レユニオンの山々はお昼前にはいつも雲に覆われてしまうので、この日は早起きをして、ヘリコプターで島を上空から見てみることにした。
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朝6時に St. Louis のヘリポートを出発。
レユニオンには、モーリシャスとは異なり、何社もがヘリコプターツアーをやっている。この日は、パイロットさん含め7人乗りのヘリコプターで、約45分程度 (ひとり280ユーロ) の空の旅へ。




乗る前に体重測定を行い、それぞれ何処に座るかはパイロットさんの指示となる。
我々含め3組の男女だったのだが、白人男性2人はいずれも巨漢。それぞれの夫人は、一人はこれまた大きめ、もうひとりは私と同じぐらい。そのおかげで、前列左からパイロットさん、小さめ夫人、私。後列左から、大きめ夫人、巨漢夫2人、うちの宿六。つまり、重たい男性ふたりは重心の都合で窓に直接接していない席となり、我々はいずれも右側の窓側をゲット♪ 白人はアジア人よりも大きくて損をすることもたまにはあるんだなと(笑)

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前方には、最高峰のピトン・デ・ネージュ Piton des Neige 3070メートル


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急峻な山の頂にポツンと村がある。
マファテ Mafate 村と言い、ここに辿り着くには、徒歩かヘリコプターしかなく、車用の道はない。
サラジ Salazie から徒歩で2時間~2時間半、
シラウス Cilaos から徒歩で4時間かかる。

急病人など早急な対応が必要な時の為に、民間のヘリコプター会社2社が以前は村人の救急ヘリとなっていたが、現在は救急のイエローヘリがその任務にあたっているとのこと。
人里離れた、とはまさにここの事。何故このような不便な場所に住み続けるのか?と思うのだが、やはり生まれ育った人は他には移り住みたくないのだそうで、村の人口が減っていくようなことはないのだそう。





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尾根には、薄っぺらく切り立った部分も。










ヘリコプターの角度によっては、窓に太陽の光が反射して、うまく撮れていないのだが、山々の様子が伝わればなと。

マファテ村の周りには、本当に何もないのがわかるかと。


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山を越えたら、滝の宝庫であるサラジー Salazie。山の斜面から湧き出ては綺麗な何本もの滝を作っている。














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谷の奥の奥に、滝がある。









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何本もの落差のある滝があり、滝壺も見ることが出来た。














そして今度は、この3月にも噴火をしていたピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ Piton de la Fournaise 上空へ。

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前日に、このピトン・ドゥ・ラ・フルネーズの外輪のクレーターを車で上り下りしたが、上空からも良くわかる。そして奥にはピトン・デ・ネージュがそびえている。

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2重目のクレーターの縁










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前日、車を停めたのは2番目のクレーターの縁の上(左側の白い塊がパーキングエリア)。そこから縁の上を少し右に歩いて、中腹にうっすら斜めに見える道を降りて、右下にあるレオ火山の噴火口などを見学した。
左奥には、海が見える。

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ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ Piton de la Fournaise 2632メートル
奥には、ピトン・デ・ネージュ Piton des Neige 3070メートル

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←の先が、前日に行ったレオ火山。遠近法とは言え、いかにピトン・ドゥ・ラ・フルネーズの火口が大きいかがわかる。


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空からでしかわからない他の小さな噴火口も数多く見ることが出来た。

今年の2月半ばから再び噴火し、3月10日まで溶岩が流れ出ていたのだが、どの辺りが噴火したのだろう・・・









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流れ出た溶岩の上に、長い年月を経て緑が生まれ、そこに町が出来たことがわかるかと。

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サンドニ St. Denis に戻る。
ホテルの朝食のクロワッサンも非常に美味しいと思っていたのだが、ならばとサンドニでも人気のパン屋さんに連れて行ってもらった。
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ラズベリーが練りこんであり風味豊か。





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前日は元旦だったので、街中はガラガラだったが、1月2日からは通常通りの為、渋滞が。
これは病院に向かう渋滞。





ヘリコプターには、ジンバブエとザンビアの間に位置するヴィクトリアの滝で乗ったり、(この後に行く)モーリシャスでもヘリコプターに乗ったが、レユニオンのヘリツアーは、死火山の緑豊かで急峻な山々に、滝に、そして活火山にと、盛沢山に見ることが出来て非常に良かったかと。

この後は、チェックアウトし、レユニオンを後にしてモーリシャスへと移動。その様子は<8>で。