毎年マンデラさんのお誕生日である7月18日は祭日ではないものの、マンデラデーとして広く認識されていて、学校や職場でもマンデラさんを回顧して67分間、善行をするようにと言われている。「67」 は、マンデラさんが自由と平和の為に戦った67年間を意味する。
そして今年はマンデラさんの生誕100周年に当たった為、7月18日は殊の外盛大だった。

まず驚いたのは、前アメリカ大統領のオバマ氏が南アはヨハネスブルグに関連式典の為にやって来たこと。
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英語の紙面のみならず、アフリカーンズ語の紙面や経済紙などもこぞって報道していた。

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18日当日は、ラマポーザ現大統領もマンデラさんを称えた演説を行い、テレビ各局が生放送。


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南アのテレビ各局が報道するのはわかるのだが、驚いたのは CGTN でもやっていたこと!
(CGTN とは、中国国営テレビ局中国の中央電視台の中国グローバルテレビジョンネットワークの英語による国際ニュース放送チャンネル)


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もうひとつ面白いなと思ったのは、スポーツチャンネル系のダイジェストニュースで、南アのアーニー・エルス選手を始め、ゴルフコースに出ていた人達が黙とうをささげている様子が放送されていたこと。





勿論、7月18日当日や19日翌日の新聞の一面はマンデラさんだらけ。
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因みに、マンデラさんの愛称は、Madiba だったり、Tataだったり。
「マディバ」 とは、彼の先祖が誰かを象徴する氏族名であり、部族社会の影響が残る南アフリカでは単なる愛称ではなく、尊称に近いものであり、「タタ」 はお父さんの意味。

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そしてうちの近所のモールでは、何体ものマンデラさんの蝋人形が出没。
Lungelo Gumede と言う人の作品で、若かりしマンデラさんから晩年までの姿が、順に。


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2013年の映画 「マンデラ 自由への長い道」 で撮影に使われた、彼が長い投獄生活に入ることになる逮捕時に乗っていた車も。




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勿論、紙幣に貨幣も新しくなる。

クレジットカードで支払うことが非常に多いので、ようやく本日新しい20ランド札を手にしただけなのだが、それまでは片側がマンデラさん、もう片側がビッグ5の動物達だったのだが、今回の紙幣は動物側が若い頃のマンデラさんに変わったので、表も裏もマンデラさんになった。
硬貨は5ランド硬貨。
早く実際に手にして見てみたい。

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そして切手も。
ドイツと共同で記念の切手を発行するとのこと。












シメ?には12月2日に行われる 「マンデラさん生誕100周年グローバルシティズンフェスティバル」 なるコンサートには、その日の為だけにビヨンセや夫のJay-Z、アッシャー、ファレル・ウイリアムズ、コールドプレイのクリス・マーチン、エド・シーラン、などなどが出演するとのこと。
残念ながらヨハネスブルグでの一夜だけなのだが。。。
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友人が教えてくれた動画。


マンデラさんが亡くなった2013年12月7日に、プレトリア近郊のウールワース Woolworth と言うスーパーマーケットで撮られたもの。白人のイギリス人である Johnny Clegg と言う人が作った曲なのだが、今ではすっかりテーマ曲のようになっている Asimbonanga。