大鳥神社の酉の市に行ってみた。
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神社に行く前の道には、ずっと提灯が点いていて、道沿いには屋台も並んでいる。
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酉の市とは:wikipedia からの抜粋
例年11月の酉の日に行われる祭。鷲神社、酉の寺、大鳥神社など鷲や鳥にちなむ寺社の年中行事として知られ、関東地方を中心とする祭り。「酉の市」の立つ日には、おかめや招福の縁起物を飾った「縁起熊手」を売る露店が立ち並ぶ。また、市を開催する寺社からは小さな竹熊手に稲穂や札をつけた「熊手守り」が授与され、福を「掃き込む、かきこむ」との洒落にことよせ「かっこめ」と呼ばれている。
縁起物の代表である熊手は、鷲が獲物をわしづかみすることになぞらえ、その爪を模したともいわれ、福徳をかき集める、鷲づかむという意味が込められている。
熊手を購入すると、火打石でその熊手を清めた後に「手締め」が行われる。
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周りの人も一緒になって、手締めに参加。
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熊手だけでなく、お店のお姉さんの頭飾りも盛り盛り。
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会社の人と連れ立って来ているのか、どれにする?と皆で相談している人達も。
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威勢の良い手締めがあっちのお店、こっちのお店で起こっているのだが、「ご祝儀いただきました!」との声も。ご祝儀???と思っていたのだが、熊手は熊手商と買った(勝った)、まけた(負けた)と気っ風の良いやり取りを楽しんで買うものとされ、商談が成立すると威勢よく手締めが打たれ、商品額をまけさせて、その差し引いた分を店側に「ご祝儀」として渡すのだそう。なるほど!

熊手は似てはいても、各お店によって個性があるのが面白い。
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昨年分の熊手を返納する場所もちゃんとある。
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そして、熊手のみならず、初めて見た「切り山椒」なるお菓子が屋台で売っていた。お餅にほんのり山椒の香りが付いている。
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切り山椒とは: wikipedia より抜粋
上新粉に砂糖と山椒を炒った粉をまぜて(または、その粉をぬるま湯にしみ出させたものをまぜて)練った生地を蒸し、臼で搗いたのち、算木形ないし拍子木形(細長い直方体)に切りそろえて作る。色は紅白に染めたものが多いが、碾茶や黒糖などを使い五色にしたものもある。
江戸時代からある菓子で、茶人の小堀遠州が好んだと伝えられる。古くは山椒餅とも呼ばれた。算木形になったのは江戸後期からと言われている。また、酉の市で売られる縁起物でもある。
俳諧では新年の季語としても扱われる。
酉の市なるお祭に行ったのも初めてならば、切り山椒なるお菓子も初めて食べた。郷土の縁起が良いお餅と言えば、尾張地方にある「おこしもん」を思い出した(その様子は こちら)。そして今回は、江戸文化のお餅を知ることになった。

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