この日は、コートジボワールのアビジャンを後にして、かつて植民地時代に初代総督が最初の首都としたグランバッサムと言う古都へと移動。
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アビジャン はコートジボワールの最大都市。首都はヤムシクロに移ったが、現在も行政と経済の中心地。





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西アフリカでは珍しい高層ビル群のあるル・プラトー地区と、南にあるトレイシュビル地区を結ぶ橋には、大統領の名前が付けられていた。
Ebrie ラグーンを渡る。


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乗り合いのミニバスのタカタカからは、
車掌さんが身を乗り出して行先を告げている。




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それにしても車の量が多く、あちこち渋滞。


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新しいモールに寄ってみた。
綺麗なカルフールまである!


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素敵な紳士靴があったが、お値段にビックリ。
一足 66900セーファーフラン(約12342円!!!)

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右から二軒目はなんとなんと、ロクシタン!!



しかし、大きなとても綺麗なモールの一歩外に出ると・・・
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ホームレスの人が寝ていたり。

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信号待ちをしていると、半ば押し売り状態で窓ガラスを拭きに来たリ。


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これから頭上の物を売りに行くところのよう。


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海沿い民家は、政府が立ち退きをさせて、新しく公団を建てている。
月々一定額を支払い続けて何年かすると、この部屋は個人所有となるしくみ。






グランバッサム に到着。
アビジャンから東へ50キロほどの所にあり、2012年に世界遺産になっている。
ンズイマ人が15世紀末~16世紀初頭にこの地域に居たが、19世紀にイギリスとフランスがその覇権を争い、フランスが植民地化し、初代総督アルチュール・ヴェルティエ Arthur Verdier (在1870~1880年)が、このグランバッサムを最初の首都に制定した。
しかし、1899年に黄熱病が蔓延して人口の75%が死亡してしまった為、1900年にバンジェルビルBingerville に遷都。そして1934年にアビジャンに遷都され、1983年にヤムシクロに遷都されて今日に至っている。


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まずはコスチューム博物館を見学。



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1893年に建てられた初代総督が住んでいた館で、1981年から博物館となっている。


総督の部屋の壁は分厚くしてあり、その間に梯子がかけられ、
いざという時にはそこの梯子から逃げられるようになっていた。




現在は、内部に部族ごとの衣装や、住居の様子などが示された博物館となっている。

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左は祈祷師の服装
木と泥の色により染めてある。祈祷師は男性のみ。

イメージ 14この仮面をかぶれるのは、啓示を受けた人のみ。
女性はこれを見ると妊娠したりするので、見てはいけないと言われている!


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右側は、薬を処方する女性の姿。

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北東の地方の王と王妃の服装。

イメージ 17南のアカン族の王様と、右側はその代弁者。(他の人は王様の声を聞いてはいけない為)

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多産豊穣を願う像。
もう一体あるのだが、それはアメリカの博物館蔵となっている。

アカン族の王位の継承は面白い。
全て女性側の血がたっとばれるので、王の子供が次の王になるのではなく、その王の姉妹の息子が次の王となり、現在の王の子供は、母方を継ぐのみなので、父親は王でも子供は一般人になる。


地域によって異なる家の造りについても、模型で紹介されていた。

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北部の建物。
スーダンスタイルの砦となっている。




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北東部の住居。
ひと家族が住み、4メートルの高さの壁で囲われ、
手前のYの字の梯子は他の村の人には見せない 
ようにしている。子供が奴隷として連れて
行かれない為の策だった。


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内陸部の現在の首都であるヤムスクロ地域の居住の様子。


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北西の住居。
一夫多妻による住居で、奥さんの役割分担が決まっている。第一夫人は農地を、第二夫人は全ての子供の
面倒を、第三夫人はご主人の面倒を見る。



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南部の海岸沿いの住居。
中央奥に夫と第一夫人と子供の家がある。



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東部の住居。
一番奥はご主人の家。左奥はご主人の親など家族が選んだ第一夫人の家、右奥はご主人が恋愛で選んだ第二夫人の家(居住地全体の心臓側を意味する)、左手前は第三夫人、右手前は第四夫人の家。
息子が大きくなると、親がまずその相手を見つけて第一夫人として結婚させ、このような住居形態を作り始める。


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南西の住居。

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南部の住居。
植民地時代に破壊されてコートジボワールには 
もう残っていない。
セネガルに残っているのみ。


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若い女性がトップレスの写真だが、
今でも田舎にいけば見られる光景とのこと。
未婚の女性は、妊娠していないことを見せる為
上半身は裸なのだそう。






この後、グランバッサムの町を散策。