パキスタン人の友人が、動画サイトで抹茶をたてる様子を見て興味を持ち、こちらにあるお茶専門店で、わざわざ抹茶や茶筌などを購入。その抹茶のお味を吟味してくれと言ってきた。

ならば我が家で、お茶の飲み比べでもしてみようかと言うことになった。






その友人が買った抹茶と言うのがこちら
４０グラムで４００ランド（約３４００円）。
このお店のお茶は相対的にお高く、クオリティーも良いとされているが、他のお茶は一缶が１２０ランド程度なので、それを考えるとやはり非常にお高い。
おまけに友人は張り切って茶筌なども買ったとのこと。お値段は聞かなかったが、やはり決してお安いものではないと思われる。







私が日本から持参した抹茶と比較してみた。
画像にはないのだが、まず抹茶の粉の色からして違う。日本からの物は鮮やかな緑色をしているのだが、彼女の買ったばかりの抹茶は、暗い緑というかどす黒い感じ。
粉の状態で嗅いでみたが、香りも全然違う。




日本の抹茶と、彼女の南アの抹茶をたててみた。

同じ量、同じ温度のお湯で同様にたてたつもりなのだが、左は日本のもので右が南アのもの。
南アの物は、頑張っても頑張っても泡がたたない。。。






そしてお味は・・・　南アの物は茎か何かも挽かれているのか、やや泥臭いというか、葉の美味しさではない。
お茶比べに参加してくれた、マンチェスター出身のイギリス人、インド系イギリス人、インド人、韓国人、そしてそのパキスタン人のいずれもが、南アの抹茶には眉間にしわを寄せていた。
高いお買い物をしたのに、残念な結果で気の毒だったのだが、バニラアイスクリームに混ぜて抹茶アイスを作ってみたらきっと美味しいよ、と皆で慰めるしかなかった。。。

気を取り直して、日本の他のお茶を出してみた。






























辻利の素で作った抹茶プリン、和三盆の干菓子、宇治の抹茶飴なども出してみたが、一番皆が気に入ったのは、とらやの羊羹。しかも、夜の梅でも抹茶でもなく、黒糖のおもかげと焙じ茶が一番受けていた。