毎年、この時期になると、アムシュランガに若者が溢れかえる。
通常、学校の夏休みが始まると一気にホリデーシーズンとなって、リゾート地であるアムシュランガはごった返すのだが、その1週ほど前に高校生3年生がやって来る。

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日本で言うところのセンター試験のような全国一斉テストのマトリック Matric が終わった高校生達が繰り出して来ているのだが、普段では見かけない若者達がぞろぞろと。







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普段、道を歩いているのは、地元黒人の仕事をしている人達ぐらいなのだが、この週末は座り込んでいる若者まで居てビックリ!



そんな彼らはビーチに向かう。
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この画像は3年前の日の出前に撮ったものだが、夜中じゅうビーチで騒いで、日の出後にホテルに戻って寝る、みたいな状態。公の場所で飲酒は出来ない南アなので、ビーチでお酒を大っぴらに飲んではいないが、18歳から飲酒は合法。紙袋で隠したお酒のボトルを持っていたり、水タバコを吸うなどし、辺りには匂いがプンプン。

ヨハネスブルグなどビーチのないエリアからやって来るお金持ちの子女達が、1週間ほどアムシュランガに泊まって騒ぐわけだが、やはり治安の問題があるので、ホテルとパッケージになったツアーがあるのだそう。

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アムシュランガにある庶民派マンモスホテルのサンズの近くの道路の両脇には、おびただしい数の車が停まり、それぞれに何号車、などと貼ってある。
この日は、ここのバーへ、この日はここのクラブへ、と送迎してくれるのだそう。


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こう言った生徒達の卒業旅行もどき?のRage Matirics Party の一番人気はアムシュランガ Umhlanga とバリート Ballito で、ややコストが下がるマーゲート Margate も人気。大西洋に面したケープタウンからも生徒達がやって来る。アムシュランガとバリートで約15000人の若者がやって来るとのこと。

一方、普段アムシュランガで一番賑わう週末のレストラン街は、閑散。
地元の人達に人気のバーは、そんな若者を拒むべく、法律では18歳から飲酒OKでも、敢えて 「21歳以上」 と黒板を掲げるなどして常連客を守る攻勢に。やって来た高校生はお金持ちの子女とは言っても、さすがにアムシュランガの有名レストランまでは占拠出来ないもようだが、レストラン街はそんな若者を嫌って常連客が来ない為、空いていると言う構図だった。