何年かぶりにイナンダ Inanda の中心部を経てイナンダダムのあるイナンダ湖の方に行ってみた。
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所謂シャックと言う掘立小屋などが建ち並ぶエリアを行く。
(※ これはタウンシップの建物ではなく、タウンシップにも住めない貧困層の住居)

未だ南アに住み出して日が浅い時に、南アの地元の人達のエリアってどんな所だろうと興味本位で行ってみたイナンダ Inanda (その時の様子は こちら)。その話を日本人の諸先輩方にしたところ、行ってはいけないエリアだとご指導賜ってしまったものだった。。。アパルトヘイト時代に黒人が強制的に住まわせられたタウンシップのひとつだったと後から知った次第。
だったらと、タウンシップやシティーなどをガイドさん付きで案内してもらったところ、イナンダ渓谷や、本場のシサニャマ (黒人の人達のバーベキュー料理) を食べさせてもらったイナンダ。(その様子は こちら) 
その後、富裕層の白人が住む Hillcrest からのルートを使ってイナンダダムのある Inanda Resources Reserve に行けば良いと白人の友人に教えてもらい行ってみると、黒人のエリアからその保護区に容易に入って来られないように3重のフェンスがあり、その囲われた保護区内では白人達がボート遊びやトレイルを楽しんでいると言う光景だった。(その様子は こちら

イナンダの中心部。
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鶏が生きたまま売られているのは他のアフリカ諸国同様の光景。
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タックと言われるコンテナの中で色々な物が売っているお店。襲われないように鉄格子がはまった窓ごしに中のお店の人に、外からお客さんは注文する。


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現在のズールー族の王様であるグッドウィル・ズウェリティニ (Goodwill Zwelithini) の写真と共に、割礼は病院で受けましょうとの大きな看板が。
かつてズールー族の男性は割礼をしていたが、非常に不衛生で森で行うなどしていた為に死者が続出した為に禁止されたが、今は逆に病院に行って行うよう推奨?指導?されているとか。
赤ちゃんの時に受ける場合もあれば、15歳ぐらいで受ける場合もあるのだそう。
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不思議な格好の女性を見かけた。サンゴマ (呪術師) だった。この人は女性だが、サンゴマは男女ともにいる。頭には鶏の羽根、胸には山羊の皮をベルトのようにクロスさせている。顔を白く塗っている場合もあれば、オレンジに塗っている場合もある。普通の人のような格好をして見分けのつかないサンゴマもいれば、彼女のようにいつも特別な格好をして街を歩いているサンゴマも居るのだそう。

さらに進むと、ダーバンの水瓶であるイナンダ湖が広がる。
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イナンダダム

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保護区の先の道を山の反対側に進むと、そこは前述のヒルクレスト Hillcrest と言う裕福な白人が住むエリア。閑静なそして豪華な一軒屋が続く。
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このイナンダの住人は、我々が住むアムシュランガや、このヒルクレストなどに働きに来ている。今に始まったことではないが、格差を身に染みて感じているだろうなと。