先月、6日間計画停電 Load Shedding があったのだが、6000億ランド (約4兆8000億円) の負債を抱えて一社独占の電力会社であるエスコムを、ラマポーザ大統領が3つに分割すると発表した直後の日曜からの計画停電発生。その6日以降も、電力がさも要りそうな暑い日があっても停電はなく、政府発表への嫌がらせかと。

しかし、3月に入ってもっと酷い計画停電が3月14日~23日までの10日間行われた。
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信号も止まり、車も歩行者も要注意。これが未だお昼なら見えるのだが、夜になると、街灯も信号も止まるので非常に危険。

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夜の我が家の周囲 いつも電気が煌々とついている建物群が真っ暗。
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辛うじて電気がついているのは、家の中で懐中電灯や非常用電灯をつけている家かと。

お昼間でも、レストランなどは電気での調理が多い為、揚げ物などが出来ないお店が続出。
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外の方が明るい状態に。テーブルに非常灯を置くなど対策をしているお店も。
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モールの建物内にテーブルを出しているカフェも真っ暗。奥の自家発電機を備えたスーパーにどんどん人が吸い込まれて行く。

スーパーマーケットも対応に追われる。しかし、その様子はさまざま。
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アムシュランガの SUPER SPAR の場合

しかし、中に入ると、アイスクリームの冷凍庫や飲み物を入れている全室冷蔵庫の部屋も真っ暗。
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生肉などの棚も通電されていないようで暗く、シールドで保護されていた。

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バリートの Food Lovers の場合。店内は非常に明るいのだが、やはり冷凍庫や冷蔵庫にまでは通電されていないのか、エアコンが利いていないからか、シールドがかけられていた。

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アムシュランガの Woolworth
以前に停電中に行った時は、冷蔵庫などは通電されていたようだが、照明も真っ暗で、携帯の電灯を使わないと商品も見えないぐらい。(その様子は こちら

しかし、今回はライトはしっかり点いているにもかかわらず商品棚に商品がほとんどない!前回の停電の時に、自家発電機が壊れた為に、冷蔵の商品棚から商品を一掃したのでないのだそう。翌日にはまたもとに戻るよ、とのことだったが。。。

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勿論、商店だって灯りがなければ開けていても中は真っ暗。

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一番笑ったのはこれ。美容院のお店の中では灯りがない為、お店の外の光が当たる廊下に出て、鏡代わりにガラス窓に映る様子で髪をカットしていた。
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勿論、カットした後は、ちゃんとお掃除をしていたが。

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それにしても今回はステージ4にまで引き上げられる回数も多く、停電が頻発。電気会社のエスコムが知らせるサイトは、事前通告はないので、皆はあらかじめ教えてくれるアプリを入れてチェックしているのだが、あまりに皆がアクセス集中をするので、ダウンすることも多々。
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3月19日の新聞によれば、3日間の計画停電で、120億ランド(約922億円)の損害が出たとのこと。。。

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こんな状況も笑い飛ばすしかないのだろうか。

我が家のある建物のエレベーターにも、計画停電のゾーン別停電スケジュールが貼り出された。
我が家の位置するゾーン9のこの10日間の停電状況は:
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3月14日(木) ステージ2 15:00~16:00
3月15日(金) ステージ2 12:00~14:00
3月16日(土) ステージ4 12:00~14:00
         ステージ4 22:00~23:00 
         ステージ2に下がるも 23:00~24:00
3月17日(日) ステージ2 04:00~06:00
         ステージ4 16:00~18:00
3月18日(月) ステージ4 09:00~10:00
         ステージ4 12:00~14:00
3月19日(火) ステージ2 00:00~02:00
         ステージ2 08:00~09:00 
         ステージ4に引き上げられ 09:00~10:00
3月20日(水) ステージ4 10:00~12:00
         ステージ4 14:00~16:00
3月21日(木) ステージ2 02:00~04:00
         ステージ4 14:00~16:00
3月22日(金) ステージ2 12:00~14:00
3月23日(土) ステージ2 12:00~14:00
         ステージ2 22:00~23:00

ようやく、3月24日(日)から停電は今のところない。これから徐々に涼しくなるようだが、このまま停電がないことを祈るのみ。