首都ハルツームのナイル川をはさんだ反対側に、オムドゥルマンと言う旧市街が広がる。そこにあるハマデルニールモスクでは、毎週金曜に、スーフィーの聖者ハマデルニールを信仰するスーフィズムの人々が集まって、ダービッシュと言う人達による儀式を行うので観に行った。

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スーフィー (アラビア語: صوفي‎ Ṣūfī) とは、おもにイスラムの唯一神アッラーとの我執を滅却しての合一を目指し、清貧行を主として様々な修行に励む人々を指す。「スーフィー」 の語源については、一般的に羊毛 (スーフ) のぼろ着をまとって修行に励む人であることとされる。
一般的にはスーフィーはイスラームの発祥 (7世紀) とともに、その影響下で、あるいはイスラームの多数派に対する異議をもって生まれたと見なされている。スーフィーは13~15世紀にかけて特に発展し、中東全域のほか、北アフリカ、インド、中央アジア、イスラム支配下のスペインなど、イスラーム世界の各地に諸派が生まれた。
スーフィーの諸派の間では、イスラームの多数派が戒律によって禁じる音楽や舞踏などを行法に用いる。共同体のなかで修行に打ち込んだり、あるいは教えを説いて各地を遍歴したりする者たちは、ダルヴィーシュ Dervish/Darvesh とも呼ばれる。

モスクの前では、お香をたいた人などが順次廻っていた。


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まずは、余興?前座?の人達が
その場を盛り上げていく。










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いよいよ、信徒?の人達が入場して来た。










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インドのサドゥ?と思えるようなドレッドヘアの人もいたりする中、何人かが、旋回を始めた。


列の先頭を行くオジサマ達が、どうやらとても偉い位の人達のよう。


どんどん盛り上がって行き、人の輪も大きくなっていく。

後から知ったのだが、トルコのメブレヴィー教団の白い衣装を着た旋回舞踏であるセマーも、同じくスーフィズムから。

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因みに、このモスクのすぐ横には、大きな墓地が。皆、土葬とのこと。







ホテルに戻って、夜景を。
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この日は一四夜だったのだが、ナイル川に月あかりが写って綺麗だった。


夕食を。色々と知らない食べ物があって、楽しめた。
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Baba Ghanoush
茄子、練りゴマ、クローブ、レモン、ニンニク、パプリカ、パセリ、クミン、オリーブオイル



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Bulgur Salad


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Mutable Salad
茄子、練りゴマ、クローブ、レモン、ニンニク


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Hummus Salad
ヒヨコマメ、レモン、練りゴマ、ニンニク、クローブ、
オリーブオイル、クミン、パプリカ

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ニンジンのサラダ


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Lamb Damaa

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小エビのフライ。
これにビールがあれば最高なのだが・・・


スーダン風 Musaggaa



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昼間にスーパーマーケットで見た
糸状?のチーズも。
案外塩辛かった。






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デザート類も充実







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Om Ali
フィロの生地に、ミルク、ナッツ、ココナッツ、レーズン、クリームが入る。案外いける。


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Muhallabia Pudding
ミルク、米粉、トウモロコシ粉、ナッツ


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Baklava
トルコのバクラヴァとそっくり。

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Konafa


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Basbousa


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Bassima

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Ghuraiba


Remoush Al Seit
見た目はシンプルなクッキー風だが、
案外美味しい。


この日教えてもらったことの備忘録 :

四季の春はなく、秋でも暑く雨が降る。7月・8月が雨季。

イスラム教徒以外にも、キリスト教徒、コプト教徒、19世紀に来たユダヤ教徒など。南スーダンにキリスト教徒が多い。

70年代は、米国の会社が多かったが、経済封鎖などもあり、鉄道なども制限された。現在は、建築業や石油で中国が支援していて一番親密になっている。
独立した南スーダンに石油があるが、港はスーダンの港を使う為、パイプラインなどで両国が提携を結んでいるが、今なお、石油を巡ってはもめている。

もともとの主食はトウモロコシやソルガムの粉をねったブローチや、ピザ生地のように薄いキスラを食べていたが、米国の食文化の影響で80年代以降はパンを好むようになった。

お肉は、ラムが一番高価で、次いで牛肉、そして鶏肉となる。鶏は養鶏している。山羊はあまり出回らない。
魚は、冬場は少し高く、夏はラム肉の方がお高い。
ラム肉は、キロあたり235スーダンポンド(約536円)。

スーパーマーケットのお値段:
水300ミリリットル 7スーダンポンド (約16円)
コカコーラ 250ミリリットル缶 18スーダンポンド (約41円)
ノンアルコールビール 48スーダンポンド (約109円)