スワジランドの首都ムババーネの郊外で迎えた朝。

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街は賑わっていた。
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スワジのビッグママと言った感じの女性。伝統のスカートを。


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伝統的な宗教とも混じっている場合も多いが、キリスト教が過半数を超えているので、イースターともなると、大勢が集まり、屋外で女性達が忙しそうに調理をしているのは、南アの黒人達と同様。






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こんな所に!
最近は、アフリカの新しい道路や建物など
中国からの支援をやたらと見かけるのだが
こう言った活動をスワジランドで
日本がしていたとは!




ムカヤ動物保護区 Mkhaya Game Reserve へ。

イメージ 61960年代に密猟によって野生動物がことごとく絶滅の危機に瀕し、スワジランドからはライオンが絶滅。現在は、サイの角を中国人が強壮剤として (実際には角は爪のような成分で全く効果は得られないのだが)、ブラックマーケットで高額で売買されている為に密猟が尽きず、1990年代には隔週ごとにサイが1頭殺される状態となっていた。
そこで、白人の一家がムカヤ動物保護区を中心にレンジャー隊を組織して、スワジランド国王の支援もとりつけ、サイの保護などに取り組んでいる。

いくら取り締まっても、現在もアフリカ全土でサイの密猟は続いている。サイの角はカットしてもまた再生するのだが、密猟者はまず殺して容易に角を盗っていく。
サイの角に、サイには無害の毒をあえて注入し、中国人が怖がって買わないようにする運動もあったのだが、それもあまり功を奏しない上、費用がかかる。
そしてまさしく先週の新聞に出ていたのだが、スワジランドはこの状況を打開する為に、あえてサイの角を合法的にカットして売ることで、ブラックマーケットをなくし、価格も下落して密猟者がなくなるのではないか?と提案したと出ていた。

密猟は、罰金や保釈金なしで5~15年の懲役となるとのこと。
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まさしく、そんなサイの窮状を救うべく、サイに特に注力しているのが、このムカヤ動物保護区。

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右のワイヤーなどは、密猟者がしかけた罠に使われたもの。
左は、サイ達の頭蓋骨。。。


この動物保護区はとてもきっちりしていて、予約した者だけを指定の時間にゲートに迎えに来てくれ、自家用車は保護区内の特定の場所に停めておき、全てレンジャーさんの車での移動となる。

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まずは、可愛いシロサイの子供達と触れ合うことに。車を見るとこの2頭はぱーっと駆け寄って来て、まるで犬のように、顔をすりすりして来る。いつもこのように子供達がいるわけではなく、この夏は大干ばつの為に草がなく、母親サイが子供達に十分な母乳を与えることが出来ず、子供達が栄養失調で死んでしまうのを防ぐ為に、人間によって現在育てられている。左の大きな方で生後3カ月程度で体重は191キロのオス。右側はもっと幼いメス。兄妹ではないが、救助対象となり、2頭はとても仲が良い。

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フンコロガシ 
中は空洞になっていて、卵を産み付けている。
メスはじっとしていて、オスがひたすら頑張って 
運んでいるのだそう。


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コシジロハゲワシ White-backed Vulture 
Gyps africanus


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大きな
シロサイが2頭









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眠そうな表情

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鼻息で、顔の周りの水がブクブクブクブク・・・




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別の場所では、カバが何頭も
いる池があった。






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ズグロアオサギ Black-headed Heron
Ardea melanocephala

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カイツブリ Little Grebe
Tachybaptus ruficollis


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アフリカコビトウ Reed Cormorant
Microcarbo africanus

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シュモクドリ Hamerkop
Scopus umbretta


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ヒメヤマセミ Pied Kingfisher
Ceryle rudis
2羽が元気に飛び回っていた。






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イソシギ Common Sandpiper
Actitis hypoleucos









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泥んこのサイに遭遇。
その後ろには、シュモクドリが悠々と。







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なんとなんと、我々の乗った車がパンク。
しかしレンジャーさんは慣れた手つきでわずか10分でタイヤ交換完了。







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ようやく、保護区内にあるロッジに到着。
レセプションの女性が、我々の鞄を運んでくれたのだが、
最初は片手でよいしょと持っていたが、歩き辛かったようで
ひょいと頭上へ。さすが!


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今回のチャレンジ?ミッション?は、窓も扉もないロッジに泊まること!!



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ベッド側から見るとこんな感じ。




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お手洗いも座ると開放感満点


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洗面台の右側にはシャワー


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入口には、一応、動物などが入って来ないようにと。



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引き出しに笛が! 勿論電気もなく、隣のロッジとも距離があるので、何かの緊急事態には、この笛が役に立つのかも?





早速、我々のロッジの真横を、
悠々とニャラのメス達が歩いて行く。








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近くには、2階建てのバードハイド(観察小屋)もあった。


この後、昼食を取って、夕方から再びゲームドライブを。その様子は<4>で。