マラウイ湖畔のロッジで迎えた朝。

先に見える小さな島は無人島のリザードアイランド。

朝早くから、湖畔では洗濯。


シュモクドリ
Hamerkop
Scopus umbretta
ヤシアマツバメ
African Palm Swift
Cypsiurus parvus

ロッジで朝食を。
カンパンゴがあった! NHKの 「ダーウインが来た」 でも紹介されていた、マラウイ湖だけで見られるナマズの仲間。



マラウイ湖に浮かんでいるリザードアイランド Lizard Island までボートクルーズを。

マラウイ湖は、大地溝帯の南端部で、長さ560キロ、幅は最大で75キロ。鹿児島を除いた九州ぐらいの大きさ。
モザンビーク、マラウイ、タンザニアの国境をなしており、マラウイの国土の20%を占め、面積はアフリカでは3番目、世界では9番目。深さはアフリカでは2番目に深い。
南のマラウイ湖国立公園は、ユネスコの世界遺産となっているが、表面積の0.3%だけ。全域を世界遺産とすると、地元の人達の漁業活動などが制限されてしまうことから、登録地域が少なくなったのだとか。現在、岸から100メートル離れれば漁が可能とされている。
もともとタンガニーカ湖に棲息していたシクリッド科の魚が川ずたいにマラウイ湖にやって来たが、その後せき止められ、その1種類から800種類に進化した。観賞魚として輸出されているが、違法操業などによりその生息数が懸念されている。
通常は1万年ほどで湖は土砂の堆積によって消失するが、今も活動が続いている大地溝帯が両側に引っ張り続けている為に湖があり続けている。

ボートでリザードアイランドに渡ってロッジなどのある湖畔を望む。この日は、とても風が強かった為、普段接岸する所にボートを寄せることが出来ず、島影にある岩場の方に接岸。

コサギ Little Egret
Egretta garzetta

アフリカコビトウ Reed Cormorant
Microcarbo africanus


サンショクウミワシ African Fish-Eagle
Haliaeetus vocifer
2羽いる方は未だ幼鳥、頭部まで白い画像右は大人。

ササゴイ Striated (Green-backed) Heron
Butorides striata



ロッジから少し南の岸沿いには、漁村があり、多くの船が停泊していた。

湖の上に非常に小さいハエ?のような虫が大量に飛ぶと、濡れた布で捕まえ、ぎゅっと固めて茹でて食べる。魚のような味とのこと。
ロッジをチェックアウトし、再びこの日はリロングエに向かう。



お土産物屋さん。業者がここに買いに来て、他で売ることもある。


道端で、干したナマズの串が売っていた。一串500クワチャ(約78円)。トマト煮にするとのことで、我々のドライバーガイドさん自身が買って帰っていた。
サリマの町は、自転車タクシーが多かった。


浅い川では、洗濯をしている横で、子供達が泥の山を作って遊んでいた。


前日も楽しんだバオバブが多く生えているエリアを通過。

普通の家屋は煉瓦と藁屋根の中にあって、ひときは目立つ白いモスク。
かつて、マラウイのこの辺りでも奴隷狩りが行われ、現タンザニアのザンジバル島に船で連れて行かれ、アラブ商人がアラブ諸国に奴隷を売っていた。その際に、イスラム教が広まって行った。

チポカと言う所では、カンパンゴ Kampango が売っていた。
3匹で8500クワチャ(約1325円)。ここの物価にしたらお高いと思ったのだが、町に行けばもっと高いとのこと。

奥のオレンジ色の物は、野生のあんず。
一皿200クワチャ(約31円)。
森で野生の物を見つけて来て売っている。
この後は、ユネスコの世界遺産にもなっている、チョンゴニの岩絵を見に。その様子は<5>で。
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