友人に、ダーバンシティの普段は空き地にたくさんの軍隊が居て何かイベントがあるみたいだよ、と教えてもらったので行ってみた。
全く知らなかったのだが、南アでは毎年2月21日が軍隊記念日。2012年から始まったこの軍事記念日は、1917年2月21日に英国海峡で沈没した英国海軍の蒸気船 SS Mendi を偲んで設定された。当時、その船には、646名の南ア出身の黒人兵士が乗船しており、20世紀における最大の海軍事故だった。
そしてその軍隊記念日の催しが今年はダーバンで開催された。(昨年は Port Elizabeth で、2015年は Potchestroom、2014年は Bloemfonteinで開催)

近くにある小型機専用の飛行場からはシルバーファルコンズなどが飛び立っていくところだった。
イメージ 14機出動。

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いつもコースト沿いを警備しているヘリコプターは、この日は軍関係者か誰かの家族フェアのようで、女性や子供が乗り込んでいた。

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シティの Fan Park では、軍の人達が各部署ごとにブースを設けていて、とても親切に色々と説明してくれる。

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救護などの班のエリアでは、本格的な手術も行える設備が公開されていた。

軍の事も、ましてや武器のことなども全くわからず物見遊山で行ったのだが、何だか本格的な色々な物が展示されていて、実際に動かして見せてくれるなどしていた。
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155mm calibre G5
と言う可動式の榴弾砲。大きな武器類などの上には、カモフラージュ用のネットがかけてある。

イメージ 142月16日の新聞の一面に載っていた榴弾砲だった。

イメージ 15上空からは兵士達が降りて来た。

イメージ 10落下傘部隊も。

海岸沿いの別のイベントを観に移動してみた。イメージ 9
ヘリコプターが南から北へ編隊飛行。

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ジェット機は、あまりに速くて、音が後からする為になかなか姿を追えず・・・
白い何か白煙弾?照明弾?を各機が発射して行った。

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ヘリコプターでも、色々なものがあるのだなぁと。
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この操縦席が2段になっているヘリコプター、調べてみると、AH-2 Rooivalk ローイファルク と言うもので、南アで初めて開発された攻撃ヘリコプターとのこと。
長らくアパルトヘイト(人種隔離政策)を採っていた南アフリカは、国際非難を浴びて1977年11月以降、世界中の国々から兵器の輸出を拒否され、海外からの兵器調達が不可能となっていたため、攻撃ヘリコプターも自国開発を迫られることとなり、アトラス、現デネル社が開発したのだそう。
また、他国では陸軍航空隊で運用していることの多い攻撃ヘリを南アでは空軍が運用しているとのこと。

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シティのビル群の上空を飛んでみたり。

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低く飛んでは旋回して、海水浴客も楽しませてみたり。

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北の方、つまりアムシュランガ界隈まで行っていたヘリコプターご一行が戻って来た。
影に見えるビルの辺りがアムシュランガ。
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13機ものヘリコプターによる編隊飛行はなかなか面白かった。



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大きな飛行機が低空でやって来た。
イメージ 24プレトリアからこの為にやって来た C130 Hecules

イメージ 25と、物凄いスピードでやって来た。

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2014年に行われた Durban Land & Sea Air Festival や、去年のスカイグランプリ Sky Grand Prix of Aerobatics でシルバーファルコンズは見たものの、こんなに数多くのヘリコプターの編隊飛行はこの日初めて見た。

イメージ 27そして、プログラムなどの他に無料でカレンダーもくれた。

特に何も下調べをせずに、ふらっと行ったのだが、色々と盛りだくさんなイベントで良かったねと、近くのレストランでランチをした後、再度良く良くプログラムを見ると、戦艦も見学できるとなっていた! 珍しいので見に行ってみることにした。その様子は その2 で。