泊まったロッジはいくつかのアクティビティを除いては、お宿代に食事代のみならず観光も含まれているので、夕方にシバヤ湖に連れて行ってもらった。

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世界遺産のイシマンガリソ湿原公園内にある南ア最大の淡水湖。








湖畔に下りていく途中に、小さな町のマビビ Mabibi がある。人口2000人程度。トンガ族 Thonga と言われる人達だが、ズールー族でもある。

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この町では、電気会社のエスコムが我々の泊まっているロッジ、クリニック、学校にだけ電気を通しているが、各家は太陽光発電やジェネレーター、あるいは盗電をしている。冷蔵庫や暖房器具のストーブはガス。

この町には高校はない。高校に行くには、スクールバスや乗り合いバスがないので、片道15~16キロを毎日徒歩で通学しなければならない。我々を案内してくれたロッジのガイドさんは、このマビビ出身だが体力があったから通えたと。学校に行くことが出来たおかげで、英語も堪能でロッジに就職できたいわゆる町での勝ち組で、他の人達は皆、牛の放牧などで生計を立てている。

このマビビにも首長がおり、この一帯で52人の首長がいる。それを束ねるのが、コシベイ Kosi Bay の王様。その地域ごとの王様達をさらに束ねるのが、現ズールー王のズウェルティニ Zwelithini 王。

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これはマビビのクリニック。
アパルトヘイトが撤廃になって1994年に出来た。
診療は無料だが、月~金のみ開いていて、金曜のみ医師が他からやって来るが、それ以外は看護婦さんのみ。
入院施設はなく、出産も不可。救急車が他の病院から来るまで待つしかない。
ここから車で悪路を2時間(47キロ)の所に大きな週末もやっている病院がある。


ちょうどマルーラ (アマルーラ) の実がなっており、完熟したものが下に落ちていて、辺り一帯が甘いいい香りに包まれていた。
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この一帯では、コシベイの王様が1月17日にアマルーラ祭を開催する。


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ウオーターベリー Waterberry fruit と言う実。これも食べ頃で、香りがとても良く、甘いが同時にタンニンが非常に強く苦味を感じる。ブルーベリーをもっともっと濃縮してタンニンを足したような、ポリフェノールがたっぷり入ったような果物だった。

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湖畔でちょっとピクニックを。
スパークリングワインやジントニックと共におつまみを。









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アフリカウ White-breasted Cormorant
Phalacrocorax lucidus

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セイタカシギ Black-winged Stilt
Himantopus himantopus





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左はコアオアシシギかな?




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あまり数はいないそうだが、カバも。




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ロッジに戻ると、アマルーラでお帰り~と。






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アスパラガス、アヴォカド、パプリカのサラダ。
ソースはルイユ (rouille 唐辛子、ニンニク、パン粉などをオリーブオイルと共に混ぜたソース)。
煎ったカボチャの種とフェタチーズが乗る。





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ソテーした白身魚のドラード。
バジルペストのカッペリーニ、シメジ、
オリーブのタップナードがつく。








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ビーフのフィレ。
バターナッツリゾットが下に。
ピーカンナッツ、ゴルゴンゾーラバターがかかり、炒めた野菜がつく。







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デザートとして、ブリーチーズを。










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シナモンのクレームブリュレ。






このような町から離れた何もないエリアにあるロッジだが、お料理自慢なだけあって美味しかった。

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部屋に戻ると、ベッドサイドに、
カメさんの形のチョコレートが。






干潮時に合わせて、海岸でカメさんを見に行くことに。この日は夜10時出発。その様子は<3>で。