野付半島を後にして、知床五湖 へ。
宿六も私も学生時代に来て以来なので、あまりの観光地化ぶりに驚いた。
普通に行けば見られるものと思い、知床五湖とカムイワッカの滝に行くつもりをしていたのだが、知床五湖はヒグマ活動期の5月10日~7月31日までは予め予約したガイドツアー参加者限定となっており、我々が訪れたのが8月2日だったので、辛うじて自分達で散策出来た。
一方、7月までは自分達で行けるカムイワッカの滝だが、8月からは自家用車をパーキングに停め、知床五湖には停まらないシャトルバスに乗らねばならないとのこと。結局カムイワッカの滝は諦めることに・・・
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道路脇にも、このような看板があちこちに。

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そしてもっと驚いたのは、レクチャーを受けなければ散策にも行けないということ!
クマの習性などの説明やビデオを見るのだが、この地図にもあるように、直近でのヒグマの目撃や足跡や食跡や糞の情報が地図に示されている。この日の午前中にも、二湖と三湖の間に熊が現れたので、散策路は一時封鎖されていたのだそう。
7月いっぱいまでは、子供と行動を共にする母親が非常に攻撃的になっていることから、専門のガイドさんのツアーでないと歩けないのだが、解禁になってわずか2日目。ヒグマとしては、その2日で出没するかしないかが大きく変わるとは思えず・・・

五湖から遡って一湖へと巡る大ループコースを行くことに。

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五湖

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四湖

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クマゲラの作った穴

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ヒグマがつけた爪痕

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水芭蕉の葉もヒグマの好物。豪快に半分食べてあった。

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三湖

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ネムロコウホネが咲いていた。

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二湖

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一湖

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雲がなければ、一湖に知床連山が映り込んで綺麗なのだそう。んー、残念!

これまた驚いたのは、一湖の周りはボードウオークとなっていた。
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はるか彼方には海も臨める。

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これまた驚かされたのは、こんな認定証をもらえること。

学生時代に来て以来なのだが、当時友人が体調を崩して途中で引き返したので、今回ようやく5つの湖を見ることが出来た。散策路を歩いている時にはヒグマには遭いたくはないもののやはり見たかったのだが、遭遇出来ず。数年前にここに遊びに来ていた私の両親は、このボードウオークからヒグマ親子がいるのを見たと言っていたのだが・・・

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五湖からの帰り道には、代わりにエゾシカに何度も遭遇。
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ウトロ

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民宿にて晩御飯を。
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鮭の白子

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煮魚は、かすべ(エイ)のヒレの部分。もずくは知床産。ぱっと見シーチキンのようなものは、かじかの身をほぐした物。「かじか」 なる春先の魚がいることは宿六から聞かされていたので私は違和感がなかったが、本州で 「かじか」 と言えばカジカガエル。宿のご主人は、今まで旅行者に「かじか」と説明しても、皆が皆、怪訝そうな顔をしていたがようやくその意味がわかったと仰っていた。


翌日は、オシンコシンの滝、小清水原生花園、メルヘンの丘、網走、能取岬、ワッカ原生花園、歌登へ。その様子は<18>以降で。