ジェベル・バルカル / ジェベル・アル・バカル Jebel (Gebel) Barkal / Jebel Al Barkal

スーダンに3つあるユネスコの世界遺産のひとつ。

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古代エジプト18王朝時代から 「聖なる山」 とされた山のふもとには、アモン Amun 神殿、ムト Mut 神殿、そしてピラミッド群がある。

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ピラミッド
メロエの北のピラミッドと同じ時代ではないかと言われている。修復はされているものの綺麗に残っている。


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アモン神殿 

紀元前13世紀ラムセス2世時代説から、紀元前7世紀タハルカ王の時代説まであり、はっきりとは解明されていない。







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羊のスフィンクス



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岩を金箔で覆った神殿だったのだとか?!

ジェベル・バルカルのコブラヘッドと言われる岩が奥に見える。







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もうひとつのムト Mut 神殿と博物館は、時間の都合上、翌朝に見学することに。


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そして、高さ約100メートルの聖なる山ジェベル・バルカルに登ることに。









上はテーブルマウンテンになっていて、そこからの眺め。ピラミッドが小さく見える。

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この辺りをナパタ地方と言うのだが、このジェベル・バルカルからは360度一望することが出来る。


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手前の建物はヌビア独特の建物様式とのこと。









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先に見たアモン神殿を上から見てみると、
柱が綺麗に並んでいたのが良くわかる。


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コブラヘッドの足元に、小さな柱のような物が見えるが、そこが翌朝行くムト神殿。
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ジェベル・バルカルからの夕陽を堪能。登りは岩がゴロゴロしている所を登って来たが、帰りは砂丘になっている所を下山。中央左手前にある白いものは、我々の車。あそこまで一機に降りる。


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夕闇せまる中、ピラミッドがなかなか綺麗だった。


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カリマ Karima の町の中心にある広場には、屋台が多数出ていて、大勢の人がそこで食事をしていた。







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近くの鶏専門のレストランで夕食を。


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鶏は炭の香りがして香ばしい。
他に、レバー、ビーンズなどを。
鶏は一羽が100スーダンポンド(約280円)
パンが一個1スーダンポンド(約2.8円)


この日教えてもらったことの備忘録 :

以前は、6・3・3制の学校教育だったが、新システムとなり、8・3制となった。義務教育は最初の5年。以前の教育制度の方が良く、今は教育の質が落ちたとのこと。

女性も働けるが、教育を受けていないと職がない。

南スーダンが分離独立してから、経済など全てにおいて悪くなっており、公務員 (警官や教師) の給与も低くなっている。

イスラムの国柄なので、一夫多妻。法律では4人まで奥さんは認められているが、田舎ではもっと多い場合も。一人の奥さんに子供が3~5人ほどいる。

アンサラ・マフディー
マフディーとは、アラビア語で 「導かれた者」 を意味する言葉で、イスラームの文脈においては救世主を意味する。かつて居た人だが、今でもその救世主がやって来ると思って待っている人も居る。ドライバーさん曰く、その考えはばかげていると。