西アフリカの4カ国を訪れた旅行紀の続き。
トーゴのソコデと言う町から、東側の隣国であるベナンに陸路で国境を越える日。

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朝食を。
至ってシンプルだが、フランスの植民地であったトーゴだけあって、パンが美味しい。

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一応、町では良いホテルのひとつだと思うのだが、お湯もなく、お水も一生懸命バケツリレーで屋根の上にある水タンクに入れている状態だったので、多くは望まないでおこう。


それまでは海岸沿いの国道で、コートジボワール → ガーナ → トーゴと国境越えして来たが、この時はもっと北部の内陸の道を行く。

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街道沿いの食堂は、朝から流行っていた。
北部にはイスラム教徒も多い。



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地元の人達がぞろぞろと歩いて行く。
どうやら、結婚式に参加する人達とのこと。






イメージ 30どこの西アフリカの国でもそうだったが、結構あちこちで検問がある。
いちゃもんを付けて来て、小銭稼ぎの賄賂を要求する警官も多いとか。。。
何かあると、我々は日本製の飴などをガイドさんに渡しておいて、それで凌いだりもしたが(笑)
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川で洗濯をしている女性達







ベナンとの国境近くになって来ると、バオバブの樹が多く生えている。

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ちょうど、この時期は実がなっていた。
バオバブの種類は多く、実は楕円形だったり、球形だったり。


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マダガスカルで、バオバブのジュースを飲んだが、やはりここでも果実はジュースにしたりするとのこと。




トーゴで唯一の世界遺産、タンバルマ (タンベルマ) 郷 Tamberma クタマク (Koutammakou) の家を見学。

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バタマリバ人の土地であるクタマクにある、独特な住居のタキヤンタ。
より北部の方から16~17世紀頃?に奴隷狩りを避けて移住して来た人達で、もともとは巨木のバオバブのムロなどに潜んで暮らしていた。
後ろから見ると、高い壁だけで入口はない。





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泥で出来ており、入口は一カ所のみ。









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家の外には、コーリャン (ソルガム) が干してあった。

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玄関のそばには、色々な埴輪のような偶像?のような魔除けが置かれている。











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家の中は非常に暗い。
明り取りの穴がふたつ開いているが、人間の目を現しているとか。
一階には、採ったお芋が貯蔵してあった。

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炭の火で、調理をしているところだった。








あまりに暗くて、画像はないのだが、一本の丸太に切れ込みを入れただけの梯子で上階へ。

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上階は、寝室となっているが、非常に低く小さな入口のみ。
後ろ向きに足から腹ばいになって入らないと入れない。


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寝室などの並びに、さらに梯子をかけた貯蔵庫がある。

一夫多妻なので、別の奥さんの寝室の建物もある。










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貯蔵庫の中は案外広い。








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村には、巨大なバオバブがあり、神聖化されている。
樹齢は1500年ぐらいかな?と。
中は大きなムロになっていて、大人が何人も入れるぐらい大きく、地元の人がするすると中の空洞を登って見せてくれた。
なるほど、大勢がここに隠れ住むことが出来たわけだ。

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農業が主とのこと。
女性や子供が綿花を採っていた。








タンバルマ郷を後にして、一路ベナンとの国境へ。

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し、し、しかし、これがトーゴ側の国境!!

そして、誰もいない。
と言うか、国境警備や税関の建物もなく、誰もいない。。。
ガイドさんが、ちょっと探してくる、、、と。
しばらくすると、お巡りさんが、大きな台帳を2冊、そして青と赤のスタンプ台と日付印などを小脇に抱えて登場。
我々は切株に座り、パスポートを提示。
屋根も何もない、文字通りの青空国境検問所だった(笑)



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お巡りさんの最初の質問は、君達はトーゴにやって来たの?トーゴから出るの?と。
出ると答えると、ならOUTの台帳を・・・と開いて書き出した。
地元の人達は行き来が自由なので、外国人の往来にだけ必要な台帳ではあるが、見せてもらったところ、この日は午前中に一人の外国人が出国したのみ。
ガイドさんが、前回ここを通過した時は、誰もいなかったよ~とお巡りさんに文句を言っていたぐらい。
このお巡りさんは、一か月前に赴任して来たばかりなんだと言いながら、普通なら絶対撮影がダメな国境や手続きの様子を快く写真に撮らせてくれ、またおいでよ~!と笑顔を振りまいてくれた。



海岸線は、車や物流の往来も非常に激しく、国境を越えるのに何時間かかかったのに対し、アッと言う間のトーゴ出国。ビックリ。

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そして、そして、こちらはベナンの国境。
一応お巡りさんがいたが、スタンプなどがないので、町の警察署まで行ってくれと。






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町まで車で30分以上。その間、我々は不法入国状態で、大丈夫か?とドキドキしたのだが。。。
ベナンの様子は<27>で。