今回のウガンダ旅行の目的は、ゴリラ観察。
世界遺産にもなっている ブウィンディ原生国立公園 Bwindi Impenetrable National Park に行った。
総面積は331平方キロ、海抜は1160~2607メートル。コンゴ共和国と隣接していて、アフリカ大地溝帯の西リフトバレー沿いに位置し、マウンテンゴリラがいる。

ヒガシゴリラの亜種であるマウンテンゴリラは、現在世界に約880頭ほどおり、そのうちの約400頭がこの公園内にいくつかのファミリーに分かれて生息している。
ゴリラに出遭った時の対処方法などのブリーフィングを受けた後、グループ分けがなされる。ひとつのグループには8名が参加でき、そこにレンジャーさん、前後に銃を持った警護の人、そしてポーターさんが付いてくれるのだが、我々は Bweza と言う一番高低差のない楽なグループに入れてもらえた♪ エジプトはカイロから南アのケープタウンまで2ヶ月弱かけて走る観光バスに乗って旅行をしていると言うアメリカ人、オーストラリア人、イギリス人女性6人と一緒になった。

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野生のゾウの足跡やバッファローの足跡などのある道を進んでいく。途中で出くわすと危険なので、我々の先頭と最後尾に銃を持った人が付いて警護してくれている。
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途中、小さな川のような所を超える時は、ポーターさん達が手助けしてくれる。

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こんな所も進んでいく。我々の荷物を背負ってくれているポーターさん。その名もクリスマス君。

予め我々よりも先に森に入り、ゴリラの居場所を探しておいてくれたトラッカーさん達3人と連絡を取り合いながらゴリラを探して道なき道を進んでいく。以前にルワンダのゴリラトレッキングに参加したことのある友人が、ゴリラに出遭うまで片道3時間登ったり降りたり、観察に1時間(制限されている)、帰途に3時間かかり、とても疲れたと聞いていたのだが、我々のグループは1時間半のトレッキングでゴリラのポイントに到着した。
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トラッカーさん、ガイドさん、警護の人達も皆、手や顔などに虫除けをして万全の準備。

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いきなり、子供のゴリラ2頭が木に登っているところに遭遇。
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・・・と右側の子供ゴリラが、ボトン!と落下!! もう一頭もあれれ~とバランスを崩している。
猿も木から落ちると言うが、まさしくそのものを目にすることに。

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道など何もない所なので、トラッカーさん達が周りの樹や枝を大きな鉈のようなもので切りながらゴリラを追って行く。と・・・いきなりトラッカーさん2人がオスのゴリラにばったりと会ってしまったようで、オスゴリラが胸をたたいてトラッカーさん達を威嚇。トラッカーさん達も鉈などを振り回しながら後ずさり・・・

回り込んで観察することに。
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すると、子供2頭がお母さんとじゃれていた。
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やんちゃ盛りの子供達は、お母さんに前から後ろからとじゃれていて、お母さんもふうふう言いながら遊んであげている。


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それを傍観しているお父さん。

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お母さんは疲れたのか、少し子供達から離れたので、子供達どうしでレスリング?すもう?をし始めた。奥で腹ばい状態で見ているのがお父さん。7メートル離れなければならないと言われていたが、本当にすぐ目の前にいる!
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と、身体の大きな子供の方が、小さな子供をものの見事に投げ飛ばした。そしてしっかりカメラ目線でドヤ顔!
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こんな感じでじゃれあっていた。

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そしてまた2頭は木に登り始めた。
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木登りしつつも、またまたじゃれあって、、、と、上の子がボタン!とまた落ちた。
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落ちた子は、ちょっとバツが悪そうな感じで?

いきなり1頭が落ちた為、ビデオの枠から消えてしまい、映しつつ探したので、手振れが酷いのだが・・・

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2頭目の子供もボトン!と落ちて茂みの中に行ったので、のっそりとお父さんが起き上がって子供達の後を追って行った。

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オスは大人になるに従い、背中や腰が銀色に変わっていく。シルバーバックと言われる。
我々の3メートルぐらい前をのっそりのっそり進んで行った。

観察は、ゴリラにストレスを与えない為に1時間と決められているのだが、子供達が我々のすぐ横に木から落ちて来たり、シルバーバックが近寄って来たりなどした為に1時間10分ほど見させてもらえた。

観察後、少し開けた場所で皆でお弁当を食べてしばし休憩後、帰りは下りばかりだったので40分ほどで戻ることが出来た。ヒアリ対策として足元は万全の準備をしていたのだが、肩などが枝などに触れた時につたってやって来たのか、ヒアリにお腹の辺りを何か所か噛まれてしまったが、それほど痛くもなく。

乾季の始まりとは言え、途中で雨が降る事も多いそうだが、雨にも遭わずにラッキーだった。