クジラが漂流しているのが発見されたのが 10月28日(日)。
偶然にも、我々はアムシュロッティのビーチで漂っているクジラを見かけたのだが (その様子は こちら)、道路がそばに走っていないアムシュロッティのビーチの南の方に流されて行ってしまった。
もともと、10月28日にスタンガーの沖で発見され、沖まで曳航され遺棄されたのだが、あいにく風が非常に強く、また岸沿いまで押し戻されて漂っていたのを我々が見ていたということが翌日の新聞でわかった。
10月29日(月) 朝6時半頃

プロムナードを歩いていると、海岸にプカプカ何かが浮かんでいる。気付いている人もあまりおらず、プロムナードから見る限りでは、クラゲか何かかな?と思っていた。

この日の朝、アムシュロッティの南のビーチに打ちあがっているのが発見されていた。


漂着した海岸には、道路がそばにない為、砂浜が走行可能な車両しかそばまで行くことが出来ない。その為、海岸で運搬しやすいように切って、道路沿いのトラックまで運び、処理することとなった。
しかし、日没に伴い、作業は中断して翌日に持ち越された。
10月30日(火)
6:40AM

プロムナードを歩くと、波間に何かが浮いているのが見え、埠頭からもギャラリーが。前日に解体しかけていたクジラは、また強風と満潮の為に、尻尾などがカットされた状態で、波にさらわれ、再び海を漂流し、なんとなんと、アムシュランガビーチまでやって来ていた!!

こともあろうに?よほど目立ちたがり屋さんだったのか?アムシュランガのピアと灯台との間、5つ星ホテルのビバリーヒルズホテルの前に漂着。
結局、この日もアムシュランガビーチでの作業は進まず、持ち越され、周囲には結構強い匂いが漂って存在感を現していたとか。。。
10月31日 6:05AM


左側には口らしきものや、アムシュロッティで切断された尻尾の断面なども見える。





アムシュロッティのビーチで、死因について検証されたが、既にサメなどに食べられている部分が多く、死因を特定することは出来なかったのだそう。また、漂流しているとサメなどが寄って来ることから、ビーチは遊泳禁止となっていたが、漂着後も勿論、遊泳禁止。しかし11月5日になっても、未だクジラの脂などが海上を漂っており、通常よりも多くのサメなどが来ていたことから、遊泳禁止が続いた。
このクジラが漂流しているのが発見された10月28日からこの騒動が始まって、撤去される31日までの4日間、ほぼ毎日同じクジラを見ることになった。
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