岩内高原温泉の朝。


岩内の市街、そして奥にはうっすらと積丹半島が見える。
積丹半島の西側海岸を北上。

この小さな入り江で、小さな船のオールを足で操作し、両手で長い棒を持ち、水中眼鏡をつけている漁師さんを何人も見かけた。ウニ漁!!


漁師小屋の壁には、ゴロンゴロンとバフンウニが!!
小屋の中では大勢の女性達が、イガから食べられる部分を取り出す作業をしておられた。
神威岬

神威岬の入口には、こともあろうに女人禁制の地と!
義経に思いを寄せていたチャレンカと言う女性が、義経の船を追いこの岬まで来たが追いつけず。婦女を乗せた和人の船がここを通ると沈没すると言う言葉を残して海に身を投げた。そのチャレンカの体は、神威岩と化し、以来女性を乗せた船が近づくと転覆したことから女人禁制となった。女人禁制は明治時代初期まで続いた。
先端まで遊歩道が続くのだが、素晴らしい景色が広がる。

長細い岩は水無しの立岩。その右の方の黒い部分に念仏トンネルがある。大正元年(1912年)に、灯台長の夫人達が余別に行く途中に荒波に足をさらわれ亡くなったのを機に、全長60メートルのトンネルが掘られた。しかし両側から同時に掘り進めたところ、出会うべき中央部分が食い違ってしまったが、両方から念仏を唱え鐘を鳴らしながら掘ると方向がわかり無事開通。7年かかったとのこと。

先端近くに灯台がある。何だか水平線が丸みを帯びている。
この灯台は、明治21年(1888年)に建設されたもので、北海道に現存する灯台では5番目に古い。光の届く距離は21海里(約39キロメートル)とのこと。
建設当時は、灯台守の人は余別から片道4キロの厳しい山道を上下しなければならず、生活水は雨水をためて灯りはランプを使い、自給自足していたが、日用品は船で買い出しに行っていた。現在は無人。

直立している岩は神威岩。「神威」は、アイヌ語で神をさす。

積丹ブルーと言われるだけあって、とても海が綺麗で透明度が高い。



遊歩道沿いには、可愛い花が咲いていた。



透明度が高いので昆布が生えているのが良くわかる。
どおりでウニが豊富に獲れるわけだ。そして、カモメさんも蟹か何かを捕まえていた。
島武意 (しまむい) 海岸

日本の渚百選にも選ばれているとのこと。アイヌ語で 「シュマ・ムイ」 は、岩の入江と言う意味。

エゾヤマハギ



余市の蝋燭岩

今回、レンタカーで道内を移動しているが、工事で片側交互通行規制になっている所の標識にびっくり。

英語、中国語、韓国語の併記!

オコタンペ湖
オンネトー、東雲湖と併せて北海道三大秘湖と言われている。支笏湖よりも300メートル以上高地にある。あいにくすっきり晴れていなかったので、山などの濃淡が湖面に写る姿だけしかたのしめなかったが、晴れれば湖面がコバルトブルーに輝くのだそう。展望台と言ってもこのようにわずかしか見えず、遊歩道などもない。それでも、2014年9月の集中豪雨による土砂崩れでここに至る道道が通行止めになり、ようやく2017年5月に開通したばかり。恵庭渓谷

白扇の滝


ラルマナイの滝

三段の滝
この後、札幌に戻って一泊。翌日は美瑛や富良野へ。その様子は<10>で。
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