サリマ Salima と言う町のそばにあるグィリゼ Gwirize 村に見学に行った。
チェワ族の地域で、62もの大小の村が集まっており、人口は約7000人。この村は日本の JICA が手助けしているとのこと。

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おばちゃんや子供達がお出迎えしてくれた。









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マラウイ湖で獲れるマラウイの伝統食であるウシパが干してあった。
小さいイワシのような小魚で、お湯で10~20分ほど煮た後、トマト、タマネギ、ピーナッツの粉と共に煮込む。
このサイズで150クワチャ(約23円)。





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家の前には、モリンガの樹が何本も植えられていた。モリンガの葉は日陰干しの後で粉にし、お粥はお茶に。実や幹の皮は薬になり、それらを売っている。



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家族でホウキを作っていた。

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井戸があるので、この村は川へ水くみをしに行く必要がない。
女の子達が嬉しそうに井戸水を汲んでいた。








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村のスーパー?コンビニ?




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隅にある甕には水が入っていて、そこにジュースなどを入れて冷やす所謂冷蔵庫。



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家の入り口にこのように棒が渡してあると、
不在と言う意味。鍵をかけるような習慣はない。平和!

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家の前にペットボトルで示してあるのは 「ビールあります」
メイズ(白トウモロコシ)と砂糖を入れて3~4日発酵させたもの。
南アのズールー族の人達のビールに似ている。
そのビールはコレラやマラリア対策、消化にも良いとのこと。


カジャソと言う蒸留酒も造っている。
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左側でメイズと水を温め、蒸気を集めて筒を通すことで冷ましながら、右側のペットボトルに落ちるようになっている。飲ませてもらったが、アルコール度数が強い!! 男女共に飲む。


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一夫多妻ではあるが、母系社会で、村長は女性。

男の子は10~15歳になると、両親から離れて他の男の子達と同じ建物で寝る。
政府は18歳から結婚を許可しているが、学校に行っていない子供達は男の子で18歳ぐらい、女の子で15歳ぐらいから結婚する。

丸い家はンデデラハウス、四角い家はンゴミハウスと呼ぶ。


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子供達が寄って来たので、
カメラを向けると、皆が
思い思いのポーズを取ってくれた。

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村にあった、ライオンの像。
ライオンは首長の象徴とのこと。
ベナンにあったブードゥー教の像などにも似ているなと。


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一軒のお宅拝見。


母屋と台所の建物の間の中庭で調理をしている。

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私も一緒にシマ作りをやらせてもらったが、結構かたくて重たいが、手早く混ぜなければならず大変。


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白い出来立てのシマはふわふわで美味。

青菜の煮物と、オクラの炒め物は、西アフリカで食べたものに似ている。
オクラが美味しい!





生後6か月までの赤ちゃんには、このシマの代わりに、パララシマと言うお粥状態の液体をあげるのだそう。


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こちらは母屋。
寝室にはカーテンがされていた。
覗かせてもらったが、わずかな布?毛布?を一枚
土の床に敷いただけで、身体が痛くなりそう・・・
手前のバケツには水が入っており、冷蔵庫として。

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敷地の一番端の垣根沿いの角にあり、布で隠せるようになっているのがお手洗い。乾燥しているせいか、全く匂わない。


この後、チェワ族の仮面の踊りである、グレワムクル Gule Wamkulu を見学。その様子は<3>で。