の念と、敵の場合は頭をさげて入らねばならないと言う両方の意味から。
ガイドをしてくれたこの男性の服装は、伝統的なもの。
家の中は案外広い。夏は涼しく、冬は暖かいのだそう。向かって右側が男性、左側が女性が座るのがマナー。
片手を頭の上にまわして反対側の耳が触れるようになったら、6歳ぐらいと判断され、女の子は6歳からひとりで寝るようになり、昼間は男女別となる。
一夫多妻で、奥さんが2人が普通だが、経済的に余裕があれば何人でも構わない。奥さん1人に対し、牛は17頭の結納が必要で(ズールー族よりも牛が多い!)、相手の女性が処女でなければ、交渉次第で牛の数は少なくて済む。
因みに、現在の王様であるムスワティ3世は16人の奥さんがいる。その前の国王であったソブーザ2世は100人以上の奥さんがいて、その子供(王子や王女)は600人にもなったとか。
子供の最年長が王様の面倒をみて、一番若い奥さんの子供(=一番若い子供)が次の王様となる。つまり、父親である王様と年長の王子とが、王権を争うなどを避ける為のシステムとなっており、その中間の子供達は王族を継承することもなく自由となる。
先祖は、神に近い存在として考えられ、お墓は村の中にはない。
夫に先立たれた場合、2年間奥さんは喪に服さなければならない。奥さんが先立った場合、その女性の妹がもし処女であれば、ご主人はその義理の妹を奥さんにめとることが出来る。
離婚は、奥さん方の実家がもらった結納の牛を返却しなければならないが、話し合いを要する。
女性の服装は、未婚はアンテロープの毛皮を、既婚者は山羊の皮をまとう。このスカーフのような物を着る時は、男性が右肩で、女性が左肩で留めるようにして着る。
マリファナは、先祖とのコンタクトの時に使われていたが、今は禁止されている。
屋外にある台所。
女性達が調理をするが、動物の頭部や足は女性は調理もしてはならず、ましてや食べてはならない。
頭部を食べると賢くなり、足を食べると足が速くなって逃げてしまうからと。


家は10~15年ごとに上からかぶせた草を変える。家自身は移動可能なので、10~15人で担いで、移動する。
村の後ろにある山は、ニューニャアと言われ、向こう側が断崖絶壁となっていて、昔はそこから、罪人をジャンプさせて処刑していた。
伝統的なダンスを披露してくれた。5つのパートに分けて構成されていて、約1時間ほど見ることが出来る。
ウコタ、男性が競い合うシパタ、未婚女性のダンスのインガージャ、祈祷師であるサンゴマのダンスのヒラ、そして男女のダンスや歌となる。


既婚女性は、髪型が
未婚女性とは異なる。


皆、リズムに合わせてすごく綺麗に足がまっすぐ上がっていた。

男性達も迫力がある。
足を勢いよく地面に上げ下ろしするので、砂煙が起こり、小石や砂が見ている我々にも降ってくるぐらいだった。

祈祷師であり、霊媒師でもあるサンゴマ。
ズールー族やソト族の村を見学した際にも
サンゴマ (ソト族ではナーガと言う) はいたが、
サンゴマも踊るとは知らなかった。
サンゴマには、男女どちらでもなれるが、
この踊っている人は男性。

最後は皆のコーラスを。
まるでゴスペルのような綺麗なハーモニーを聞かせてくれた。
踊って歌ってと、役者ぞろい。
首都のムババーネ Mbabane 郊外にあるホテルにチェックイン。
待ちに待った夕食を。ビュッフェ形式となっている。






鶏肉と豚肉のローストは、オーナーさん自らが、それぞれのお客さんと会話しながら、切ってくれた。
充実したスワジランドの1日目となった。
翌日はムカヤ動物保護区 Mkhaya Game Reserve へ。その様子は<3>で。

来訪者は、相手の名前がわからないので、「エンカーヤ」 「エンコーシ」 と大声で叫び、来訪を告げる。
入口に一番近い右側の家は少女達の家。
ケニアやタンザニアのマサイ族の村では、入口近くは外からの侵入者に備える為に若い男性が住んでいるが、ここは女性と言うのに驚いた。
スワジ式考えでは、敵は女子供は殺さないことから、入口近くに配しているのだそう。

それぞれの家の入口は非常に低く小さい。
家へ入る時に、家人への尊敬の念と、敵の場合は頭をさげて入らねばならないと言う両方の意味から。
ガイドをしてくれたこの男性の服装は、伝統的なもの。

片手を頭の上にまわして反対側の耳が触れるようになったら、6歳ぐらいと判断され、女の子は6歳からひとりで寝るようになり、昼間は男女別となる。
一夫多妻で、奥さんが2人が普通だが、経済的に余裕があれば何人でも構わない。奥さん1人に対し、牛は17頭の結納が必要で(ズールー族よりも牛が多い!)、相手の女性が処女でなければ、交渉次第で牛の数は少なくて済む。
因みに、現在の王様であるムスワティ3世は16人の奥さんがいる。その前の国王であったソブーザ2世は100人以上の奥さんがいて、その子供(王子や王女)は600人にもなったとか。
子供の最年長が王様の面倒をみて、一番若い奥さんの子供(=一番若い子供)が次の王様となる。つまり、父親である王様と年長の王子とが、王権を争うなどを避ける為のシステムとなっており、その中間の子供達は王族を継承することもなく自由となる。
先祖は、神に近い存在として考えられ、お墓は村の中にはない。
夫に先立たれた場合、2年間奥さんは喪に服さなければならない。奥さんが先立った場合、その女性の妹がもし処女であれば、ご主人はその義理の妹を奥さんにめとることが出来る。
離婚は、奥さん方の実家がもらった結納の牛を返却しなければならないが、話し合いを要する。
女性の服装は、未婚はアンテロープの毛皮を、既婚者は山羊の皮をまとう。このスカーフのような物を着る時は、男性が右肩で、女性が左肩で留めるようにして着る。
マリファナは、先祖とのコンタクトの時に使われていたが、今は禁止されている。

女性達が調理をするが、動物の頭部や足は女性は調理もしてはならず、ましてや食べてはならない。
頭部を食べると賢くなり、足を食べると足が速くなって逃げてしまうからと。

この火をおこしてある場所は若い少年達のみの場所。
ドラムなどが温めて?あった。
ドラムなどが温めて?あった。

家は10~15年ごとに上からかぶせた草を変える。家自身は移動可能なので、10~15人で担いで、移動する。
村の後ろにある山は、ニューニャアと言われ、向こう側が断崖絶壁となっていて、昔はそこから、罪人をジャンプさせて処刑していた。
伝統的なダンスを披露してくれた。5つのパートに分けて構成されていて、約1時間ほど見ることが出来る。
ウコタ、男性が競い合うシパタ、未婚女性のダンスのインガージャ、祈祷師であるサンゴマのダンスのヒラ、そして男女のダンスや歌となる。


既婚女性は、髪型が
未婚女性とは異なる。


皆、リズムに合わせてすごく綺麗に足がまっすぐ上がっていた。
この彼女の足上げは秀逸。

男性達も迫力がある。
足を勢いよく地面に上げ下ろしするので、砂煙が起こり、小石や砂が見ている我々にも降ってくるぐらいだった。

祈祷師であり、霊媒師でもあるサンゴマ。
ズールー族やソト族の村を見学した際にも
サンゴマ (ソト族ではナーガと言う) はいたが、
サンゴマも踊るとは知らなかった。
サンゴマには、男女どちらでもなれるが、
この踊っている人は男性。

最後は皆のコーラスを。
まるでゴスペルのような綺麗なハーモニーを聞かせてくれた。
踊って歌ってと、役者ぞろい。
首都のムババーネ Mbabane 郊外にあるホテルにチェックイン。

部屋から見た眺め。眼下には、ムババーネの街などが広がる。
待ちに待った夕食を。ビュッフェ形式となっている。

スワジランドの生ビールがあったのでそれを。






鶏肉と豚肉のローストは、オーナーさん自らが、それぞれのお客さんと会話しながら、切ってくれた。
充実したスワジランドの1日目となった。
翌日はムカヤ動物保護区 Mkhaya Game Reserve へ。その様子は<3>で。
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