ワールドカップラグビーの日本チームが南アに敗れた同日に、奇しくも「車いすラグビー ワールドチャレンジ2019」の日本 vs イギリスの3位決定戦を見ることに。
場所は千駄ヶ谷にある東京体育館。もともとは1954年に東京都体育館として建てられ、前回の東京オリンピックにも使用されたが、1990年に東京体育館として全面改築。昨年から、来年の東京オリンピックの為に改修工事が再び実施されたのだそう。
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もともと、車いすラグビーは、1977年にカナダで考案されたもので、上肢と下肢のいずれにも障害のある人が行う。てっきり上肢は問題ないのかと思っていたのでビックリ!
現在世界40か国以上でプレーされており、2000年のシドニーオリンピックから正式種目になり、日本では現在100名以上がプレーしている。この「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」は、日本が主催しており、世界上位の8ヵ国(日本、英国、フランス、ブラジル、オーストラリア、米国、カナダ、ニュージーランド)による。日本は現在世界ランク2位。
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車いすラグビーに関しては、TVニュースのスポーツコーナーで取り上げられていた時に見た程度で、ルールのことなども全く予備知識なしに行ってしまった💦 しかし、色々なルールを始めメンバーの資料などがもらえるほか、試合が始まる前にルールの説明などがビジョンに映し出される。
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選手登場。面白いのは、男女混合チームでも良いと言う性別関係なし。障害の重い人0.5点~障害の軽い人3.5点まで持ち点が設定されていて、出場4選手の持ち点合計が8点以内、つまり障害の軽い人ばかりがプレイしないようになっている。又、女性が加入することによって、8点以内となっている制限枠が0.5点加算され、枠として10点以内まで可能と言う性別による差もポイント化して出場できるようなしくみ。1ピリオド8分間で、4ピリオド。コートの広さはバスケットボールと同じ。(携帯しか持っておらず画像は良くないが💦)
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通常のラグビーはボールを前に投げることは出来ないが、車いすラグビーではOK。ボールの形も🏉ではなく、バレーボール🏐の5号球をもとに開発されたそうで球形。
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左から2人目の赤いユニフォームの若山選手が膝の上にボールを乗せて進んでいるところ。ゴールさせまいと、イギリス選手が進行方向のコースに入ってディフェンスをしに来ている。
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車椅子を使った競技で、唯一車椅子どおしを当てて(タックル)も良いルールなので、トライさせまいとガツン!と大きな音で当たる音が会場に響き、観客からは、うわー、と自然と声がもれる。
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頑張ってボールを投げたりする際にバランスを崩して倒れることも度々。その時は試合を止めて、2人がかりで車椅子を起こしてからゲームが再開。
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また、パンクも何度もおきるので、その度にサポートの人達がささっとタイヤ交換を行う。コートサイドには、変えのタイヤがたくさん置かれており、サポートの人達はパンクしたタイヤをその場で即修理。
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コートもバスケットボールと同じサイズで、応援の仕方、例えば会場に流れる音楽などもバスケットボールにそっくり。両チームを応援すると言うことで、NBAバスケットボールのように地元チームだけを声援するわけではないので、観客が「ディフェンス Defence!」と声を合わせて叫ぶことはないが。
そしてハーフタイムショーも行われる。地元のチアの女の子達が登場。
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結果は54-49で日本が英国に勝ち、3位となった。
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準決勝で、日本はオーストラリアに56-57で惜敗し、3位決定戦に臨んだ為、勝利インタビューの際には「昨日はよく泣いていましたね」と言われる選手が多数。円陣の中の黒いユニフォーム右側の白人男性が、ケビン・オアーヘッドコーチ。
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先頭のメガネの選手はチーム最年長47歳の岸選手、3番目は17歳の橋本選手。後ろから4番目はポイントゲッターの池崎選手。
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無料で配られる応援グッズや資料がなかなか豪華。
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フェイスシールまであった!
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10秒を超えてキーエリアと言われるトライライン前のエリアに攻撃側が入ることは反則となるが、オフサイドがないので、ボールを持った人の肩が強ければ敵陣のゴール前で待っている選手にボールを投げてあっけなくトライすることも出来るのは、「ラグビー」なのであれば、やや違和感があったのが正直なところ。バスケットボールでもそれは可能なので、やはりバスケットボールに近いなと。
日本チームにはいないが、イギリスチームには女性選手がいるのでプレイを見たかったが、残念ながら出場機会はなし。